幽界の鏡を見てみよう
幽体離脱に成功したら、是非ためしてみて欲しいのが鏡を見る事です。どんな姿が映るかは人それぞれ違うのですが、肉体そのものの姿ではなく、心の中にある自分の姿が映るのだと思います。このときついつい「恐ろしい姿が映ってしまったらどうしよう?」と考える人もいるかもしれません。しかしよく考えてみてください。「自分の姿」を心の中でイメージしたとき、自分の肉体の姿と大きくは違わないのではないでしょうか。多少美化されたイメージになっているかもしれませんが(笑)。首が二つついているとか、千手観音のように腕がたくさんついている自分の姿を日常的に思いうかべる人はいないでしょう。ならば鏡を見ても恐れる事はありません。そこには肉体とほぼ同じ自分の姿が見えるはずです。
ですがかならずうり二つというわけでもないのです。これは人によってばらつきがあるのですが、大筋ではやはり自分の姿です。そしてその姿を象徴的に解釈することで、自分の心のあり方を知る手がかりになるでしょう。次に例をあげます。
- 肉体の自分より若く見える
- 自分の精神年齢が、肉体より若い事を示唆しています。まだまだ成長できる可能性があります。未熟な事の裏返しですが。
- 肉体とまったく同じ姿
- 現実にしっかり足をつけており、理想と言えば理想の見え方です。しかしあまりに決まり切った物事の認識しかできない堅物でおもしろみの無い人になっているかも。
- 性が反転している
- 幽界で性が反転するのはある意味正しい姿なのですが、自分によりふさわしい異性を求めている可能性が高いです。幽界と物質界で二役を演じているわけですが、一方を異性に肩代わりさせるのが普通です。
- 自分以外の者がいっしょに映る
- 自我の分裂ともいえますが、自分のパートナーだと思うのが良いでしょう。どういう役割をもっているのかは、その場で直接語りかければ教えてくれるでしょう。夢ではそういう事はできませんが、幽体離脱ならそれができます。
- 明確な形がない
- 自信や信念の喪失、感情面での不安定さを物語っています。休息と内証が必要でしょう。
- 鏡に映らない
- 多くの場合、強い自己否定の現れです。例外もありますが、その場合は本人はなぜ映らないのか、その理由をはっきりと知っているはずです。