メンバー全員が佐倉市出身のロックバンド。 幼稚園からの幼なじみで、高校時代に4人でバンドを結成。 全国各地でライブ活動中。 ●メンバー 藤原 基央 さん (ボーカル&ギター) 増川 弘明 さん (ギター) 直井 由文 さん (ベース) 升 秀夫 さん (ドラムス) |
新成人へのメッセージを、キッズのみんなに伝えるよ。
直井 20歳になった時は、まだ子供だと思っていた。
今23歳なんだけど、一人暮らしをして税金を納めるようになって、大人になったと実感した。
でも、一番感じたのは車を運転した時かな。
昔、おやじが運転していたのに、自分も運転するようになったんだ・・・と。
升 ひげが生えてきたとき(笑)。
ひげをそったり、ネクタイをするようになって、みだしなみを気にするようになった時かな。
升 佐倉高校の坂道を下ったところで、悪者に追いかけられてお金をとられそうになった時のこと。
陸上部の速いやつらと一緒に逃げた。
それが一番こわくて思い出に残っている(笑)。
藤原 ジャスコ。
ジャスコで友達と遊びに行ったり、バンドのみんなと行った。
一階の大衆食堂でラーメン食ったりしてた。
高校生になってから、八百屋でみかん箱売ってバイトしてた。
直井 臼井西中学校。
4人が出会ったところだし、結束が固くなったところだし・・・。
職員トイレの前で遊んだりしたよね。
藤原 雪が降ったとき、全校生徒は校舎のなかにいたのに、俺達だけ、校庭に出て遊んでた(笑)
直井 4人ともバスケ部で、先生が見てない時は遊んでた(笑)。
だからレギュラーになれなかった、って話だけど。
試合の時は応援、練習の時はドリブル。
素晴らしく持久力があったよな、俺達。
藤原 ドリブルが俺達の青春か~。
直井 (佐倉の思い出は)やっぱり西中学校でした!
増川 佐倉は基本的に生まれ育ったところだから、全てが思い出。
俺の部屋は1階にあって、戸をたたけば誰でも入れる。
学校帰りに、みんなが縁側に靴をのせて遊びに来てた。
受験シーズンのある日、藤原君が「明日の朝5時に勉強しようぜ。」と言ってきた。
勉強なのに、結構楽しみにして戸を閉めて寝た。
起きたらなんと8時。
「やばい!」と思って戸をあけたら、部屋の外には缶コーヒーと紙切れが置いてあった。
紙には、怒りとかみじんもない、やさしさだけ。
「また、遊ぼう」とか書いてあったと思う。
あったかい缶コーヒーが冷え切ってた(笑)
藤原 別に夢みてたわけではない。単純に好きなことをしていただけ。
夢みるってのは、モーニング娘のあの子と握手したいとか、家で飼っている猫としゃべりたいとかそんなこと。
好きなことをやり続けて、確かに花が咲かない時期、芽がでない時期もあった。
そういう時期も苦労しているとは思わなかった。
努力もしたけど、がんばってるとも思わなかった。
そんだけ楽しかった。
うさぎ小屋みたいなところをまわるツアーをやった時も最高の気分だった。
体もぼろぼろだったけど、楽しくてしょうがなかった。
だから、夢かなえたという気持ちよりは、やりたいことをやっていて結果が後からついてきたという感じ。
藤原 まだまだ。全然満足していない。満足しきってたら、明日がくる意味もない。だから、いつもけっこう腹減ってるって感じ。