【芸能・社会】キンプリ・高橋海人が少女漫画家デビュー2019年4月5日 紙面から
アイドルグループ「King & Prince」の高橋海人(20)が、少女漫画雑誌「ベツコミ」の5月号(12日発売)で漫画家デビューすることになり、4日に発行元の小学館(東京都千代田区)で取材に応じた。デビュー作のタイトルは「僕のスーパーラブストーリー!!~王子と男子は紙一重!?~」。連載企画で1年間経験を積み、14ページの読み切りを完成させた。同誌の8月号(7月13日)からはジャニーズを題材にした自叙伝的漫画の連載もスタートする。 ◆姉の影響で… 少女漫画が好きにジャニーズから初の漫画家が誕生した。2歳年上の姉の影響で高橋は小学生のときから少女漫画が好きになり、部屋の本棚にもぎっしり。2013年にジャニーズ事務所に入り、趣味で描いたイラストをアイドル誌などで紹介したりしていたが、15年に少女漫画を描いてみたいと思うようになった。 その夢をかなえるべく、小学館が全面バックアップ。「アイドル、ときどき少女まんが家。」と題した連載が昨年5月号からスタートした。手始めとして筋立てを考案。その物語はこうだ。恋愛経験のない主人公の高校1年生・阿部瑞稀が学校のマドンナ・及川ちひろに一目ぼれする。少女漫画を教科書に、いきなり“壁ドン”して玉砕したが、翌日まさかの展開が訪れる。 次の手順として、「藤原くんはだいたい正しい」で知られるヒナチなおさんらプロの人気漫画家からイラストの描き方を学んでいった。「主人公の顔は、たまたま目の前の雑誌に写ってた(キンプリの)平野紫耀をモデルにしていたんですが、クセで(イラストの)髪の毛を遊ばせてしまい、だんだん自分になってきました。告白の相談をする友人も登場するんですが、その友人は岸(優太)くんをモデルにしました」 1年をかけて、ついにデビュー作が完成。ヒナチさんからは「最初にこんなに描ける人はいないよ」とお褒めの言葉をもらった。高橋は「作品として残って読者に届けることが初めてなので、まだ夢見心地です」と喜びを語った。 小学館のスタッフからは「先生」と呼ばれるようになり「荷が重い。本当にやめてほしい」と苦笑したが、ジャニーズアイドルとしての日常を自伝的に描く新たな連載が8月号からスタートすることが決定した。 「せっかく作るなら漫画描いて、アニメ化して映画化できれば。アニメなら声は自分、映画だったら主人公は自分で演じられますから」。マイクとペンの“二刀流”で高橋はさらなる進化を遂げていく。
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