今日は「憂国忌」。クラウドファンドスタート!
2017年11月25日 公開
今日は「憂国忌」。三島由紀夫さんの命日。この日にクラウドファンドをスタートすることができました。応援してくださいね。
私はあんまり小説は読まへんかったけど、そら三島由紀夫は知ってまっせ。あの日私は中学生で、教室で授業中でした。せやけどすごい話題になってました。まあものすごい大事件やったからね。そのときに担任の国語の先生が、ふふん、と鼻で笑って、「あんなもん、時代錯誤やね」と言うてたのをはっきり覚えてます。
その先生が日教組やったんかどうかは知りませんけど、日本中の人たちがぶったまげたんは確かやと思います。恥ずかしながら、私が、三島由紀夫が何を訴えたかったんかを知ったのはつい最近でした。
この日のわずか4か月前の昭和45(1970)年7月7日のサンケイ新聞(当時)の夕刊に掲載された三島由紀夫の文章がこれです。
<私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。>
この文章は有名やそうですが、私もガーンときました。自分自身がこの数十年、「無機的な、からっぽな、ニュートラルな」生活を送ってきてたんとちゃうか、と思うたんですわ。
三島由紀夫さんが望んだ日本、みんなで早う取り戻さなあきませんね。