整理

記憶の整理

2

iPhoneを新しくした。

バックアップでデータを引き継いだが、これがいけなかった。

LINEの引き継ぎの途中、元彼のLINEが一瞬だけ表示された。

ブロック削除してるんだから、LINEもわざわざ表示しなくていいのに。

「おはよう」と一瞬文字が見えた。日付は去年の1月だった。

心臓がバクバクして、呼吸困難になった。

危うく新しいiPhoneを割るところだった。

どこまでも、彼は私の邪魔をするのか。

さすがに八つ当たりだが、またしも泣かされてしまった。

一昨年の正月といったら、まだ付き合いたてで、とてもラブラブだったのだ。

でもラブラブといっても、それも幻だったのだが。

好きだった時間を幻だと思うのはとても悲しいが、振り返った時に幻になってしまうから仕方がない。

「私の好きなとこどこ?」

に対して「顔」と即答した、それが答えだ。

彼は、一年も付き合ったのに私という人間をわかってなかった。

ちっとも中身なんて見てくれていなかった。

 

私は付き合う前から、彼が私の悪口を言っていたことを知っていた。

付き合う前にちょっとした喧嘩をして、それで書かれてたのを見てしまった。

 

なんやかんやで付き合ったが、喧嘩する度に悪口をかかれた。

私は、それを黙って見ていた。

Twitterでぶちギレながらも、LINEで怒ってないアピールする彼が分からなかった。

 

TwitterとLINE、どっちが本当のことを書いてると思う?」

という問に対して、

「俺はLINEのほうが本当だと思う」

と返ってきたからそれを信じることにした。

 

だけど、それから喧嘩する度に、悪口ばっかりかかれて、彼に対して不信感を抱いていた。

半年たったある日、とうとう言った。

「書いてたの、見てたよ」と。

それに彼はショックを受けていた。

罰として1ヶ月Twitter禁止令を出した。

彼は禁止令を2週間しか守らなかった。

新しいアカウントを作らせて、鍵をかけさせた。

そうしたら、もう悪口を見ないで済むと思ったから。

 

でも、やっぱりまた悪口を言われてるのだろうと思うと、悲しくなった。

鍵をかけてから悪口を言ってる言ってないは関係なく、ただ悪口をいっていたという過去は消えないのだとわかった。

 

私は彼を信頼してなかった。疑っていた。

その時点で、もう二人の関係は終わっていたのだと今ならわかる。

 

結局半年以上、彼は何を言っても変わらなかった。

変わろうとしなかった。

改善する気はないとすら公言された。

私は、彼から逃げるという思考すらなくなって、ただただ耐えようと思った。

彼の、気持ちがない「結婚しよう」を、本気で捉えて、その言葉に縛られていた。

彼が変われないなら、私が変わるしかないと思った。

だけどやっぱり急には変われないもので、喧嘩は続いた。

 

いつだって、キレられる理由は理不尽だと思いながら許してきた。

毎回毎回「別れよう」と持ちかけるのも面倒になったし、それで彼を従わせようとするのも自分で嫌になった。

だから私は彼に「もう別れようなんて言わない」と約束した。

私はずっとその約束を守っていた。

 

喧嘩は相変わらず続いたが、毎回もう別れたい、もう嫌だと友達に愚痴っていた。

ストレスからくる熱と嘔吐が月刊となった。

それぐらい限界だった。

だけど私は約束を破るのが嫌だからか、もしくは意地なのか、付き合うことに固執した。

 

そのうち、言いたいことが言えなくなった。

会ってる時ぐらい喧嘩したくなかったから、気になっていたこと、全部黙っていた。

でも、そうしたら彼はますます態度がでかくなった。

偉そうになった。

私は、それを横で怯えて見ていた。

外出する時、だんだん無口になってしまう自分がいたことに気づいていた。

男の人を立てるとか立てないとか、たぶん無意識にやっていたが、私は本来こんなのではなかった。

ただ、ひたすらに大人しくなっていた。

彼と出かけるうちに、私は店員さんと喋らないようになった。

 

