その1

巨大な古い体を持ったサメたち特集

海の巨大肉食ハンター(サカナ)の代表選手と言えばサメ。

一般の魚と違った特徴は、エラが下記図のようにスジみたいな所、そして浮き袋も無く、
水の流れが無くなると動きの悪いエラのせいで呼吸が苦しくなり、
沈んでしまって溺れると言われています。

つまり泳ぎを止めると溺れるってこと。
(水の流れがある場所では止まってもOKなので誤解なきよう)

全世界で約250種類がいるそうで(微妙に被っているサメを除外すると約200種)、
最も古い化石の記録では約3億5千万年前の古生代デボン紀まで遡る生きた化石。

ページ数が多いので読み返す、ブックマーク時には1ページに集約したコチラを用意しました。NOT別窓設定。
UMA部分も消してありますので、宿題などにも役立つように配慮しました(&他の方への紹介へも便利かも!!!)。


↓「原色魚類検索図鑑Ⅰ~Ⅲ」北隆館/阿部宗明・落合明共著の図より

←サメの特徴はエラ。類似ではエイもそうですね。

最も小さな種類で15cm~20cmというコンパクトなサメが(フィリピン近海に)いる一方、
下記で紹介するジンベイザメは最大魚類として15mオーバー、10トン近いものがいます。

その素晴らしい肉食で鍛えられた体は海や川のように浸透圧の差を克服し、
淡水湖や河川にも遡上するケースがたまにあります(ニュースになりますが、こういう理由)。

サメは嗅覚が凄くて遠くに落ちたた血液ですら辿ってやってくるという解説が時々ありますが、
全ての魚類の嗅覚は、正直凄いものがありますから(警察犬クラスだ!!!)、
「すごいんだぞ~」っと言っても、サメだけが特殊というわけではないです。

サメは常に空腹感を持っているとかで、他の魚と同じではないようです。
いや魚は一般的に”空腹感”は持ってなかったと思うけど、兎に角、いつも食ってみるのでしょう。
激しさを増して食いまくろうイベントになった状態を特別に「シャーク・フレンジー」という。
逆上するぐらい激しいサメという意味です。

私の専門外ですが(専門=致死遺伝子ネタ、サメには思いっきり有用な特徴があり、
それは悪性腫瘍(しゅよう)や白血病など、すなわちガンにならない事らしい。

コレ↑論文を読んだわけでなく只の私的見聞ですが、映画の題材にもなっているし、
人間に応用できるであろうその謎を調査している機関も多いそうです。
一方は巨額な資金がある研究施設、一方は個人的レベル自腹の研究(私)、目的は同じ。

また後で紹介しますが巨大な肝臓(採取される有用な肝油)も特徴的です。

一方、歴史上、世界最大の魚は?

過去を含めて世界最大の魚はどれぐらいあったのでしょうか?
標本の実測でなければ、27.6m、頭骨だけで6mと推定される
恐竜と同じ時代のリードシクティスという魚。←サメ類じゃない。念の為。

5~6mクラスの魚竜や首長竜を食べていた可能性があります!
すごいですね~。

尚、伝説では、オーストラリアのフォルス湾で40mものサメが居ると
考えられていました。サメではメガロドンが最大です。

←メガロドンのイメージ

人間誰もが見たがるという巨大な生き物。
暗い世間をパッと明るくさせるのは、彼らが姿を現せば簡単簡単。

恐竜が生き残っていたら、世界各国の戦争も中断するかもね。

現在の世界最大魚は、平均12m(最大20m)ぐらいのジンベイザメ。


 25メーター以上のサメを漁船メカニックが目撃(船員の殆どが愕然)

元漁師の技術屋さんより(サイト引越し中)

