【徹底比較】甘口の日本酒おすすめ人気ランキング9選

【徹底比較】甘口の日本酒おすすめ人気ランキング9選

売れ筋の甘口日本酒9商品を全て購入し、徹底的に比較しました!

甘口の日本酒は、口当たりが優しく飲みやすい、カクテルやワインが好きな人からも人気のお酒です。とはいえ、何百何千とある日本酒の中でもいわゆる「甘口」と言い切れる銘柄は少なく、見つけるだけでも難しいのが事実。そんな甘口日本酒の中でも、どれが本当に美味しい銘柄なのか気になりませんか?


そこで今回は、村祐や大関など、Amazon・楽天・価格.comなどで売れ筋上位の甘口の日本酒9商品を全て購入し、最もおすすめの銘柄を決定したいと思います。


検証には、日本酒のスぺシャリストである唎酒師3名にご協力いただき、全ての商品を実際に飲んで、「美味しさ」を軸に比較・検証しました。また各銘柄の特徴がわかりやすいよう、「甘辛」「香りの強弱」「味わいの強弱」の点でも評価をつけています。


果たしてどの商品が最もおすすめのベストバイ商品なのでしょうか?ぜひ購入の際の参考にしてくださいね!

全商品を自社施設で比較検証しています!

全商品を自社施設で比較検証しています!

実際に商品を購入して、徹底的に比較検証した上で、優れた品質と購入する価値がある商品を見極め、おすすめの商品をご提案しています。

  • 最終更新日:2019年04月04日
  • 14  views

日本酒のスぺシャリストが検証協力!

日本酒のスぺシャリストが検証協力!
<左:お酒の愉しみプランナー 滝川大介さん>
きき酒師、焼酎きき酒師、日本酒学講師、酒匠、SSI専属テイスターの資格を持つ。

学生時代に日本酒に興味を持ち、程なく唎酒師の資格を取り酒類量販店に入社。その後、「純米酒専門 YATA」に入社し神田日本橋店 店長となる。1年で1万回の燗つけをした経験もある、大の燗酒ファン。

現在は、日本酒以外のお酒にもジャンルごとの魅力があることを伝えるべく、フリーランスの酒類プランナーとして活動を行っている。

好みの日本酒のタイプ:奥行きと可能性を感じさせる「得体の知れない酒」。


<中央:日本酒アンバサダー Reinaさん>
唎酒師、国際唎酒師、調理師、着物講師の資格を持つ。

日本酒のミスコン「ミス蔵2017」でのグランプリ受賞をきっかけに、Instagramにて日本酒の魅力の発信を開始。酒蔵巡りなどの日本酒記事を執筆し、日本酒ライターとしても活動中している。人気銘柄(獺祭、七田、黒龍、作、賀茂鶴など)の蔵元との日本酒会を企画、運営した経験も豊富で、Instagram(@love_sake_tokyo)のフォロワーは4000人を超える。


好みの日本酒のタイプ:フルーティかつ、味がしっかりした濃厚なお酒


<右:利酒師/日本酒エバンジェリスト 上仙裕一さん>
東京農業大学・醸造科学科出身。大学生時代より「お酒が弱い利酒師」としても注目される。日本酒を紹介するコラムを書くなど日本酒の普及・啓蒙を行っている。

偏見や先入観なく日本酒を味わい、食や場所との組み合わせを妄想するのが好き。「日本酒を嗜む人たちに常に歩み寄りながら」をモットーに一口一口に魂をかけている。

好みの日本酒のタイプ:特になし。今回の検証では、「初心者が入りやすいお酒」を基準に評価。

甘口の日本酒とは?

甘口の日本酒とは?