会うのも億劫だと思っていたが、やっぱり情なのか会えばそれなりに楽しかった。

けれど、なんとなく、このままではダメだと感じていた。

彼との関係は苦痛だったが、耐えていたら必ず、いつかマシになるのでは……環境がかわったら、私達も変われるのではと思っていた。

だけど、それは無意味だった。

私は色々過ごしていくなかで、彼のことが足枷のように感じることが多くなっていた。

でも、その重みも背負っていくつもりだった。

だけど、頑張る恋愛とか、私だけ変わる恋愛なんて、やっぱりおかしいものだ。

 

彼はちっとも頑張ってなかったもの。 

 

「人をいじめるやつは大人気ない」と言っていた彼が好きだった。

 

だけど彼は結局、私のLINEを晒しあげて笑わせるという、いじめをした。

彼は過去の彼さえも、私が好きになった彼もを汚した。

それを見ていられなかった。

好きだった彼はもういなくて、この世に残ったのはただの私の敵だった。

 

「知らない人を傷つけるな」

と彼の周辺に言われけど、彼らにとってわたしは知らない人ではなかったのだろうか。

私だったらいい、と心の中で思っていたのだろうか。

それとも、見てないと思っていたのだろうか。

もしかしたら、傷つかないと思っていたのだろうか。

それとも傷つけてる行為を自分がしているだなんて、思っていなかったのかもしれない。

彼らのせいで、一人の女が眠剤を必要なほど追い込まれたのに、「傷つけるな」だなんて失笑ものだわ。馬鹿みたい。

こうやって自分のしたことを振り返らずに正義面するやつが大嫌いだ。

まるで、自分は人を傷つけてないみたいに振る舞っている。

こんなことで傷ついた女さん、とでも思ってるんだろう。

人にマイナスな言葉をぶつけておいて「こんなこと」って言っちゃうような精神が羨ましいな。

私にとったら今回のことも「こんなことぐらいで怒らないでよ」なのにな。

でもそれを言ったら怒るんでしょうね。そういうことだよ。

何にもわかってないのだろうな。

見せかけの正義を見てたら反吐が出る。

みんな正義面をして面白がるのに、立場を急に変えたりする。

それを見ていると、思わず変な笑いがでてくる。

変なの変なの。みんな都合が良すぎる。

見ていたら人間不信になりそうだ。

誰もが人間の、一面的な部分しかみずに、面白がって叩いている。

情報を得ずに、未完成な人物像を作り上げて祭りにする。

とっても単純な人達だ。

なのに私という人格がちらっと見えた途端、バツが悪くなったのか黙りだす。

なんなら耳を傾けてくれる、優しいのか単純なのか分からないけど、人間らしい人もいた。

そして集団意識というものは恐ろしい。

 彼を擁護していたはずが、彼を見下すようになるなんて。

いや、そもそも、みんなが彼のことを見下していたのかもしれない。

人は人を蹴落とすことが好きなんだなぁと思うとしみじみとする。

 

こんなことをしておいてだが、わたしは彼がいじめられて欲しいとは思ってない。

彼が嫌われたその果てに孤独があったとして、それはそれでしょうがないことだ。

私には、そんなことどうでも良い。

自分がやられたことを全て返した。

その先のことなんて、私にはどうでも良い。

まぁ表立っていじめることはないが、きっと色々言われてるだろうなぁ、とぐらいは考えはする。

それぐらいのことを、彼はしたと思う。

あまりにも詳細で、しかも、事実が含まれているマイナスな情報を、彼は私に与えすぎたのだ。

やっぱり、人の悪口なんて言うものではない。

 

今回はあまりにも、大きなことをしすぎたせいで後遺症が酷い。

前進できているのか立ち止まっているのか分からない。

でも、きっと私なら乗り越えられるのだろう。

目的のためなら、なんだってやる私なのだから。やると決めたら、それが正義でなくとも貫き通す私だもの。

 

