頭痛とは??
頭痛といってもたくさんあります。
そして、あなたが困っている頭痛は治るものかもしれません。
頭痛においては現代の医学においてもわかっていないこともあります。ですがわかっていることもたくさんあり、頭痛は一時性と二次性の二つに分けることが出来ます。そしてそこから更に細かく分けることが出来ます。
一時性頭痛
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
- 群発性頭痛
二次性頭痛
- 頭部外傷
- 頭頸部血管障害による頭痛(脳出血、くも膜下出血、髄膜炎等々)
- 非血管性頭蓋内疾患による頭痛(脳腫瘍、サルコイドーシス等々)
- 二日酔いやアイス食べてキーンの頭痛
- その他いろいろ
二次性頭痛は私たちに手に負えないものです。怪我や病気等々。なので頭痛の危険な兆候だけお伝えしておきます。こんな頭痛は要注意です。
ちなみに危険な二次性頭痛を疑う兆候としてはSNOOPというものが提唱されています。
今まで感じた事がない頭痛とともに発熱、倦怠、筋肉の痛み、手足が片側だけしびれるなどを感じたら迷わず人に助けを求めたり、病院、救急ということです。特に40代以降、30代も要注意です。
ということで、ここから治療で改善が見込める頭痛についてお話していきます。
治療によって改善が見込めるものは一時性頭痛の緊張型頭痛です。そしてほとんどの方が緊張型頭痛です。片頭痛と思っていても緊張型頭痛であることが多いです。また片頭痛でも治療をすることで改善を見込める可能性があります。
ちなみに片頭痛(偏頭痛)と群発性頭痛については⇩
片頭痛は
発生機序が解明されてない部分が多いです。起床後、太陽光を感じた時、緊張が解けほっとした時、休日などにも起こりやすく、時と場所を選ばない感じがあります。
片頭痛の痛み方は血管による拍動性の痛み(ズッキンズッキン感)で、若い女性・家族性が多いです。片頭痛の前は食欲が旺盛、甘いものが食べたい、眠気を感じるなどあるようですが必ずとは言えないようで、悪心嘔吐・羞明・めまい・食欲不振・多幸感等と一緒に発症することもあるそうです。
前兆を伴うタイプもあり、視覚暗点・閃輝暗点(ギラギラ輝く歯車のようなものが見える)・一過性半盲(視界の一部が一時的に欠けて見えなくなる)・片麻痺・片側性感覚障害(痛みと半盲の出ている側の手の痺れ)・言語障害(舌のもつれ)などが前兆としてみられることもあるそうです。
睡眠を取ることで改善することが多いみたいですが、起床で始まることも多くただし、睡眠中に呼吸が無意識のうちに止まってしまうという「睡眠時無呼吸症候群」が原因となっていることもあり、口呼吸する習慣のある人・肥満気味の人は要注意です。
群発性頭痛は
群発性頭痛も未だ明らかにされていない点が多いが、群発頭痛の最大の特徴は1年から3 – 4年に数回程度、1か月から3か月に渡る「群発期」に毎日のように決まった時間に発症する場合が多い。(近年は薬の副作用なのか、時間だけがずれて群発発作が起きる人が多い)
群発地震のようにある時期に固まって起きることから、群発頭痛と言われている。日本では、偏頭痛や三叉神経痛と間違われる場合が多いです。 人により発作が来る時間は様々だが、睡眠中に発作が来ると激痛で目が覚め、 これにより睡眠に恐怖を感じるケースも多く、痛みは数ある頭痛の中でも群を抜き、「スプーンで目玉をエグられる程」と例えられ、目の裏側が痛いといわれる事が多いです。
あまりの痛さに「自殺頭痛」とまで呼ばれ、目の後ろを通っている血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥の痛みを自覚するようです。
治療によって改善が見込める緊張型頭痛とは…
発症する原因としては、精神的ストレス・身体的ストレスや肉の緊張などが複雑に絡み合っています。
身体的ストレス
原因は不良姿勢・合わない枕・目の酷使・猫背・ストレートネックなどです。長時間同じ姿勢で目や肩などにストレスが集中してかかると周囲の筋肉がこわばって血行が悪くなります。(肩こり・眼精疲労・猫背)
更に疲労物質などがたまり、周囲の神経を刺激し、頭痛を招くと考えられています。パソコン・長時間テレビ画面・モニタなどに向かって作業に従事する人などによく見られます。
精神的ストレス
原因は心配事・不安・悩みを抱えることです。これにより自律神経が乱れてしまうと、筋肉が緊張していなくても頭痛を訴えることがあると考えられています。このことは人間個人の性格にも左右されます。
几帳面で律儀な人・生真面目な人ほどこの症状が現れやすいとも言われていて、いずれも筋肉量が少ない女性に多く数日間に断続し、緩徐に進行します。
典型的には、頭をとりまくハチマキ状や側頭部が痛む多いです。ストレスやうつによって起こり、主に頚部・側頭部の異常な筋収縮が原因となります。
緊張性頭痛の頭痛持ちの方は改善が可能です。
緊張性頭痛は精神的・肉体的ストレスが原因で起こります。また片頭痛だと思っていたが、緊張型頭痛だったという方はたくさんいらっしゃいます。これらは治療をすることで改善が可能です。
精神的ストレスが原因の場合は自律神経の乱れ等を鍼・マッサージ治療いたします。また、肉体的ストレスが原因の場合は肩・背中・首の筋緊張を減らす事で改善していきます。
そして、不良姿勢を改善させて肩・背中・首の筋緊張が限りなく、少なくなるようにしてあげることで頭痛が出ないようにする事が可能です。