【ドラニュース】京田、救った見事背走キャッチ 打撃でも救った同点打!!2019年4月3日 紙面から
執念の一打が勝利をたぐり寄せた。「2番・遊撃」で先発出場した京田が7回に値千金の同点適時打。8回の勝ち越し劇への流れをつくり、バットで竜の本拠地開幕戦を勝利に導いた。1点ビハインドで迎えた7回。2死一、三塁のチャンスで打席に立った。マウンドには代わったばかりのフランスア。2球目、151キロの直球にバットを伸ばした。 「狙っていた」という直球に、最後は片手になりながらも中前に運ぶ同点適時打。「チャンスは頂いているので必死にやりました」と無我夢中でバットを振った。 今季はプロ入り3年目で初めて開幕スタメン落ち。内野争いが激化する中で、危機感が京田の気持ちに火を付けた。「本当に生きるか死ぬか。野生の動物が獲物を捕らえるようにいまは必死にやっている」と目の前の試合に集中。6回には遊撃後方への打球に獣のように食らい付いて好捕し、飛び出した一塁走者もアウトにするファインプレーをみせた。 DeNAとの開幕カードでは代走での途中出場から今季初打席で安打を放つと、初スタメンとなった3月31日にはチーム唯一のマルチ安打。腐らずに少ないチャンスに向けて準備できたのも、くじけそうな時にチームの首脳陣が声を掛けてくれたから。「奈良原さん、波留さんが心が折れそうな時に手を引っ張ってくれた。感謝してます」と周囲に頭を下げる。
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