本当に、大学の友達にこのことを言わなくてよかった。

何も知らない友人達がいるのは気が楽だ。

巻き込まなくてよかった。

そして知っているのに、ずっと支えると言ってくれる人達がいて、私は本当に幸せだ。

頑張りすぎて心配だったと言われて、思わず泣いてしまった。

私は、ひどいことをしているのに、どうしてそんな優しいことを言えるのだろうか。

こういう優しい人になりたい。

人の痛みがわかる人になりたい。

私が笑っていても、上機嫌でも、彼らは「大丈夫か?」と言ってくれた。

たぶん、きっとわかっていたのだろう。

私もそういうふうになりたい。

明日も多分書くのだろう。

きっと書かなくなった日が始まりだと思う。

1

 

たくさんの人の幸福のため、たくさんの人の平和のため。

黙っておくのが「正解」とされている。

理屈は理解できるし、気持ちもわかる。

ただ、それが私にとっても正解とは限らない。

きっと、黙って耐え凌ぐのが世界の「正解」だということはわかっていた。

けれど、黙っていたら、一体何が得られるのだろうか。

発言したことで、友達とかは1人失ったが、自然と悲しみはあまりなかった。

今は「支えるよ」と言ってくれた2人とひっそりと生きている。

幸い、大学の友達とかそういった友達には話していないので居場所はたくさんある。

 

友達と距離をおけてとても楽だ。

また話したいと思った時に話しかけてみようかなとも思う。

そこで無視されたらまぁそれは仕方がないことなんだろう。

 

私は辛い時に「辛いと言っていいから」「我慢しなくていいよ」と言ってくれる人と友達でありたい。

このことがとても、笑えることで、みっともないことなのは分かりきってるが、私の友達は笑わないでいてくれた。

一緒に怒って、時には変わりに泣いてくれた。

この人達が苦しい時、わたしはこの人たちを全力で守ろうと思った。

友達だもの。

例え笑われようとも、彼らが怒ってくれたみたいに、私も友達が笑われていたら怒る。

人の心が泣いてる時、怪我している時に楽しいなんてこれっぽっちも思わないわ。

 

耐えることがどう考えても最善なのはわかり切ってるが、それは人の心を考慮しない上での最善である。

結局わたしは「笑われてるのは苦痛だ、いい加減にしろ」と知られるために声を上げてしまった。

なんて子供っぽいと思われそうだが、耐えるのが大人だとしたら私は子供でいたい。

耐えるのが美徳だなんて、そんなのバカバカしい。

 

耐えてたら……人の目はマシだったんだろうな、とは思う。

だけど耐えた上でギリギリ保っている対人関係なんて不必要だ。

長年の友達よりも、私の心を労ってくれる友人が大事だ。

そしてそんな友人は、付き合いが短くても出会うことができる。

 

わたしは、やっぱり後悔してない。

色々思うことはあったけど、やっぱり後悔はしていない。 

みんな自分のためだけに生きてるのに、私だけが我慢するなんてやっぱりおかしいと思うもの。

辛い時は辛いって言わきゃ誰にも伝わらないのね。

 

私は、小学生の頃から「世の中は間違っている」と思っていた。

綺麗事ばかりで、本当はとても汚いことばかりだなって思いながら生きてきた。

 

例えば不審者。

低学年の頃、バスの中で障害を持った男に追いかけ回された。

「不審者を見かけたら大人に助けて貰いましょう」

と小学校で先生は言っていたのに、周りの大人は見て見ぬ振りをした。

バスの運転手が「辞めなさい」とアナウンスしていただけで、誰一人として、助けてくれる人なんていなかった。

小学校低学年からして、大人の汚さに気づいていた。

「この人達って子供が泣いてても助けてくれないんだな」と気づいた。

 

いじめもそうだ。

「きっとこの人たちには悪い仲間ばかり残って不幸になる」

とかよく耳にするけど、人を殺したってのうのうと生きている人がこの世の中にいる。

いじめっ子が不幸になるなんて、そんな保証はどこにもない。

因果応報なんてめったにないのだろう。

 