「甘口の日本酒」とは、一般的には「糖分の多い日本酒」のことです。


とはいえ、日本酒における「辛口」「甘口」の分類は、日本酒のスペシャリストである唎酒師や業界関係者の中でも、たびたび議論になるトピックです。


そもそも、「辛口」「甘口」とは、「純米吟醸酒」や「純米酒」などの特定名称による分類とは違い、正式な種別ではありません。消費者が選ぶ際に味をイメージしやすいよう、酒蔵がはじめた分類で、数値ではっきりと定められている基準ではないのです。


そのため、ある人には「甘口」と感じられるお酒でも、別の人には「辛口」に感じられることが多々あります

甘口の日本酒の選び方

①「日本酒度」がマイナスに近いほど甘さが強い

①「日本酒度」がマイナスに近いほど甘さが強い

「日本酒度」とは、「特定の日本酒の中にどれくらい糖分が残っているか」を表した数値です。


マイナス(−)の数値が大きければより「甘口」、プラス(+)の数値が大きければより「辛口」ということになります。例えば、日本酒度が−3.5〜−5.9のお酒は「甘口」、−6.0以下なら「大甘口」と表記されます。


とはいえ、マイナス(−)の数値が大きくても辛口と感じられるような日本酒は存在するので、あくまで甘辛を見分けるひとつの目安と理解しておきましょう。

②特別な日には「純米大吟醸酒」、普段の食卓には「純米酒」

②特別な日には「純米大吟醸酒」、普段の食卓には「純米酒」

日本酒には「特定名称」と呼ばれる種類区分があります。特定名称酒は8種類あり、原料や製法、精米歩合によって以下の名称に分類されます。


■純米酒(お米と麹のみを原料とするもの)

・純米酒

・特別純米酒

・純米吟醸酒

・純米大吟醸酒

■純米酒以外(お米・麹に醸造アルコールを加えたもの)

・本醸造酒

・特別本醸造酒

・吟醸酒

・大吟醸酒


純米大吟醸酒」は一般的に「最高ランクの日本酒」とされており、価格も高く特別な席や贈答品にふさわしいお酒です。日常的に飲むなら、コスパのいい「純米酒」や「本醸造酒」がおすすめ。


以下の記事では、精米歩合などに関して詳しく説明していますので、ぜひご参照ください。

③お米の種類でも味わいが変わる

③お米の種類でも味わいが変わる

日本酒は、原料に使われている米の種類によっても味わいが異なります。


甘口の日本酒には、辛味が少ない「美山錦」や、まろやかな風味の「山田錦」などを使ったお酒が多い傾向があります。反対に、「五百万石」はキレのある味わいのお米です。


このように、お米ごとの個性を知ると、日本酒選びがより楽しくなりますよ。飲み慣れてきたら、ラベルで米の種類を確認し、自分好みの1本を選んでもいいでしょう。

売れ筋の人気甘口日本酒全9商品を徹底比較!

売れ筋の人気甘口日本酒全9商品を徹底比較!

今回は、Amazon・楽天・価格.comなどで売れ筋上位の甘口日本酒9商品を全て購入し、どれが最もおいしいお酒なのか検証しました。


<今回検証した商品>

  1. 大関 極上の甘口 [ 日本酒 兵庫県 720ml ]
  2. ロ万ろまん 純米吟醸酒 1800ml 花泉酒造
  3. 新政 亜麻猫 (あまねこ) 白麹仕込 純米酒 720ml
  4. 亀泉 純米吟醸生原酒
  5. 廣戸川 純米吟醸 無濾過生原酒
  6. 梅錦 純米吟醸
  7. 伊根満開 赤米酒
  8. 姿 純米吟醸無濾過生原酒 雄町
  9. 村祐 「黒」純米大吟醸 無濾過本生 濃醇甘口


検証する銘柄は、日本酒度を目安に選定しました。


なお、検証項目は「美味しさ」としています。また、同時に「甘辛」「香りの強弱」「味わいの強弱」を評価することで、各銘柄ごとの特徴を可視化しました。

検証:美味しさ

検証:美味しさ

全ての甘口日本酒について、常温での「美味しさ」を検証します。


銘柄を伏せた日本酒全点を専門家3名が唎酒し、風味や香り、喉越しを確認した上で、5段階で評価しました。

【検証結果ハイライト】甘みと酸味のバランスがいいお酒が高評価

【検証結果ハイライト】甘みと酸味のバランスがいいお酒が高評価

検証の結果評価が高かったのは、甘みの中にも酸味が感じられる日本酒でした。ただ甘いだけだとジュースのような印象になってしまいますが、ほどよい酸味があることで味わいが深まり、より日本酒としての魅力が感じられます。


