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魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
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202/202

201.客間作りと冬のコート

「部屋から出すのはこれで全部だな」


 マルチェラが一人がけのソファーを軽々と持ち上げ、ドアを通り過ぎる。


 緑の塔の四階、父の寝室だった部屋はきれいにカラになった。

 ダリヤはそれを眺めつつ、さみしさ半分、気合い半分で仕上げの掃除をする。


 マルチェラを通して運送ギルドに依頼し、父の部屋の不要品はすべて運んでもらった。

 もう一室の書斎はすでに片付けていたので、まだ使える家具、書類や本はそちらへ移した。

 この国では、亡くなった者の寝具は使わない。ベッドもかなり傷んでいたので、不要品に回した。


 空いた部屋は、客間にすることに決めた。

 いつか自分の弟子の部屋になるかもしれないと、ダリヤはひそかに思っている。


「ダリヤ、カーテン、この若草色でよかった?」


 カーテンを付け替えてくれたルチアが振り返る。


「ええ、ありがとう。とてもいい色だわ」


 今回、手伝いをしてくれているのは、マルチェラとルチアである。

 妊婦のイルマからも手伝うと言われたが、謹んで辞退した。マルチェラも全力で止めた。

 元気だから大人しくしている方が辛いというイルマだが、階段の多い塔で荷物運びなどさせられない。

 子供が少し大きくなったら、泊まりにきてもらう約束で落ち着いた。


 今までイルマが泊まりに来るときは、ダリヤの部屋で一緒に眠っていた。

 だが、今度はおそらく子連れ、しかも双子の赤ん坊である。

 転がっても、はいはいをしても安全なように、部屋全体にラグを敷き、足付きベッドではなく、床に直置きできる厚めのマットベッドを選んだ。使わないときは畳んでおけるので便利だ。


 マルチェラとイルマが一緒に泊まれるよう、毛布と冬掛けも二つ、すべて大きめサイズで揃えた。


 カーテンと寝具については、ルチアに頼んだ。

 服飾ギルドは布を扱うことが多いので、寝具の店にも詳しくなったという。必要なものと予算を伝えたところ、翌日にはデザインや色の提案を受けた。


 ルチアは、服だけではなくインテリアのセンスもいい。

 若草色のカーテンに、一段アイボリーとグリーンの寝具、枕にもなるクッションは、明度違いのグリーンでまとめられている。

 すべてを並べると、とても気持ちよさそうな部屋に仕上がった。


「リラックスできる部屋っていうから、薄緑を基本にしてみたんだけど、ちょっと春っぽかったかな……」


 部屋を見渡し、ルチアが首を傾けている。これほど素敵なのに満足な出来ではないらしい。


「旅先の宿みたいで、なかなかいいと思うぜ」

「ええ。私が部屋からこっちにきてもいいぐらい素敵よ」


 マルチェラとダリヤの言葉に、ルチアはようやく笑った。



 その後、三人は馬車で中央区へ移動した。

 午後、マルチェラはイルマを連れ、神殿へ妊娠の経過確認に行く予定だ。

 イルマの魔力障害は腕輪で止まっているが、定期的に神官の確認を受けている。

 グイードが手配してくれたとのことで、マルチェラは本当にありがたいと口にしていた。


 グイードは、マルチェラを評価し、応援してくれているらしい。

 先日見せてもらったブラックワイバーンの手袋には、強い魔法を付与された金属がつけられていた。手袋の革自体にも防御向けらしい魔法が二つ以上は仕込まれており、複合付与の見本のような魔導具だった。

 手袋を入れる魔封箱には、清掃用として純白の浄化魔石まで入っていた。

 つい、手袋を分解して細部まで調べてみたいと思ったのは内緒である。


 ダリヤとルチアは、午後から中央区の洋服店へ行く予定だ。ルチアのたっての希望である。

 本日の手伝いの対価が自分の着せ替えというのもどうなのかと思うが、楽しげな友に負けた。


 マルチェラには護衛の心配をされた。だが、イルマを一人で神殿に行かせたくなどない。

 今日は洋服店と菓子屋併設の喫茶店に行く予定だ。

 中央区の商店街は、衛兵も巡回している上に、店の護衛もついているから安全である――そう説明をしていると、ルチアがあっさり『自分にも護衛がついているから』と帰らせた。


