提督の憂鬱   作:sognathus
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龍驤を無理やり改二にしました!
お蔭でバケツと弾薬がヤバイです!
相乗効果で金剛の結婚ゲージも後2万程!

後悔はしてるけど、してないです!


第54話 「的中」

龍驤「ふっ......分かってたんやで? 予測はできてたんやで......?」

 

一人寂しく港のビットに座っていた龍驤は誰にともなくそんな事を呟いていた。

提督が彼女を見掛けたのはそんな時だった。

 

提督(あいつ、何をしてるんだ? 落ち込んでいるように見えるが......。最近あいつは上位改造を受けて実力、練度ともに軽空母の中では千歳姉妹を抜いてトップになったはずだ。だったら何故落ち込んでいる?)

 

提督「龍驤」

 

龍驤「なんや大佐か。見てわかると思うけど、うち今ごっつ落ち込んでるんや。そっとしておいてくれへんかな」

 

提督「邪魔をするつもりはない。ただ、気になってな。よかったら相談に乗るぞ?」

 

龍驤「......膝」

 

提督「ん?」

 

龍驤「大佐の膝に乗せてくれる?」

 

提督「ああ、構わない」(何故、膝......)

 

龍驤「ありがとう。んしょ......っと」

 

提督(軽いな......)

 

龍驤「大佐、今うちを乗せて軽いなとか思わんかった?」

 

提督「よく分かったな」

 

龍驤「そりゃ、うちみたいなちんちくりんなのが重かったりしたらもうホンマ叶わへんで......」

 

提督(更に落ち込んだ? 何故だ?)

 

提督「なあ」

 

龍驤「んー?」

 

提督「一体どうしたんだ?」

 

龍驤「......頭撫でて」

 

提督「ああ、いいぞ」ナデ

 

龍驤「ん......おおきに」

 

龍驤「......うち改二になったやろ?」

 

提督「ああ」

 

龍驤「強くなったやろ?」

 

提督「そうだな」

 

龍驤「でも、実は強くなってなかったんや」

 

提督「なに?」

 

龍驤「や、実力は上がってるで? でも、でもな......」

 

龍驤「分かってはいたんや。予測は何となくできていたんや。でも、でもな......ちょっとくらい夢みさせてくれてもええやん?」

 

龍驤「金剛達の前ではあんな啖呵切って見せたけど、内心はちょこっとだけ期待してたんや。やっぱ間違いやったわぁ......」

 

提督「さっきから一体何の話をしてるんだ?」

 

龍驤「大佐はさ、子供って好き?」

 

提督「ん? まあ、元気に遊ぶ子供は嫌いではない」

 

龍驤「ん......それって見てて元気になるぅとか、愛嬌があるぅって類の『好き』やろ?」

 

提督「ああ」

 

龍驤「ちゃうねん。うちが求めてたのはそんなんちゃうねん」

 

提督「......」

 

龍驤「大佐、ちょっと手貸してくれへん? ん、ちゃう。両方とも」

 

提督「こうか?」

 

龍驤「そ。ちょっと黙っといてな。っしょっと」フニ

 

龍驤は提督の両腕を取ると、なんと自分の胸に手を当てさせた。

 

提督「おい」

 

龍驤「黙って!」

 

提督「......」

 

龍驤「大佐、どう?」

 

提督「何が?」

 

龍驤「何か感じる?」

 

提督「お前の鼓動しか感じない」

 

龍驤「ホンマ? ホンマにそれしか感じひん?」

 

提督「......少し柔らかいな」

 

龍驤「良かったぁ......。それで何も感じんとか言われたらもううち、どうなってたか分からんかったわ」

 

提督「お前、体型の事を気にしていたのか?」

 

龍驤「せや。うち一応空母やけど見た目が駆逐艦と変わらんくらいちんちくりんやん?」

 

提督「......子供っぽくはあるか」

 

龍驤「ふふ、ハッキリ言わんのは優しさなん? ま、嬉しいけど」

 

提督「改造に期待していたのか」

 

龍驤「ちょっちな。ま、結局叶わへんかったけど」

 

提督「......」

 

龍驤「大佐」

 

提督「うん?」

 

龍驤「大佐はうちみたいな背も胸も小さくて、股もツルツルな子供となんも見た目が変わらんちんちくりんは嫌?」

 

提督「嫌ではない」

 

龍驤「ほんなら好き? 好いてくれる?」

 

提督「さっきの子供が好きかという質問はこの事か」

 

龍驤「せや。こんなうちでも大佐が好いてくれるんか知りたかったんや」

 

提督「そうか」

 

龍驤「で、どう?」

 

提督「見た目は幼いかもしれないが、お前はお前だ。そんな事で俺は区別したりしない」

 

龍驤「ほんなら......!」

 

提督「......俺は既に何人もの娘から恋人になる願いを受け入れている色情狂いの最低の男だぞ?」

 

龍驤「そんなことない! 大佐は今でも大佐のままや! 真面目で優しいままやないか!」

 

提督「龍驤......」

 

龍驤「お願いや。何番目でもええ。せやからうちもその中の一人したって......後生や」

 

提督「......分かった」

 

龍驤「っ、ホンマ!?」

 

提督「そこで嘘を言うような人間だと思うか?」

 

龍驤「んーん!」ブンブン

 

龍驤「大佐......ホンマ、ホンマにありがとな! うちめっちゃ嬉しい!」

 

提督「それは良かった。......ところで」

 

龍驤「んー? なにぃ? うち、今幸せを噛み締めてるところなんや。ちょっと浸らせてといてぇな♪」スリスリ

 

提督「俺はいつまでお前の胸を包んでたらいいんだ?」

 

龍驤「なんやそんな事かいな。んー......そうやな。揉むと大きなるっちゅうからもうちょっと、悪いけどこのままでいてくれへん?」

 

提督「俺は、ただ手を当てているだけなんだがな。ま、頼まれてもこんな所では揉んだりはしないが」

 

龍驤「それでええよ。落ち着いて考えてみたらものごっつ恥ずかしいけど、これもこれで恋人同士でないとせんことやん?」

 

龍驤「今は、どんな形でもその気分に浸らせといてぇな」

 

提督「人の気配がしたら離すからな」

 

龍驤「ん♪ それでええよ。......えへへ、もしかしたらこの幸せのお蔭でちょっとくらい胸大きくなったりするかしれへんしな」

 

提督「......どうだろうな。俺は今、自分の倫理感を屁理屈で正当化するので精一杯だ」

 

龍驤「そ、その精一杯......その内本当にうちにも頂戴......な」カァ

 

龍驤「精一杯なだけに......///」ゴショ

 

提督「......いつか、な」




実際に書くことになったら活動報告でもしますが、R-18(性的描写)その内確実に入ります。
そういうのが苦手な方、筆者の醜悪な文に耐えられない方は今のうちにご判断をお願いします。

筆者的に書けるだけで大満足なので、どうぞご遠慮なくご判断下さい。
......これで絵まで出来たらいいのですが、そこは何とかギリギリ許可してもらえる範囲を模索してみようと考えてます。


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