“六人六色”の個性的なステージが楽しめた「アイドルマスター ミリオンライブ！」LTH05＆06発売記念イベントをレポート

本イベントは、11月26日に発売された「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 05／リコッタ」「THE IDOLM@STER LIVE THE@TER HARMONY 06／灼熱少女(バーニングガール)」の購入者を対象に、抽選で選ばれた各回400名、計800名を招待して行われたもの。

今回の出演者は、リコッタより村川梨衣さん(松田亜利沙役)、渡部恵子さん(周防桃子役)、渡部優衣さん(横山奈緒役)、灼熱少女(バーニングガール)より上田麗奈さん(高坂海美役)、桐谷蝶々さん(宮尾美也役)、藤井ゆきよさん(所恵美役)の6人。これまで「ミリオンライブ！」のイベントで進行役を務めてきた“ぴょんころもち”がいないという状況下で行われた本イベント、その昼の部の模様をお届けしよう。

トークパートでは渡部(優)さん、藤井さんが場を仕切って進行したが、オープニングからフリーダムさを発揮したのが村川さん。自己紹介だけで場を笑いに包むあたり、さすがと言うべきか。

村川さん、上田さんを除く4人の身長が高いという話題などで盛り上がった後、渡辺(恵)さんと、今回がCD発売イベント初参加となる桐谷さんが実は声優のお仕事をする前に一度会っていたというエピソードが飛び出し、会場からは驚きの声が。

そんなオープニングトークを経て行われたのは、過去2回と同様、キーワードボックスから選ばれたお題に対する答えを揃える「ハーモニーシアター」のコーナー。ユニットに分かれて、2人揃ったら10シアターポイント、3人揃ったら20シアターポイント、そして合計のポイント数が多かった方にプレゼントが贈られるという対決形式で行われた。

第1問は、ゲーム内で配信された「リコッタ」のストーリーにちなんだ、「相手のユニットの中で教えるのが上手そうな人は？」というもの。リコッタ側は種田梨沙さん、灼熱少女側は中村繪里子さんと、各ユニット全員が回答を揃え、ともに20ポイントを獲得した。

続くお題は、「自分たちのユニットが成長するために必要なことは？」という奇しくもLTH03＆04発売記念イベントの昼の部と同じものに。リコッタ側が“家族(村川さん)”、“色気(渡部(恵)さん)”、“リコッタの5人(渡部(優)さん)”と回答を揃えられない中、“頭脳(藤井さん)”と“頭のよさ(上田)”で合わせた灼熱少女がポイントを獲得。見事勝利を飾り、ご褒美のマドレーヌをゲットした。

そしてここからは、いよいよライブコーナーへと突入。トップバッターを切ったのは、本人曰く“スペース感”あふれる曲になっているという「Up!10sion♪Pleeeeeeeeese!」を披露した村川さん。タイトル通りハイテンションな歌唱と振り付けに、コール＆レスポンスを交えて会場を一気に盛り上げた。

次に登場した上田さんが歌ったのは、早いテンポ感で疾走感のある「恋愛ロードランナー」。本人が歌い終わった後に「みんなで楽しくなれればいいかな」という気持ちだったと話したその言葉通り、ところどころで元気いっぱいに動きまわるその姿と、会場に向けて指を指すフリ、そして終盤で声を張り上げて言う「大好き―！」が印象的だった。

続いては、渡部(恵)さんが「MY STYLE! OUR STYLE!」を披露。真摯に、一生懸命に歌う姿はもちろんだったが、歌い終わった後に、これまでのゲーム内イベントなどを通して成長した恵子だからこそ、今回のような歌を歌えたのだということを力強く語る姿が目を引いた。

今回がアイマスとしての初ステージとなった桐谷さんは、魅惑的な楽曲「初恋バタフライ」を可愛らしい声色で披露。蝶のように手をヒラヒラさせる仕草と、カルメンの踊りのよう手を合わせるしぐさが印象に残るステージを見せてくれたが、歌い終わった後には緊張が解けたのか感極まる場面も。自信の名前である“蝶々”とリンクした曲ということもあり、思い入れもひとしおだったようだ。

次に、イベントの進行役として活躍した渡部(優)さんによる「Super Lover」が披露された。LTPでの「ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン」とは一転、狼男をイメージした曲になっているということもあり、渡部(優)さん自身の振り付けも、これまでの元気いっぱいな感じではなく、ビシビシとフリが決まる野性味あるカッコよさが表現されていた。

そしてトリを務めた藤井さんが披露したのは、恵美の新たな一面が見えたという「フローズン・ワード」。レポート云々以前に、曲が始まった瞬間に筆者は鳥肌モノだったのだが、本人自身も気持ちを込めると泣きそうになってしまうと話した通り、その言葉に込められた想いの強さが印象的な、ステージ映えのする曲となっていた。

LTPを経て成長したキャストたちの新たなチャレンジが見えるのがLTHイベントを通して筆者が感じていることだが、今回は特に出演者それぞれがバラエティに富んだステージを見せてくれた点が印象的だった。そして最後は「Welcome!!」に戻ってくるこの安心感、次の機会もぜひ足を運びたいと思わせてくれた。