日本テレビの「得する人損する人」で話題になった、世界一美味しいカルボナーラのレシピをご紹介します。
イタリア料理の名店「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」のオーナーシェフ、小林幸司さんが考案したカルボナーラです。
小林シェフはこのカルボナーラについて「世界一美味しい」とおっしゃっています。
生クリームや牛乳を一切使わず、日本で手に入る食材だけで、本場イタリアの美味しいカルボナーラを作ります。
調理時間は17分です。
(情報元:日本テレビ「得する人損する人」2018年1月11日放映)
世界一美味しいカルボナーラの作り方
世界一美味しいカルボナーラのレシピです。
レシピの全工程は、後ほど写真をもとに説明します。
ベーコン | 15g |
卵(Sサイズ) | 1個 |
粉チーズ | 30g |
にんにく | 5g |
オリーブオイル | 大さじ2 |
黒こしょう | 適量 |
塩 | 適量(※) |
パスタ(2ミリ) | 90g |
※塩の量は下の説明を参考にしてください。
- 卵は室温に戻しておく。ベーコンは5ミリ角に切り、にんにくはみじん切りにする。
- オリーブオイル(大さじ1)とベーコンをフライパンに入れて炒める。
ベーコンの脂身が透明になったらにんにくを加え、にんにくがカリカリになるまで炒める。 - 粉チーズをボールに入れ、中央に仕切りを作り、その両サイドに卵と2をそれぞれ入れる。(下の写真参照)
- 鍋に湯を沸かし、塩を加え、パスタを袋の表示時間通りに茹でる。
茹で上がったらザルに上げ、水気を切る。 - 4のパスタを3の上に覆いかぶせるように入れ、10秒ほどそのままにして具材を蒸す。
全体をよく混ぜ、皿に盛る。オリーブオイル(大さじ1)と黒こしょうをかけたら出来上がり。
写真をもとにレシピを説明します。
カルボナーラの作り方を写真で解説
【工程1】
まず卵(Sサイズ1個)を室温に戻しておきます。
そしてベーコン(15g)を5ミリ角に切り、にんにく(5g)をみじん切りにします。
ちなみにベーコン15gは1枚弱くらいで、にんにく5gは1かけ程度です。
ベーコンは細かく切ります。
ベーコンを使うと燻製臭が邪魔になるので、なるべく小さくカットして、燻製の風味を感じにくくします。
ちなみに本場イタリアのカルボナーラは、ベーコンではなく「グアンチャーレ」や「パンチェッタ」といった豚肉の塩漬けを使って作るので、燻製臭はありません。
【工程2】
次にオリーブオイル(大さじ1)とベーコンをフライパンに入れて炒めます。
そしてベーコンの脂身が透明になったらにんにくを加え、にんにくが少し色付いてカリカリになるまで炒めます。(上の写真)
【工程3】
続いて粉チーズ(30g)をボールに入れ、中央に仕切りを作り、その両サイドに卵(Sサイズ1個)と炒めたベーコンをそれぞれ入れます。
粉チーズで仕切りを作る理由は、炒めたベーコンが卵に触れることで、卵に少しでも火が入ってしまうのを防ぐためだと思われます。
このカルボナーラは、ソースをなめらかな食感に仕上げるために、卵をフライパンで加熱しません。
【工程4】
次にパスタを茹でます。
鍋に湯(適量)を沸かし、塩(適量)を加え、パスタを袋の表示時間通りに茹でます。
茹で上がったらザルに上げ、水気を切ります。
ちなみに塩の量は、パスタに下味を付けるような感覚で、少し多めにします。
使用量はお好みですが、小林シェフは、1リットルの湯に対し、小さじ4の塩を使うそうです。
またパスタの茹で加減は、アルデンテ(髪の毛の細さ程度の芯を残して茹でる事)ではなく、表示時間通りを目安に、芯が無くなるまでしっかり茹でます。
茹で上がったパスタはこの後一切加熱しないので、この段階で中まで完全に火を通します。
小林シェフによると、パスタは芯が無くなるまで茹でた方が、味が染みて美味しいそうです。
なおパスタの太さは、ソースが絡みやすくなるという理由で、少し太め(2ミリ)がおすすめとのことです。
パスタは芯が無くなるまで茹でます。
【工程5】
茹で上がったパスタの水気を切ったら、卵が入ったボールに覆いかぶせるように加えます。(上の写真)
そして10秒ほどそのままにして、パスタの下にある具材を余熱で蒸します。
このカルボナーラは、生クリームや牛乳は一切使いません。
