瀧被告保釈の日に…　撮り直し映画「居眠り磐音」は上映間に合わずトークイベントに

　俳優の松坂桃李（３０）が４日、東京・有楽町朝日ホールで映画「居眠り磐音」（本木克英監督　５月１７日公開）のプレミアイベントに出席。時代劇初主演作にかけた思いを「極上のエンターテインメント時代劇です」と力強く語った。

　出演していたピエール瀧被告（５１）の逮捕を受け、当初予定されていた完成披露上映は中止。この日は松坂や木村文乃（３１）ら豪華キャストによるトークイベントに変更されたほか、約１０分間の特別映像を上映した。

　開演前には瀧被告の代役を奥田瑛二（６９）が務め、撮り直し準備中であることが館内放送された。

　原作者の佐伯泰英さん（７７）も登壇。「あの日以来、スタッフキャストは本来必要のなかった膨大な作業に追われている」と、瀧被告の名前こそ出さなかったものの大損害を受けた関係者の思いを代弁。「一出演者と作品とは別という意見が取り沙汰されているが…」と前置きした上で、「わたしは製作委員会の今回の勇気ある差し替えの再撮影決定、再挑戦を全面的に支持するものです」と言及。松坂も「原作者のお言葉に、あらためて勇気がわき上がってきた」と感無量だった。