色々なことを経験してきたが、私は黙っていたほうが不利なんだって薄々気がついていた。

 

だから、今回は黙るのを辞めみることにした。

 

というよりも、黙っていたが我慢の限界だった。

私は、最初彼だけに狙いを定めていたのだが、彼は馬鹿なことに周りをけしかけて、私を笑い者にした。

 

 

何も知らない人が、ブログを見にきてたくさん笑ってきた。

 

私は彼らになにもしていないのに、彼らは私を笑った。

彼らは私がどういう扱いを受けていたのか知っているのだろうか。

聞いた人が全員唖然とするような、想像よりも酷い扱いだったとか、そんなの知らないのだろうな。

だから私にメンヘラとか言えたんだろう。

あんなのと付き合ってたら、メンタルブレイクされない方がおかしい。

 

悪口だって一人や二人なら耐えられた。

でもそうじゃない。

十人以上の集団で、一人の人間を笑ったのだ。

傍から見ていじめだと思わなかったのだろうか。思わなかっただろうな。

正義ぶっている彼らが、まさか自分がいじめをしていたとかそんな意識ないだろう。

自分達のことを正義だと勘違いしている集団だもの。馬鹿らしい。

一人の人間をコンテンツ扱いして、楽しんでいる時点で最低な人間だと思った。

この人たちが不幸になればいいのにって願った。

 

一番許せないのは私のラインを晒したことだ。

彼は、私が泣きながら送ったラインを晒した。

そして、何も知らない人がそのラインを晒して、いいねを16も貰っていた。

さすがに、これには驚いたし目の前が暗くなった。

私のことを何も知らない人が、私が泣きながら送ったラインをおもしろおかしく投稿している。

そしてそれを良しとして面白がっている周り。

一人の女子のラインを晒して、それを約20人の人が「いいね」としているのだ。

私が泣いていたとか、その人たちにそういうのは全く関係なかった。

 

これを見て私はいじめみたいだと思っていた。

一緒に見ていた友達が

「なんでお前がこんな扱いされなきゃいけないんだ」

と憤慨しているのを聞いて、あ、いじめられてるのかと思った。

電話越しに舌打ちをする彼にびっくりした。

普段何言っても怒らない彼が、魂の片割れといっていいほどフィーリングが合う彼が私のために怒ってくれた。

いじめられているっていう現実が、私の思い込みではないことに悲しくなった。

三者からみてもこれはいじめに見えるんだなって。

思わず「ははっ」って笑ってしまった。

 

 

こんな扱いをされているのに、「耐えよう」とか「反撃したら同じレベルになる」という人もいた。

そんな綺麗事は、無意味で気休めにもならない。

「耐えよう」っていじめを受けたことない人間が言う言葉だと私は思った。

 

私一人が耐えていたら、世間や多くの人の幸福に繋がるらしい。

私が黙っていたら、世間にとって「都合が良い」らしい。

 

だったら、私の踏みつけられた心は誰が守ってくれるのだろうか。

誰も守ってくれない。

耐えていたら、誰が気づくのだろうか。

きっと気づきもしないで、また別の誰かを笑っていじめるのだろう。

 

黙っていたって、私が傷ついたという事実はもみ消される。

傷ついた過去がなかったとこになる。

笑った人は笑ったままで、いじめを扇動した彼はいじめと認識すらしていない。

悪いことしている人が悪いまま笑って過ごすなんて、そんなの許されない。

私は許さない。

因果応報なんて信じない。

そんな時間なんて待ってられない。

いつか悪いことになるとかそんな「いつか」なんて曖昧なものなんていらない。

そんな曖昧なものに縋るくらいなら自分が直接手を下す。

因果応報を待つぐらいなら、私が「悪いこと」を返す。

今までの悪いこと、毎日聞かされていた愚痴や悪口を彼に返しそうって決めた。

 

 

