新しい時代を迎えるためにも、「改革を叫ぶ無能の群れ」を葬り去れ
2019.04.04
菅野完
改革を叫ぶ愚者の群れ
平成の30年が終わる。思えばこの30年、日本はずっと「改革」をし続けてきた。 記者会見で「平成」の額縁を掲げたのは、当時、竹下登内閣で官房長官を務めていた小渕恵三。昭和と平成をまたいだ竹下内閣は、「税制改革」を旗印に消費税を初めて導入した。その後に生まれた平成の内閣で「改革」を旗印にしなかった内閣はない。 細川内閣では「政治改革」が叫ばれ、小選挙区比例代表並立制、政党助成金制度などが導入された。大蔵省が財務省と名前を変え、厚生省と労働省が統合するなど大規模な中央省庁再編が行われたのは、橋本内閣の「行政改革」。小泉純一郎が叫んだのは「聖域なき構造改革」。民主党政権ですったもんだあったのは「社会保障と税の一体改革」。 そして現在の安倍政権。平成の30年を経ても改革が終わってないとみえ、働き方改革だのなんだのと、なにかにつけ改革だ改革だと叫んでいる。
改革対象が腐ってるか、改革当事者が無能か
実に30年である。この30年、猫も杓子も改革を叫び続けてきた。30年も改革をし続け、まだこの国には改革が必要な分野があるというのだ。30年たっても改革が終わらないというのならば、改革される対象がよほど腐っているのか、改革の当事者がよほど無能なのかのどちらかなのだろう。 長年、この「改革される対象が腐っているのか、改革の当事者が無能なのか」という疑問に悩んできたが、大阪の府知事選・市長選を見て、「ああなるほど、改革を叫ぶほうが無能なのだな」と頓悟(とんご)するに至った。
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