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【プロ野球】

ウィーラー止まらん5戦4発! 楽天も進撃4連勝

2019年4月4日 紙面から

楽天-日本ハム 8回、逆転2ランを放ちハーマン(左)と抱き合う楽天・ウィーラー=楽天生命パークで

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◇楽天3-2日本ハム

 楽天が4連勝を飾った。1-2の8回にウィーラーの4号2ランで逆転。9回は松井が締めて2セーブ目を挙げた。先発で移籍後初登板した福井が5イニング無失点の好投で勝機をつないだ。日本ハムは打線がつながりを欠いて2連敗した。

    ◇

 楽天の勢いが止まらない。この日はウィーラーが先制の中前適時打に逆転4号2ラン。全打点をたたき出し、チームを昨年7月以来の4連勝に導いた。

 価値ある一発は、救援のハーマンが逆転を許した直後の8回。「絶対アウトにならず、後ろにつなぐ強い気持ちだった」。2死一塁、4番手・浦野の高めに浮いたカーブを左翼席中段にぶち込んだ。6回2死一、三塁からの先制打では送球間に二塁へヘッドスライディング。ガッツあふれるプレーで鼓舞した。平石監督は「どちらも2死からの得点。素晴らしいし、逆の立場で考えるとダメージ大きかったと思う」と働きを高く評価した。

 来日5年目のウィーラーは例年、春先はエンジンの掛かりが遅く、ここ2年の初本塁打は4月20日過ぎ。それが今年は開幕から5試合で既に4号、11打点と大暴れだ。平石監督は「去年の帰国前、『しっかり体をつくってキャンプに来てくれ』と強めに話した。危機感を持ってやってくれている。いい準備もしてきてくれた」とうなずき、ウィーラー自身は「期待されているんだな。落胆させちゃいけないと思った」と、新指揮官の思いに応えようとしている。

 この日の決勝弾、ダイヤモンドを一周してベンチに帰ってくると、イーグルスガールから渡されたクラッチーナ人形を、スタンドには投げ入れずにベンチへ飾った。「今年は(ホームの本塁打の時にもらえる)マスコット人形を3種類ともそろえるのが目標なんだ」とちゃめっ気たっぷり。この調子ならすぐにもそろいそうだ。 (竹村和佳子)

 

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