 ルチアの護衛は、微風布アウラテーロの開発以降、安全のためにフォルトがつけたそうだ。一定の距離をおいて護衛をしてくれているという。

 つい後ろを振り返ってしまったが、人の多い通りで、誰がそうなのかは判断がつかなかった。


「ダリヤ、何驚いてるのよ?」

「なんだか、ルチアも私も護衛がつくって、不思議だわ」

「何言ってるの? 五本指靴下と靴の中敷き、それに微風布アウラテーロ。全部合わせたら結構な収益じゃない。お金のあるところにはいろいろ余計なのも集まってくるもの。気にしてたら新しいことなんてできないわよ」

「……そうね」


 ダリヤには以前からは考えられないことで、いまだ慣れない。

 だが、ルチアはきちんと立場を認識していた。自分も見習わなくてはいけないだろう。


「提携希望に借金の申し込み、養子縁組みにお見合い。この前まで、父さんが目を回してたわ。フォルト様が片っ端から釘をさしてくれたから静かになったけど」

「大変だったのね……」

「ダリヤもでしょ? あたし達の年だとお見合いが一番多いかも。でも、条件のいいお見合いだなんて言われるけど、ガラじゃないし。仕事はずっとしてたいし、自分の工房と店も持ちたいし。結婚するなら家のことを半分やってくれる人がいいなぁ……」

「お見合いより、そういう人を探す方がいいかもしれないわね」


 オルディネ王国の王都では、夫婦共働きも多い。

 それでも結婚したら、パートナーには一日家にいてほしいという者もある程度はいる。

 仕事を続けるか、家事分担はどうするかなどは、前世と同じく夫婦の悩みの種らしい。


「女は一歩下がってついてくるようなのがいいって言う人、意外と多いわよね。あたしは、結婚するなら、男も女も年齢も関係なくていいから、お互いを想い合える人がいいなぁ。いろんな話をして、一緒にいるのが楽しい人と暮らせたら素敵よね! あれ、でもこれだと結婚じゃなくて、同居でもいいのかも……」


