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2019-04-03

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・いろんなことが考え途中のまま、
 答えを急ぐでもなく、考え続けられている。
 そういうテーマが、世の中には無数にあるのだろう。
 ある人は、異性にモテるにはどうしたらいいか。
 またある人は、お金を儲けるにはどうするべきか。
 別のある人は、勝負に勝つにはどうしたらいいのか。
 さらにある人は、健康であるためにはどうするか
 …とにかく、人が考え続けている問題は山ほどある。

 ぼくにも、考え続けている問題はいくつかある。
 そのうちのひとつが、
 「力をじゅうぶんに発揮する方法」である。
 力が足りないなら、もう、あきらめもつくというものだ。
 たいていの人が、持っている力が発揮できていない。
 それさえできていれば、何でももっとおもしろくなるし、
 それぞれそれなりに満足というものも感じられるだろう。
 しかし、力がじゅうぶんに発揮されるということは、
 なかなか珍しいことなのである。
 おそらく、ふつうの人の、ふつうのケースでは、
 力をじゅうぶんに発揮させないようななにかを、
 ついついやってしまっているのではないか? 
 というようなことについてぼくはずっと考え途中にいる。

 力をじゅうぶんに発揮する方法が、ちょっとわかったら、
 企業だとか学校だとか競技団体だとかの人やチームは、
 とても活性化することになるだろう
 (いや、それがすでにわかっていて、
 実行している人もあるのではないだろうか)。
 で、考え途中のぼくは、このごろ、
 こういうことかもしれないなぁと仮説を立てている。
 それは、「力を出すことと、結果を関連づけない」
 ということなのである。
 ちょっとややこしい言い方でしか言えてないのだが、
 もうちょっと続けると、つまり、
 モテたい人はモテるようになるという結果を忘れる。
 儲けたい人は儲かるという結果を無視する。 
 勝負事をする人は、勝とうなんてしないことにする。
 意外かもしれないけれど、もう少し説明もできる。

 しかし、この続きは明日にしようと思う。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
この仮説の大きな参考になったのは、元イチローでした。


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