令和の地上げ屋「日新プラン・・・」がやって来たーー。3回目の解体作業
予定通り8時過ぎから解体業者がやって来た。よく見ると、先週の解体業者ではなく「パワーエス・・・」が連れてきた解体業者であった。結局、スッタカモンダカの末、強行突破はせず夕方引き上げていってくれた。仕事の発注時の説明と随分違うと言って責任者は帰っていった。この業者の覆いの足場なんかを先週の解体屋がバラバラに破壊してしまっていたので取り返すか弁償してほしいと言って怒っていた。解体業者の怒りはギガジンの気持ちと同じなんだけれど。こういうのを自業自得というのじゃないか。
半崩壊状態の建物の中には、入れ代わり立ち代わりギガジン関係者が中で体を盾にして見張りをした。中に人がいるのに建物の解体をすると殺人未遂になることを教えてあげると解体業者はギクッとしていた。かなりやる気を失っていた。ギガジンファンのプレッシャーも影響大である。
ギガジンのファンが次々とやって来てくれた。業者はキョロキョロドキドキ。人数は力なりである。ものすごく有難かった。午後は、さほどやることもないので、暇な時にはギガジンの旧社屋を案内してあげた。大サービスである。運がいい人は飲み物もふるまわれた。
ギガジンはこの場所から出発した話をすると、ここは「ギガジンのサンクチュアリですね。」と言う感想が返ってきた。
ギガジンの関係者はもうみんな寝不足でフラフラである。又先週のように夜中に注意書きを剥がしに来られたらと危惧したからである。今日は元号の発表があって日本国中がそれで持ちきりなので、ニュースにもならないと予想して4月1日を選んできたのだろう。
ただ、先週、「報道に話す。」と言ったら、日新の仲介業者は「ああ、やれよ。やってもらおうじゃないか。」と言うので、ギガジンは恥を忍んで記事にしたのである。しかし、ギガジンがが何なのかを知って意気消沈して帰っていった。ちょっとギガジンが誇らしく嬉しかった。ただ、警察のほうは気分を害しているかも。しかし、怒るのなら日新の人達を刑事事件として逮捕してじっくり怒ってやってほしい。
兎に角、もし彼らの言うのが本当なら、地主がすべての業者に嘘八百を言っていたということである。「ギガジンとは何度も話し合いもし、裁判もしても納得せず居座り続けた。」と言う説明を地主から聞かされていたと言う。日新の業者達はギガジンのことを新種のインテリヤクザのように思っていたと言う。
「何が目的だ」と業者に尋ねられたので、「まずは建物の復元と謝罪」と言ったら「へえー、そうなんや。」と思いもよらなかったような顔をされた。
近所さんからの情報だと、「地主は厄介な土地をみんな買ってもらえて喜んでいる。」と言う話である。
みんなが引き上げていったあと、イスラームの代表の方がやって来て「今日の騒ぎは何だったのか教えてほしい。」と質問されたらしい。
確かに今日は物々しい1日であった。もう疲れてヘロヘロ。