最初から無理があったのかもしれない。
私は諦めた、説得を。もう口もききたくない。
そう。
姉と浜田さんの直接対決があった。
姉は少し折れてくれて謝ったのだけど、浜田さんは旅行に行かない、キャンセル料はあなたが払えの一点張りだった。
払わないのは、口先だけの謝罪で誠意がないようなことを言っていた。ヤクザみたいだなあと思ってしまった。
私はとてもガッカリした。
思いのほか、浜田さんの旅行に行かない意思は固いようなので、私は諦めた。
思えば、過去にGWの旅行中と旅行後にフラれたことが3回ほどあるのだが、長期休みに家族旅行を選ぶことで男性側になにか思うことがあるのだろうか。
最初のうちは、今回の旅行に浜田さんが行きたいと言ってきたことが私はとても嬉しかったのだ。少し無理をしても通そうと思ったが、無理すぎたようだ。
とどのつまり、お金で揉めた。
こういうのはどうしようもない。
浜田さんは、キャンセル料は姉が払わないと許さない、アイコが払うのも絶対許さない、というけれど、
もう仲直りすることもないんだろうから、許す許さないなんてもはやどうでもよいことだろうな。
一緒に旅行行くもこの先ないだろうし。
許さなくてもいいんじゃないでしょうか。あの姉が私のために折れてくれたことの方が嬉しかった。
夜中に書いた文章は感情的になってよくないというけれど、目が冴えて眠れないし、書かずにはいられない。
この先、うまくやっていける自信がない。楽しかった日々が走馬灯のようである。
溜息しかでない。