 ルチアの言葉に、ふと、ヴォルフが浮かんだ。

 一緒に住めて、時間を気にせず話せたら楽しいかもしれない――一瞬そう考え、すぐ打ち消す。

 それが無理なのはよくわかっている。

 お互いに庶民で同性であれば考えられたかもしれないが。


「あと、一番はあたしと同じくらいお洋服が大好きで、男装・女装をしてくれるような人がいい!」


 ルチアの理想の人に関しては、一気にハードルがはね上がった。




「ダリヤ、それは地味すぎるわ」


 明るい店内で深い茶色のコートを手に取ると、ルチアに渋い顔で指摘された。


 洋服店はすでに三店目。前の二店でかなりの冬物を試着した。

 その上で、ダリヤが気に入って、かつルチアが合格としたものを数着購入している。

 荷物になるので、緑の塔へ明日届けてもらう予定だ。


 最後に選ぼうとしたのが冬のコートで、外套の取り扱いの多く、気になる店があるとルチアに連れてこられたところだった。


「汚れの目立たない、いい色だと思うだけど」

「商会長が汚れが目立つかどうかでコートを選んでどうするのよ? 生地も厚すぎない? スタイルが悪く見えるし、馬車で乗り降りするとき邪魔になるわよ?」


 言われてみればそうである。今後はおそらく馬車での移動の方が多い。

 昨年のように距離を歩くことはないだろう。


「ダリヤなら、こっちのアイボリーのコートも似合うと思うわ」

「汚れが目立ちそうよね」

「じゃあ、こっちの後ろにプリーツが入ったコートは? 背が高いから合うと思うわ」

「目立つのは落ち着かないから……」


 流行のコートを勧められたが、個性的で目立ちそうなデザインだ。

 自分にはちょっと似合うとは思えなかった。


「ねえ、ダリヤ。まだ引きずってるの? トビアスさん、それとも、卒業式の馬鹿?」

「……どちらも引きずってないわよ」


 答えながら、苦笑いが止めきれなかった。


 思い出したのは、初等学院の卒業式だ。

 卒業式は年に一度、冬祭りの前に行われる。

 前世と違い、学院は半年に一度の試験で入れ、入学する年齢には幅がある。


 初等学院の卒業年齢は、十二才から十五才くらいが多い。恋愛が気にかかり始める年代だ。

 しかも、高等学院で一緒になるわけではない。騎士科や魔導師科はそれぞれ別だし、就職する者の方が多い。

 卒業式後が告白の場になるのは当然かもしれなかった。


 初等卒業式が終わった学校前、周囲が花束を手にしてざわめく中、ダリヤはルチアと話していた。

 卒業式後、イルマのところでお祝いのケーキを食べる予定だった。確か、その話をしていたのだと思う。

 そこへ突然、あまり話したことのないクラスメイトが、バッジの交換を申し出てきた。

 卒業式に交換を申し出るのは、今後付き合って欲しいという告白だ。


 あのとき、そういったことをまったく考えていなかったダリヤは、ただただ驚いた。

 誰かと付き合うという考えすらなかったので、『ごめんなさい』と言うのが精一杯だった。


 少しだけ怒った顔でバッジをポケットに戻した少年は、自分に言った。


「付き合うって言うかどうか、食事代を賭けてたんだ。でなきゃ、地味女に告白なんかするか」


 瞬間、怒りはわき上がったものの、仕方がないと納得している自分もいた。

 実際、地味だ。かわいくもない。前世も今世もそれに関しては充分認識していた。


「最低!」


 鋭い声が誰のものか、なぜ花びらが宙空を舞っているのか、咄嗟にわからなかった。

 気がつけば、ルチアが持っている花束で少年の顔を殴りつけ、怒鳴っていた。


「人の気持ちで遊ぶな、馬鹿!」


 少年はルチアに言い返すこともせず、その場から走って逃げた。


 思い出さなかったとは言わないが、あれきりあの少年と話したことはない。

 自分は落ち込むより、怒ったルチアを止めるのに必死だった記憶がある。


「もう気にしてないわ。あれきりだったし」

「それならよかったわ。昔話になったから言うけど、あの後、友達全員に暴露したの。ダリヤの名前は伏せて、卒業式でご飯代賭けて、嘘の告白した馬鹿がいたって。周りに証人もいたしね。イルマもとっても頑張ってたわ」

