どうも、しそです。
今回は、電力会社を辞めた理由③についてご紹介します。
(電力会社を辞めた理由②の続編です。)
体罰が基本
鬱病との付き合い方①でも多少紹介しましたが、電力会社や電力系電工の配電部門では、現在でも体罰が当たり前です。
平素からの罵詈雑言によるマインドクラッシュもさることながら。
指導や教育の名のもと、職務上の立場を利用した物理的攻撃は、理解ができないほど苦しかったです。
比較的年の近いスタッフの先輩だけでなく、見本となるべきチーフの番頭、全体を管理・監督する立場にあるリーダーの副課長。
そのいずれもが、入社年次が下と言うだけで、若手社員を攻め立てます。
(根底には、過去に自分もいじめられたからと言う、陰湿なかわいがり。)
まだ、職務に関する内容で叱られるのであれば、ある程度の助言は理解ができます。
(高校の成績だけは優秀な、口で言っても全く聞かないタイプのチンピラ社員も多く、スポ根で叩き直される現場を何度も見ました。)
例えば、柱上からの重量物の落下は、公衆災害の元となるため、外線工事ではご法度です。
その他にも、作業を行う際に服装が乱れていて、袖や襟のボタンが引っ掛かって労災になることもあります。
お客さま対応を行う際にも、最低限の身だしなみは電力社員である依然に、社会人としての常識です。
問題は、プライベート。
会社の飲み会の際、他担当の先輩のタバコが切れました。
当然の如く、使い走らされるのは、だいたい新入社員や2年目社員です。
その際に、マイルドセブンのソフトとボックスを誤って購入し、同じ担当の先輩からマジの飛びひざ蹴りを浴びたことがありました。
(そもそも、スマホが一般的ではない時代、非喫煙者の二十歳に何が理解できると勘違いしたのか。)
普段からも「オォイ!」と言う掛け声とともに、理由もなくみぞおちにパンチして来るような、非常に獰猛な狂人でした。
(拳で語るのが、彼なりのコミュニケーション。俺より強い奴に会いに行く)
今思い出しても腹立たしく、文字通り腸が煮えくり返ります。
(ちなみに、以前にTwitterでもつぶやいた、ビール瓶が重たくて早く中身を注ぎたい先輩と同一人物です。)
【法令・ルールを守る】と言った、最低限の最低なスローガンを掲げていた企業とは到底思えない、電力会社の悪しき伝統の一つです。
宴会芸の強要
電力会社では飲み会が盛んですが、その中でも特に力が入るのが、忘年会や新年会。
そんな、年末年始の恒例と言えば。
そう、新入社員による宴会芸。
酒の肴としての出し物は、2年目以上の社員誰しもが、毎年楽しみにしている一大行事です。
(ウェイ勢ではない、乗り気じゃない新入社員の顔面蒼白っぷりと言ったら、悲惨過ぎてもう目も当てられない。)
ご丁寧にも、忘年会や新年会では演出にぴったりな、ステージ付きの料亭や小料理屋が選ばれます。
(私の際、更に不運なことに旅館での一泊二日でした。)
私が新入社員時代の宴会芸は、志村けん演じる変なおじさんよろしく。
白鳥のコスチュームで登場し、当時大流行していた羞恥心を踊りました。
(満場一致でバカ受けだったのが、せめてもの救いです。)
“志村けんのだいじょうぶだぁ ファミリー舞台公演 第1回시무라켄노 다이죠~부다~ 志村けん 石野陽子 松本典子 田代まさし 桑野信義 松居直美 판도라TV
“
ここ数年で印象的だったのは、電験二種を取得するような国立大卒の優秀な後輩たちが、いかにも先輩受けしそうな格好で、ももクロの行くぜっ!怪盗少女を完コピしていました。
“【ももクロMV】行くぜっ!怪盗少女 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER/IKUZE! KAITOU SYOUJO)
“
宴会芸は、配電部門に限らず、電力会社からは未来永劫絶えることのない文化です。
比較的、常識人が多い営業部門では、TOEIC900点台を取るような一流私立大卒の帰国子女が、得意の流暢な英語で自己紹介をしたと聞いたことがあります。
(それはそれで、配電部門からは程遠いエッセンス。)
宴会芸一つとっても、絶対に技術系を選んではいけないと言うことが、容易に見て取れます。
以上、電力会社を辞めた理由③についてご紹介しました。
電力会社を退職して早3年近く経ちますが、大変恐ろしいことにぱっと思い付くだけでも辞めた理由がまだ50個以上ありました。
電力会社を辞めた理由④にて、引き続きまとめていきたいと思います。
それでは、また。