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【ドラニュース】

打たせて取る!吉見の熟練真骨頂 被安打8でも5イニング2/3無失点

2019年4月4日 紙面から

先発で力投する吉見(中嶋大撮影)

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 毎回の8安打を許しながらも、5イニング2/3を無失点に抑えた。打たせて取る真骨頂を示し、試合をつくった。6回2死一、三塁で谷元の救援を仰いで降板する際には、ファンから大きな拍手を浴びた。それでも、吉見は全く納得していなかった。

 「6回を投げきれなかったのが悔しい。先発は最低でも7回は投げないといけない。早い回で代わったことで救援陣にしわ寄せがいった。粘ったと言われるけど、僕の中ではふがいない」

 勝てば、チームが3年ぶりの貯金1になることは知っていた。「俺が一人でやってやる」。1回に先制点をもらい、1-0の完封勝利を思い描いた。「得点圏に走者を置いてからが勝負。それまでは、長打だけ打たれないように」と9イニングを見据えた。

 事実が物語る。8安打は、いずれも2死からの単打。得点圏では制球力がすごみを増した。1回2死二塁では鈴木を外角いっぱいのスライダーで見逃し三振。4回2死一、二塁でも会沢を右飛に打ち取った。「加藤が自信を持ってサインを出してくれたのが伝わった」。若き女房役の要求に応えた。

 

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