お米ならではの香りの引き立つお酒も、インパクトが感じられて高評価です。

上仙裕一
利酒師/日本酒エバンジェリスト
上仙裕一さんのコメント

甘口のお酒に多い「生酒」は、新鮮なぶん、保存状態に品質が大きく左右されます。


劣化すると「ひね香」と呼ばれる独特の臭いが出て風味を損なってしまうため、必ず低温かつ光の入らない場所で保管するようにしましょう。

【最終結果】甘口の日本酒のおすすめ人気ランキングBEST9

ここからは、検証結果を踏まえた、甘口の日本酒のおすすめ人気ランキングを発表します。

9位
特定名称-
酒度/酸度-18/6
米の種類五百万石・古代米
甘辛非常に甘口
香りの強弱強い
味わいの強弱濃厚
美味しさ2.5
総合評価2.5
8位
  • No Image
  • No Image
  • No Image

新政新政 亜麻猫 (あまねこ) 白麹仕込 純米酒 720ml

2,998円 (税込)

特定名称純米
酒度/酸度-15/2.2
米の種類秋田酒こまち
甘辛標準
香りの強弱弱い
味わいの強弱淡麗
美味しさ2.8
総合評価2.8
7位
  • No Image
  • No Image
  • No Image
  • No Image

梅錦山川梅錦 純米吟醸 原酒 酒一筋 1800ml

2,683円 (税込)

特定名称純米吟醸
酒度/酸度±0/1.8
米の種類山田錦
甘辛標準
香りの強弱標準
味わいの強弱標準
美味しさ2.8
総合評価2.8
6位
  • No Image
  • No Image
  • No Image

飯沼銘醸姿 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 720ml

1,728円 (税込)

特定名称純米吟醸
酒度/酸度±0/1.8
米の種類雄町
甘辛標準
香りの強弱弱い
味わいの強弱標準
美味しさ3.3
総合評価3.3
5位
  • No Image
  • No Image
  • No Image

花泉酒造ロ万ろまん 純米吟醸酒 1800ml

3,090円 (税込)

特定名称純米吟醸
酒度/酸度±0/2.0
米の種類五百万石・夢の香・ヒメノモチ
甘辛標準
香りの強弱標準
味わいの強弱標準
美味しさ3.3
総合評価3.3
4位
  • No Image
  • No Image
  • No Image

松崎酒造店 廣戸川廣戸川(ひろとがわ) 純米吟醸 無濾過生原酒 720ml

2,024円 (税込)

特定名称純米吟醸
酒度/酸度+2/1.4
米の種類夢の香
甘辛標準
香りの強弱標準
味わいの強弱標準
美味しさ3.5
総合評価3.5
3位
  • No Image
  • No Image
  • No Image
  • No Image

村祐酒造村祐 「黒」純米大吟醸 無濾過本生 濃醇甘口 720ml

8,902円 (税込)

特定名称純米大吟醸
酒度/酸度-
米の種類-
甘辛非常に甘口
香りの強弱標準
味わいの強弱濃厚
美味しさ3.8
総合評価3.8
2位
特定名称本醸造
酒度/酸度-50/2.3
米の種類-
甘辛甘口
香りの強弱標準
味わいの強弱濃厚
美味しさ4.0
総合評価4.0
1位
  • No Image
  • No Image
  • No Image

亀泉酒造亀泉 純米吟醸生原酒 720ml

1,674円 (税込)

