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2012年03月24日

大東医学技術専門学校、56年の歴史に幕

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 大東医学技術専門学校柔道整復科第54回生の卒業式が3月17日に行われた。2010年4月入学生以降の募集を停止していたため、在籍するすべての生徒が卒業したことになる。これによりこの3月をもって、56年の歴史に幕を下ろすことになった。
 卒業式後に、市川護大東文化学園理事長は「閉校することは誠に残念であり、関係各位のご心痛を察するとき、まさに断腸の思いであります。規制緩和の波が柔整の学問の場にも押し寄せ、この10年ほどの間に10倍近い学校定員の増加が見られ、年々学校間の学生獲得競争が激化していることはすでにご高承のことと存じます。無策のままこの荒波を超えていくことは困難であると判断し、5年ほど前より4年制大学化をはじめ諸々検討してきましたが、いずれの案も困難であるとの判断により閉校することを2011年5月の理事会で決議しました。慎重な審議を継続してきたため、関係者の皆さまには長きにわたりご心労をおかけしたことに加え、多くの卒業生、教職員の皆さまの古里でもある大東医学技術専門学校を閉校させるに至りましたことを大変申し訳なく思います。56年の長きにわたって社会に果たしてきた役割と貢献は、大東文化学園史の中でこれからもさん然と輝き続けることを確信しております」と経緯を説明した。
 西山安吉校長は「大東医学技術専門学校関係各位の皆様には何はさておき4年制大学化は実施しないこと、また専門学校としても閉校することになり、校長として心よりお詫び申し上げます。私は1987年より20年間本校の非常勤講師を務めさせていただいた後、2007年専任の科長として就任し、2008年より第13代目の校長として4年間務めさせていただきました。その間志願者募集に教職員全員で高校訪問、学校説明会などを行いました。関係各位の皆様には大変ご協力をいただいたことに心より感謝申し上げます。また大東文化学園の理事会においても、本校の方向性に関して5年ほど前から真剣に検討を重ねていただきましたことに心よりお礼申し上げます。大東医学技術専門学校は閉校いたしますが、本校で学び育った知識・技術・心は永遠に不滅です」と後日談話を発表した。
 同校同窓会ではホームページを立ち上げ、今後も交流の場をもてるよう計画を進めている。

 大東医学技術専門学校は、柔道整復科と臨床検査科をあわせて持つ医療専門課程としてそれぞれの分野において優秀な卒業生を数多く送り出してきたところであり、健康増進と維持に貢献しその長い歴史を刻んできた。
 1956年に2年制の柔道整復師養成課程として開設され、1961年には2年制の衛生検査科を増設した大東柔道整復専門学校を前身とする。1967年に校名を現在の大東医学技術専門学校に名称変更した。1971年衛生検査科を3年制の臨床検査科とし、1985年に柔道整復科を3年制に移行した。その後、臨床検査科は閉科・発展的に改組し、大東文化大学に「スポーツ・健康科学部健康科学科」を設置。臨床検査技師国家試験の受験資格に必要な教育を行っている。
 大東文化大学を始めとして、大東文化大学第一高等学校、大東文化大学附属青桐幼稚園および大東医学技術専門学校を擁する大東文化学園の一翼を担いながら、今日まで発展してきた。

卒業生の皆様へ

卒業証明書、成績証明書等の証明書発行は、下記のように取り扱いいたします。

2012年3月30日まで

  大東医学技術専門学校校舎内の事務室において、発行します。
  TEL.03-5399-7853  E-mail:isen-j@ic.daito.ac.jp
  月~金:14:00~21:30 (3月31日は都合により閉室です)

2012年4月2日以降

  大東文化学園総務課において、発行業務を引き継いでおります。
  ご入用の方は総務課(東京都板橋区高島平1-9-1)までご連絡ください。
  TEL.03-5399-7309  E-mail:isen-j@ic.daito.ac.jp
  月~金:9:00~17:00 / 土曜日:9:00~12:00