【芸能・社会】堺正章、爆笑弔辞で送る 「ヒット曲出さないを貫いた」2019年4月4日 紙面から
内田さんが「天才」と称した堺が爆笑連発の弔辞を読んだ。「昔、裕也さんが僕に『歌手として長生きするにはどうしたらいいか分かるか? ヒット曲を出さないことだ』と。それをあなたは貫きましたね」。会場は柔らかな笑いに包まれた。 また、内田さんの誕生日イベントでの思い出でも和ませた。堺がプロレスラー・アントニオ猪木(76)に闘魂注入をお願い。内田さんが強烈なビンタをくらった。 「あなたが小さい声で『シェキナベイベー』って言ってましたね。でもそれは『医者呼んでくれ』って言っていたのを気付かなかった自分がバカでした。謝ったら『堺、ありがとう』って。殴られたのは30年ぶりだったみたいで、『誰に殴られたの?』と聞くと『樹木希林に決まってるだろう』ってね」 内田さんの妻の樹木希林さんが昨年9月に亡くなった。「あなた呼ばれたんですよ。向こうでロックンロールをやってください。天国へ行って、奥さまと会って、今まで埋められなかった時間を埋めてください」と願いを込めた。 ◆鮎川誠 ロック魂感じたロックバンド「シーナ&ロケッツ」のメンバーで、内田さんと45年以上親交のあるミュージシャンの鮎川誠(70)は、昨年大みそかに内田さんが東京・博品館劇場で開催した46回目の「ニュー・イヤーズ・ワールド・ロックフェスティバル」を鑑賞に訪れた際のエピソードを披露。「あいさつに行ったときは僕の声も聞こえないほどでしたが、ステージでみんなのパワーをもらった瞬間、大きな声で歌われたときは鳥肌が立った。これがロック魂だと思いました」 ◆尾藤イサオ 故人のプロ意識披露1966年に日本武道館で行われたビートルズ日本公演で、内田さんとともに前座を務めた尾藤イサオ(75)は「裕也さんは、最後まで『俺は前座じゃない。共演してやっているんだ』って言ってましたね」と述懐しながら「ジャズ喫茶時代、(エルヴィス)プレスリーの『トラブル』を歌っているときに、興奮してマイクを裕也さんの歯にぶつけて折っちゃって…。本当に“トラブル”になったけど、『仕事上だからいいよ』って」と故人のプロ意識と優しい一面が垣間見えるエピソードを披露した。 ◆浅田美代子 希林さんが呼んだ内田さんの妻・樹木希林さんと親交の深かった浅田美代子(63)は、希林さんが生前に「1日でも長く生きたい。だって、あんな人(内田さん)置いていったら迷惑でしょう?」と語っていたことを思い起こしながら、「(先に旅立った)希林さんが『早くこっちいらっしゃい』とおっしゃっているような気がします」と推測した。 内田夫妻とは、年始の同じ時期に米ハワイに滞在していたことも思い出しながら「必ず手をつないでサンセットクルーズに2人で行くのが印象的でした。離婚騒動とかありましたけど、時がたつとああいうふうに自然と夫婦になっていくのかな」としみじみと語った。 ◆本木雅弘 滞りない式典感謝也哉子の夫・本木も式典終了後、報道陣の取材に応じた。「本当に予定不調和を生きてきた裕也さんが、最後は滞りなく(お別れの会を)終えたということで、みなさんがあらゆる力を駆使して、尽力してくださりました」と感謝を述べた。 VTRの冒頭で流れた「私は今、あの世にいます」という内田さんの肉声は、也哉子ともども事前に確認しておらず、ちょっとしたサプライズになった。「私もネタ元がよくわかっていないんですけど…びっくりしました。感無量です」とし、「最後に送る言葉? もう『ロックンロール!』しかないでしょう」と話した。 【主な参列者】指原莉乃、秋元康、郷ひろみ、大友康平、岩城滉一、鮎川誠、AI、滝田洋二郎、田代まさし、青木功、ラモス瑠偉、南部虎弾、DJ KOO、氏神一番、堺正章、薬丸裕英、ガダルカナルタカ、ビートたけし、松田美由紀、北大路欣也、竹中直人、浅田美代子、尾藤イサオ、美勇士、山本寛斎、安藤和津 (順不同、敬称略)
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