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【プロ野球】

日本ハム・輝星、憧れの巨人から4K イースタンで初先発

2019年4月4日 紙面から

巨人戦にプロ初先発した日本ハム・吉田輝=鎌ケ谷で(平野皓士朗撮影)

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◇イースタン・リーグ 巨人2-0日本ハム

 日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手(18)が3日、イースタン・リーグ巨人戦(鎌ケ谷)に公式戦初先発し、3イニング4安打、1失点にまとめた。初黒星を喫したが、最速146キロの直球を武器に4三振を奪い持ち味をみせた。

 浮き上がっていくような直球がベースを越える。3回2死。フィニッシュと同時に吉田輝の体が軽く跳ねた。追い込まれていた和田のバットが空を切る。「高めを振ってくれるくらいの球はいきはじめている」。確かな手応えとともに予定の3イニングを投げ終えた。

 強風のマウンドもプラスにとらえた。「バランスを意識できて良かった。変化球はとらえられ始めたらで良いかなと思って直球でいこうと」。感覚をとぎすまし腕を振った。この日投じた49球中44球が直球だった。

 3回1死二塁の場面ではマルティネスに144キロ直球でバットをへし折ったが、右前に運ばれ適時打となった。「バット折ったんで普通なら弱い二塁ライナーだと思うんですけど、パワーが強い。内角のあの高さで負けるのはまだ全開の強さじゃないのかなと。コントロールも球威ももっと上げていきたい」と大きな刺激も受けた。

 2軍首脳陣からはまずは昨夏の甲子園のときの直球に戻すことを課せられてきたが、「あのときよりも時間がたっているし、もっと良い球を投げられると思う」と上方修正。まだ誰も見たことのない直球を-。次回は13日のロッテ戦(鎌ケ谷)の予定。少年時代、憧れていた巨人を相手にまた一つ階段を上った。 (土屋善文)

 

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