彼は周りと楽しく私のことを笑っていた。

でもその周りの人たちは日々、彼に聞かされていた悪口の対象だった。

今思い返すとピロートークが悪口なんてとてもふざけているものだ。

「きっと彼はストレスが溜まっているのだから聞いてあげなきゃ」

とか思っていた。勝手に使命感を感じていた。

勝手に耐えてた。

 

正直、私の悪口を言っているとはいえ、知らない人の悪口を伝えるという悪行をするのはためらった。結局、行動に移すまで4回も彼に警告をした。

悪口ばらまかれたくなかったらいい加減私の話題をやめなさいと、4回もだ。

 

けれども彼は無視したし、なんならそれをまたネタにした。

彼は私をバカにしていたし、舐めていた。

付き合っていた頃あれほど「人を馬鹿にするのはよくないよ」と言っていたのに。

普段から接する人のことを馬鹿にしても、いいことなんてないのにね。

 

 

毎日毎日、会う度会う度アイコンと名前を見せて、教育してくれたおかげで、私はしっかりと覚えていた。

彼は私のことをバカにしていたから知らないだろうが、私は人の情報の記憶力だけは桁違いに良い。

みんなが覚えていないようなプロフィールをよく覚えていたりする。

記憶力が良いのもあるが、覚えていないほうが不思議なほど悪口を聞かされた。

 

あとから知った話だが、彼の悪口の対象は彼よりも上なんだとかなんとか。

私はそれを知ってびっくりした。

自分より出来る年下に対して、マウントを取るような身の程知らずの恥ずかしい人間がこの世の中にいたのだなぁ……と。

彼の悪口を丸暗記していたが、どうやら色々と違うらしい。

なんということなんだろう。

年下にマウント取られることがあっても、とるようなことをしたことがないから、ドン引きした。

自己肯定感が皆無に等しい人間だから、基本的に人にマウント取る気になったことがない。

(元カレに心の中でマウントを取って自己肯定感高めるようにしようと最近思い始めた)

 

何故彼は自分よりも出来る人たちにマウントを取っていたのだろうか。

勝っていると思っていたのか、負けていることを認めたくなかったのか。

どちらにせよ、人の優劣を勝手に判断している時点で失礼極まりないのだが。

学力が下である私の前だからこそイキっていたのかと思っていたが、どうやら日常からイキっていたみたいで、情けない。

年下にイキるのは情けないし器が小さすぎると思わないのだろうか。

アリのほうが寛大な心を持っている。

身の程弁えずに周囲を見下し、女子の容姿判定をし、「使える」「使えない」と謎の神視点の元カレ。

文字にしてみるとこんな地雷男よく付き合えたなって思った。

SNOWいらずの自己補正できる眼が私にもほしいと思った。

 

元カレは結局好かれている前提で動いていたし、私は人に好かれていない前提で、悪いことをしている自覚があって動いていた。

きっと誰よりも悪いことをしている自覚はある。

悪口を言っていた人の末路も、白い目で見られることの怖さも、私は知っている。

知った上で、覚悟してこの手で返そうと思った。

傍から見たら私が衝動的であるように見えたかもしれないが、私ははじめから割と冷静だった。

知らない人を巻き込んだことについては申し訳ないとは思うけれど、特に許しを乞うなんて甘いことはしないしするつもりもない。

傷つけてしまった人に許してくださいって言うのは、そんなの自己満足でしかない。

私は今回いろんな人を傷つけたが、「ごめんなさい」ということは出来るが「許してください」と言わない。

そして私をいじめていた人たちのことも、許すとか許さないとかそんなこと考えていない。

私は彼にされたこと、彼がしてきたことを彼に返した。

私は知らない人に笑われた傷ついた。

友達と思っていた人に「見ていて楽しい」と言われた。

知らない人を傷つけていたことも知った。

私は被害者であり加害者である。

開き直ってはいないし、これからもたまに苦しくなるだろう。

だけど、因果応報を自分の手で出来たことだけは後悔していない。

 私はこの一ヶ月のことを全部、ぜんぶ受け入れることにした。