「ちょっと待って、ルチア! 私、それ聞いてない」

「言ってないもの。ダリヤは止めると思ったから」


 言い切った友が、にやりと笑う。滅多に見ない黒い笑顔に、かける言葉がなくなった。


「就職してから二年、声をかけた女子全員に『食事を賭けているの?』って断られたそうよ。当たり前よね」

「ルチア……」

「昔話なので、お礼も怒るのもなしでお願い。あたしはダリヤに恩があるから、頭にきて勝手にやっただけだし」

「ルチアに恩返しされるようなことなんてないわよ」

「学院初日、迷子で半泣きになったあたしを捕まえて、教室まで手をつないでくれた恩よ」


 ずいぶん利子のつけられた恩返しがあったものである。

 あのときは広く迷路のような校舎に自分も泣きそうだったが、皆、心細いのだからと一緒に移動しただけだ。


 驚きにこげ茶のコートを持ったまま固まっていると、ルチアがさっさとハンガーにかけて戻してしまった。


「ダリヤ、ちなみに『あのときの男子』が反省してたら、謝罪は受け入れる?」

「受けるけど、本当にもう、昔のことよ」

「だそうよ」

「……あのときは、すみませんでした、ロセッティ会長」

「え?」


 ルチアの斜め後ろ、立っていた男性店員が近づいてきて、頭を下げる。

 訳がわからず、その顔をじっと見返してしまった。


「だいぶ変わったからわからないわよね。あたしも微風布アウラテーロの件で、ギルドで話すまでわからなかったもの」


 どうやらあのときの当人のようだ。深い茶色の目が同じに思えるが、正直、記憶があやしい。

 店員は眉を寄せたまま、ダリヤに話しかけてきた。


「初等学院の頃とはいえ、大変失礼なことを……」

「いえ、さっきまで忘れていたくらいですから、もういいです。ええと……あの後、お友達にご飯をおごらされました?」


 共通の話題が何もない。

 とりあえず思いついた話題をふると、店員はそっと目をそらした。


「……いえ、何も賭けてはいませんでした。その、断られて意地になりまして……」

「は?」

「ダリヤとホントにバッジの交換がしたかったんだって。で、断られたから恥ずかしさのあまりにあんなことを言ったそうよ。この前、ギルドで捕まえてよ~く聞いたわ」

「……ファーノ工房長のおっしゃる通りです」


 視線を完全にそらしきった店員を、ルチアが追撃する。


「気持ちはわからなくもないけど、女の子に対して失礼すぎ! おかげであれからダリヤは地味路線まっしぐらだったんだから」

「ルチア、それは私の個人的な好みだから。あの日が原因じゃないわ」


 婚約中はトビアスの趣味に合わせていたし、元から派手な格好は好まない。

 卒業式で嫌な思いをしたとはいえ、目の前の男のせいにするのは違うだろう。


「ええと、謝罪は受け入れましたので、この話はこれで終わりで――冬物のコートをみせて頂けますか?」


 落ち着かぬ雰囲気に、なんとか話を変えようと声をかける。


「もちろんです。よろしければ、一着お勧めさせて頂けないでしょうか? もちろん、お気に召さない場合は結構ですので」


 店員らしく言う彼に、ダリヤは了承した。

 その後に勧められたのは、赤みの強い茶のコートだった。

 表面は艶やかな革で、裏は柔らかな赤い布が張られている。華美ではなく、かといって地味でもない。

 袖を通して、思わぬ軽さと温かさに驚いた。


「とてもよくお似合いです。そちらのコートは、魔羊まようの革に軽量化の魔法付与を、裏地は魔蚕まかいこの布を使用しております」


 顔に出ていたのだろう。先に詳しく説明された。

 魔道具のコートである。お値段もそれなりにするが、長く着られるとのことで、無駄遣いにはならなそうだ。

 ルチアがその後にコートを確認し、太鼓判を押してくれた。


 購入を申し出ると、店員に笑顔を向けられる。そこでようやく、学院時代の少年の顔が重なった。


「ありがとうございます。コート代全部とは言えませんが、半分はサービスさせて頂きますので」

「いえ、ちゃんとした価格でお願いします」

「ダリヤ~、ここは思いっきりまけてもらえばいいじゃない」

「だめよ、ルチア。次からこのお店に来づらくなっちゃうから」


 服にうるさいルチアが気になるという店だ。気兼ねなく来られなくなってしまうのは避けたい。

 それに微風布アウラテーロの話をしたということは、服飾ギルド関係で付き合いがあるのだろう。そこに自分のことを持ち込みたくはなかった。


 会計を終えると、店員と客としての挨拶をして、店の外へ出る。


「あ、ちょっとここで待ってて。忘れ物をしたから」

「わかったわ」


 ルチアが店に戻って行く横で、ダリヤは心底ほっとしていた。

 卒業式のことはとっくに忘れていたつもりだった。だが、胸の奥、まるで小さな棘が抜けたように感じる。

 もしかすると、彼が気を使い、話を作ってくれた可能性もあるが、それを聞くのはやめようと思った。



 窓越しのダリヤの背を見つつ、ルチアはまだ見送っていた店員に小さく声をかける。


「まけてもらった分、後で微風布アウラテーロを回すわ」

「そこはお気遣い頂かなくても大丈夫です。ただロセッティ会長には内緒にして頂ければ……」

「じゃ、半分回した上で、内緒にしておくわ」


 あの赤茶のコートは、ルチアの見立てでは倍近くするはずだ。

 贖罪か、気持ちの清算か、この男は黙ってそれを支払うつもりだったらしい。

 元クラスメイトで、現在は服飾関係でつながりのある者だ。ひとつ、尋ねておきたいことがあった。


「残念だけど覚えられてなかったわね。学院初日に、半泣きのあたしを右手に、大泣きのあなたを左手に教室に連れてってくれたこと……で、お勧めはしないけど、これからダリヤに頑張る気ってある?」

「いえ……」


 店員は首を横に振り、ぎこちなく笑った。

 おそらくダリヤの噂は聞いているだろう。だが、本当のところを教えるつもりはない。


「次はちゃんとお客さんとして来るわね、副店長」

「お待ちしております、ファーノ工房長、ロセッティ会長」


 店員が営業用の笑みに切り替えて、自分を見送る。


 店の外では、振り返ることもなく、街並みに目を向けるダリヤが待っていた。



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