男子中学生に裸の写真を送らせたうえ、現金を渡す約束をしてわいせつな行為をしたとして、神奈川県警幸署は3日、児童買春・ポルノ禁止法違反(製造、買春)の疑いで、東京都大田区多摩川の会社員、前原由拓容疑者(23)を逮捕した。

 「お金は渡していない」と供述している。

 逮捕容疑は昨年4月30日午後3時20分ごろ、川崎市川崎区に住む当時12歳で中学1年だった男子生徒(13)にスマートフォンで全裸の画像を撮影させ、メッセージアプリを通じて送信させた。また、同4時10分ごろから5時ごろまでの間、同区内の商業施設のトイレで、同じ男子生徒に現金を渡す約束をして、下半身を触るなどのわいせつな行為をしたとしている。

 同署によると、サイバーパトロールで事件が発覚。2人はインターネット上の掲示板で知り合い、メッセージアプリで連絡を取るようになったという。同署は前原容疑者のスマホなどを押収しており、余罪についても捜査を進めている。