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【プロ野球】

丸だ!岡本だ! 強烈初アベック弾で巨人4連勝

2019年4月4日 紙面から

巨人-阪神 3回裏2死一、三塁、丸が右中間に先制3ランを放つ=東京ドームで

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◇巨人6-3阪神

 巨人が4連勝。先制した3回は丸が2戦連続本塁打となる3ランを放ち、岡本が今季初アーチで続いた。岡本は7回には2点二塁打。メルセデスが8イニング3失点で勝ち星を挙げた。青柳が踏ん張れなかった阪神は反撃も遅く、3連敗。

    ◇

 マルオカ砲が虎を引き裂いた。巨人の丸、岡本が3回に初のアベックアーチ。原監督は「丸はすごいライナーで、素晴らしい弾道でしたね。岡本も、らしいというか、大砲がボーンといったような感じ」と2人の豪打を手放しで称賛した。

 甲高い打球音が東京ドームに鳴り響いた。3回2死一、三塁で丸が先制3ラン。「追い込まれていたので食らい付こうと。うまいことバットに乗っかった」。外角低めの難しいコースを右中間スタンド中段までかっ飛ばす、仰天の一発だった。

 第89代4番が追い打ちをかける。初球の138キロをバックスクリーン右へ運ぶ「2球」連続本塁打。「素直にうれしい。気楽になったというか、丸さんが(走者を)きれいに掃除してくれたので」と笑い、滞空時間の長い今季第1号を喜んだ。

 7回の追加点も3、4番でもぎ取った。2死一、三塁で打席に向かう丸が岡本に「つなぐから頼むな」と伝えて四球を選び、岡本がライナーで三塁手のグラブをかすめる左翼線への2点適時二塁打。そろって3打点を挙げる活躍でリードを安全圏に広げ、チームを4連勝に導いた。

 コンビ結成から間もないが、互いを認め、助け合う。丸が「非常に勝負強い打者。後ろに和真がいるから自分で決めなくてもいいと思えている」と言えば、岡本は「去年は敵チームで、絶対に打ってほしくない時、塁に出てほしくない時に必ず塁に出ていた。味方になって心強い」と応じた。

 打線の幹がしっかりしているからこそ、指揮官は「スターティングメンバーを含めて高いところで競争をしている」と5番以降を日替わりで組める。丸、岡本の2人がチームを支え、揺るぎない強さを生み出している。 (小林孝一郎)

 

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