卵本来の風味を薄めず最大限いかすためで、卵だけでソースのなめらかさを出します。
ソースをとろとろに仕上げるために、卵はフライパンで加熱調理せず、他の具材と一緒にボールに入れます。
そして茹で上がったパスタの余熱で軽く火を通します。
最後に全体をよく混ぜます。
パスタを皿に盛り、オリーブオイル(大さじ1)を回しかけ、黒こしょう(適量)を振ったら出来上がりです。
塩気のしっかり効いた濃厚な味わいのカルボナーラが出来ます。
ソースはとろとろでパスタはもっちりとした歯応えがあり、食べ応えがあります。
お味の方は、卵よりもチーズの風味の方が際立っています。
チーズの存在感がとても強いので、使用するチーズの塩気や味によってだいぶ印象が変わってきます。
私は普通の粉チーズを使って作りましたが、パルミジャーノ・レッジャーノを削って使うと、より本格的な味になると思います。
またレシピ通りに作ると塩気がしっかり効くので、お好みで必要な場合には調整すると良いと思います。
ちなみに私は、小林さんのおすすめの分量の塩を使ってパスタを茹でましたが(1リットルに対して塩小さじ4)、もう少し塩気が弱くても良いと思いました。
ただ塩味は意外と好みの幅が広いですし、使用するチーズによっても変わってきますので、お好みの量を見つけてみてください。
このカルボナーラは、シンプルで分かりやすく、初心者でも失敗しようがないので、とても素晴らしい家庭料理のレシピだと私は思います。
ところで当サイトでは、イタリアンのシェフが考案した生クリームも牛乳も使わない本場イタリア風のカルボナーラのレシピをあともう1品紹介しています。
カルボナーラの人気店「ラ・ブリアンツァ」の奥野義幸シェフが考案した「生クリームを使わないカルボナーラ」です。
参考程度に奥野シェフのレシピにも少し触れたいと思います。
このカルボナーラは、小林シェフのカルボナーラよりも卵が主役と思える味に仕上がります。
ただ最後に卵を加熱調理する工程があるので、小林シェフのレシピの方が、だれにでも失敗せずに作れると思います。
リンク先も是非ご覧ください。
最後に当サイトが紹介しているテレビで話題のカルボナーラの中から、人気レシピベスト3をお伝えします。
テレビで話題のカルボナーラ人気レシピ
当サイトが紹介しているテレビで話題のカルボナーラの中から、人気レシピベスト3をお伝えします。
詳しいレシピはメニュー名のリンク先をご覧ください。
- サイゲン大介さんの「カルボナーラ」
- みきママの「ヘルシーカルボナーラ」
- 奥野義幸シェフの「生クリームを使わないカルボナーラ」
2018年1月12日現在のランキング
1位のカルボナーラを作ったサイゲン大介さんは、今回ご紹介した小林シェフのレシピの情報発信元、日本テレビの「あのニュースで得する人損する人」で名店の料理の再現レシピを披露している芸人さんで、お笑いコンビ「うしろシティ」の阿諏訪泰義さんです。
サイゲンさんの「カルボナーラ」は、スーパーで手に入る安い食材を使った、高級店のカルボナーラの再現レシピになっています。
干し椎茸の戻し汁を使ってトリュフの風味を出したり、スモークチーズを加えて燻製の香りをプラスしたりとかなり凝った一品で、お味の方も風味豊かでとても美味しいですよ。
2位の節約料理研究家のみきママの「ヘルシーカルボナーラ」は、白菜とほうれん草をたっぷり使った一品です。
野菜をたくさん使っているのでさっぱりしていて物足りないのではと思うかもしれませんが、お味の方はカルボナーラらしくとても濃厚。食べ応えがあります。
調理時間は15分です。
3位の奥野義幸シェフの「生クリームを使わないカルボナーラ」は、今回ご紹介した小林シェフのカルボナーラと同じく、本場イタリア風のシンプルなカルボナーラで、卵の風味がはっきり出るのが特徴です。濃厚でコクがあって美味しいです。
調理時間は10分です。
【追記】
小林シェフの「世界一美味しいイタリアンライス」と「世界一美味しいふりかけ」と「ウンブリケッリ(冷凍うどんのパスタ)」と「卵かけご飯」も紹介しました。
どれも料理初心者でも簡単に作れるレシピになっています。リンク先も合わせてご覧ください。
テレビで話題のプロやタレントの人気レシピ。ランキングはリアルタイムで入れ替えています。
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