アンモニアは、酸化すると簡単に硝酸になり(オストワルド法)、これは爆薬製造には欠かせぬ重要な原料になる。それまでは硝酸原料はチリ硝石に頼るばかりで、海上封鎖されると簡単に硝酸合成は頓挫してしまったが、ハーバー・ボッシュ法では空気から爆薬を作れる。
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ドイツがズルズルと1918年まで多くの犠牲者を出しながらも大戦を踏み堪えられたのは、空気からの爆薬製造技術によるところが大きい。戦後はBASF社は肥料を多く生産し海外輸出による外貨を稼ぎ、ドイツ国内肥料利用と相まって戦後復興の足がかりにもなった。
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一つの化学プロセスにより、100万人単位で戦争犠牲者が増え、億人の単位で人間を飢餓から救える。恐ろしい話だ。使い方によって、化学合成は人を救いもするが殺しもする。第一次世界大戦は化学の戦争だった。
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どんなに世の中が変わっても、窒素固定プロセスを人間はもはや捨てることができない。ヒトという動物が、地球環境を循環する元素フローに手を出し、それの半分を支配下に置いてしまったのだから。もはや後戻りはできんのだ。
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ハーバーは紛れもない大天才であり、ボッシュはものすごく勝負に強い実業家だった。そして触媒を開発したミッタシュはメチャクチャな努力家だった。 この、たった三人が、世界を変えてしまった。地球環境すらも。
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BASF(=ドイツ)って今でもとんでもない会社。 ↓https://twitter.com/kirakira_tata/status/1071585209559085056 …
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肥料として全人類消費エネルギーの数%をアンモニア合成に使っているならまだ許せるとしても、排ガス浄化にそれを使うってのも罪な話でして。。。。
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さらには今後の温暖化対策のひとつの方法として、アンモニアを燃料に活用する、っていうのも考えられている。すなわち、再生可能エネルギーを使ってアンモニアを合成。これを燃料として燃やしてCO2排出ゼロを目指す。ただし、排ガスには窒素酸化物が豊富。これをまた尿素を使って浄化。
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いや〜〜。いつまでも続くよ、BASF大儲けサイクル。 まあ、今はアンモニア作っているのはBASFだけじゃないけどね。
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