特定名称純米吟醸
酒度/酸度-13/1.8
米の種類八反錦
甘辛標準
香りの強弱標準
味わいの強弱標準
美味しさ4.2
総合評価4.2

人気の甘口日本酒の検証結果比較表

商品画像
1
亀泉酒造 亀泉 純米吟醸生原酒 720ml 1枚目

亀泉酒造

2
大関 大関 極上の甘口 720ml 1枚目

大関

3
村祐酒造 村祐 「黒」純米大吟醸 無濾過本生 濃醇甘口 720ml 1枚目

村祐酒造

4
松崎酒造店 廣戸川 廣戸川(ひろとがわ) 純米吟醸 無濾過生原酒 720ml 1枚目

松崎酒造店 廣戸川

5
花泉酒造 ロ万ろまん 純米吟醸酒 1800ml 1枚目

花泉酒造

6
飯沼銘醸 姿 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 720ml 1枚目

飯沼銘醸

7
梅錦山川 梅錦 純米吟醸 原酒 酒一筋 1800ml 1枚目

梅錦山川

8
新政 新政 亜麻猫 (あまねこ) 白麹仕込 純米酒 720ml 1枚目

新政

9
向井酒造 伊根満開 赤米 1800ml 1枚目

向井酒造

商品名

亀泉 純米吟醸生原酒 720ml

大関 極上の甘口 720ml

村祐 「黒」純米大吟醸 無濾過本生 濃醇甘口 720ml

廣戸川(ひろとがわ) 純米吟醸 無濾過生原酒 720ml

ロ万ろまん 純米吟醸酒 1800ml

姿 純米吟醸無濾過生原酒 雄町 720ml

梅錦 純米吟醸 原酒 酒一筋 1800ml

新政 亜麻猫 (あまねこ) 白麹仕込 純米酒 720ml

伊根満開 赤米 1800ml

特徴爽やかな香りとほどよい甘み。食中酒としてもおすすめ柑橘系の甘み。低アルコールで飲みやすい蜜のようにしっかり甘い!甘党向けの日本酒ならこちら香りも味もほんのり甘い。あと少し個性がほしい甘みと酸味のバランス良好。人によっては苦味を感じるかも甘みよりも苦味が目立つ。濃い味わいが好きな人にそこまで甘くない。米感が強いので燗酒に酸味が強すぎて甘みが薄れる。サザンドレッシングに合いそう「日本酒ではない」の辛口評価も。ロゼワインのような味わい
価格1,674円(税込)900円(税込)8,902円(税込)2,024円(税込)3,090円(税込)1,728円(税込)2,683円(税込)2,998円(税込)3,780円(税込)
特定名称純米吟醸本醸造純米大吟醸純米吟醸純米吟醸純米吟醸純米吟醸純米-
酒度/酸度-13/1.8-50/2.3-+2/1.4±0/2.0±0/1.8±0/1.8-15/2.2 -18/6
米の種類八反錦--夢の香五百万石・夢の香・ヒメノモチ雄町山田錦秋田酒こまち五百万石・古代米
甘辛標準甘口非常に甘口標準 標準標準標準標準非常に甘口
香りの強弱標準標準標準標準標準弱い標準弱い強い
味わいの強弱標準濃厚濃厚標準標準標準標準淡麗濃厚
美味しさ4.24.03.83.53.33.32.82.82.5
総合評価4.24.03.83.53.33.32.82.82.5
商品リンク

甘口の日本酒の売れ筋ランキングもチェック!

なおご参考までに、甘口の日本酒のAmazon売れ筋ランキングは、以下のリンクから確認してください。

まとめ

今回は、日本酒の中でも甘口の銘柄をご紹介しました。


カクテル感覚で飲めるので、「日本酒って苦そう」「辛そう」というイメージのある人にもおすすめです。今回の結果を参考に、お気に入りの1本を見つけてくださいね。


取材/文:鈴木紗綾子、写真:三浦晃一、稲垣佑季、瀧川寛

関連記事

人気の記事

人気のアイテムリスト

カテゴリから探す