どうも、しそです。
今回は、電力会社を辞めた理由(52)についてご紹介します。
(電力会社を辞めた理由(51)の続編です。)
取れない休暇
電力会社では、配属される部門に関わらず、皆平等に年間26日の有給休暇が貰えます。
(電力会社を辞めた理由②、メーカーの年収②を参照のこと。年間休日は126日と一見多く見えるが、完全週休二日制は嘘。実働時間も、不条理に長い。)
名目別に分類すると、有給休暇が年間20日。
(勤続1年未満は、年間15日。当然ながら、新入社員が休める現場の雰囲気は、毛頭ない。)
ゆとり休暇が、年間5日。
(平成に入ってから、成立した休暇。ゆとり教育しかり、内外とも良い印象を持たれない単語。)
創立記念休暇が、年間1日。
(電力社員の攻略法①、電力会社を辞めた理由㉕を参照のこと。元来、5月1日に一斉休暇が与えられていたが、業務効率化ため分散取得。最早、何が目的の休暇か分からず。)
その他、特別休暇(結婚・忌服・本人出産・配偶者出産等)や、勤続年数に応じてリフレッシュ休暇が数日与えられる。
(何日貰えるかは、失念。独身者や若年者には、全く関係のない話。)
余った有給休暇については、年間40日までは翌年度に繰越・保留。
40日を超える分については、積立休暇と言う名称で更に40日分までは棚上げされるが、病気・ケガ以外での使用は不可能。
詰まるところ、実質的に消滅と同義。
(計画的に有給休暇を取得して来なかったツケ。ちなみに私は、消滅した経験がただの一度もなく完全消化。)
また、基本的に電力会社の営業日(勤務日)は、暦通り。
(多くのメーカーでは独自の会社カレンダーを持ち、工場の稼働停止に合わせ、10日前後の連休を用意する企業が大多数。)
よって、ゴールデンウィーク・お盆・シルバーウィーク・年末年始と言った長期休暇は、存在しない。
(常勤の配電系社員ですら、連休中に宿直・土勤・日直が必ず割り込む。交替勤の発電所・制御所は、御愁傷様。)
よって、お盆にゆとり休暇を2~3日取得し、残りを8月以外に適当に割り振ることが多い。
(有給休暇の取得日数に義務はないが、ゆとり休暇は労働組合の指導によって消化が必須。)
外部からは、発電→送配電→小売と言った、チーム一丸での連携を重視しているように見える電力会社。
その実態としては、どう考えても個人プレーの塊。
(電力会社を辞めた理由⑲を参照のこと。採用面接ではしきりに、集団での団結について聞かれるが、現場はただの馴れ合い。)
完全に個人の技量・やり方に頼り切った仕事の進め方で、適切な業務分担は一切できない。
(労使ともに、業界全体が日常的に業務効率化を行って来なかった、身から出た錆。)
いい加減な副課長に至っては、各個人がどのような仕事を持っているか全く理解しておらず、休暇中のトラブル対応時に遅れをとることが多い。
(番頭と呼ばれる、係長一歩手前の中堅社員に丸投げ。働かざる者食うべからず。管理職の存在意義とは。)
仕事の段取りが優秀な者も、自分の休暇中に他の不届き者たちが何一つ協力しないため、積極的な休暇取得には慎重派。
(単に、仕事が生きがいの奴もいる。人の仕事を手伝わないやつに限って、職場での声は大きく面倒。他所へ仕事を押し付ける割に、感謝もしない。)
仕事の目的とは、生きるための手段の一つ。
働くために生きる、甚だしい勘違いをした電力社員。
寝首を掻かれる前に、アンパンマンからお浚いが必要。
以上、電力会社を辞めた理由(52)についてご紹介しました。
電力会社を辞めた理由(53)にて、引き続きまとめていきたいと思います。
それでは、また。