みなさん、はじめまして。突然の書き込み失礼いたします。

 実は古い話で申し訳ないのですが、以前に出会った鮫の話を書き込ませて頂きます。

1969年の7月半ば、水産高校を中退して、アルバイトで乗り組んだ
カツオ一本釣り漁船での話です。

船は248t(199t型)の典型的カツオ漁船で、
当時10代でしたが無線局長として乗り組みました。
 それに出会ったのは、伊豆半島南方、寡婦岩至近の海上です。
船は「なぶら」を探して寡婦岩の周辺をゆっくりと「流して」いました。

定時呼び出しを済ませた私は、舳乗りの先輩と船の舳先で鳥を見張っていたのですが、
ふと海面を見るとおよそ水深5mくらいのところに大きな影があるのに気づきました。
すぐに先輩に教えたのは「なぶら」かも知れないと思ったからです。

それを見た先輩はすぐに「鮫だ。でけぇ!!」と・・・

 そう言われてよく見れば、確かに鮫の頭、すぐにブリッジに怒鳴って知らせました。
ブリッジから漁労長と船長が右舷側に顔を出し、下を指差して
「尾っぽはここにあるぞ」と怒鳴りました。

カツオ漁船の写真を見ていただければすぐに判ると思いますが、
248tのカツオ漁船はかなり大きいです。ブリッジは船体中央より後ろにあります。
舳先で頭が見え、ブリッジで尾なら長さは25m以上になるのは確実です。

そして、先輩が「おい、こりゃモウカだぞ。」と言いだしました。
漁労長も舳先へ飛んできて、「おーたしかにモウカだ」。

「モウカ」というのは方言で、「ホオジロザメ」の事です。
彼らは20年以上もカツオ一本釣りに従事するベテランです。
一本釣りの漁師は鮫の種類、海面から見える鮫の種類は間違えません。

カツオが鮫に「付く」事があり、漁獲に直結しますので、
「ジンベイ」や「ウバ」などのカツオが付く鮫を見分けるのは重要なスキルなんです。

これは26名の乗り組み員のうち、当直や機関場での作業で
出てこられなかった4名を除いて全員が見ています。

寡婦岩付近の海水透明度は非常に高く、2頭の鮫を見間違える方が難しいです。
 結局、十数分ほど船と平行していましたが、船下方向へ反転して深みへ潜って行きました。

 古い話で、仲間内で酒の肴にしか話した事はありませんが、
こちらの知識豊富な皆さんに論評いただけたらと思い
「信じられない」と言われるのを覚悟で書き込みます。

よろしくお願いいたします。

さすが、サイト運営者だけあって光景が見える(想像を掻き立てる)文章表現で思わず採用!!!
これって、マジメにスゴイ話です。

←深海には何かがいる!?

上の動画

海底で餌をやって生態を観察していたところ、2mのサメが遥かに大きなサメにぶつかります。
小さいほうが2mというのは言いすぎかと思いますが(せいぜい1m)、でかい方は確かに見事。
少し体が崩れた印象を受けるので、平均体長を超えた個体と思われます。

謎の巨大生物じゃなくても、巨大であれば充分人間の心をワクワクさせます。
それにしても、学名は難しくて覚えられませんね。

エイジと申します。

1969年7月半ばの巨大なサメの目撃談についてですが、
もしかしたらメガロドンの生き残りかもしれません。

確証はないですが貴重な話だと思うので、
サメの海というHPに紹介したいと思いますが、構いませんでしょうか?

なお、投稿された方にも同様の内容のメールを送りました。

私のほうは出所(サイト)を併記下さればOKです。

連絡を取りあわられて、OKだったでしょうか?
写真が有ると凄い破壊力ですけどねー。

船よりデカイ怪物サメ。

スティーブン・スピルバーグ監督の「ジョーズ」の怖さがありますよね。
あの場面に居れば、音楽が見事にはまって、いやぁ、生きた心地がしないです。

巨大サメは、是非とも見つかって欲しいですね。

▲後年、CGIの発展に伴ってメガロドンを題材にした映画が出現、
しかも沢山作られるようになり、誰もが知る”超巨大サメ”のネームとして有名に。
当サイト作成時点では皆「何それ」レベルだったので嬉しいような悲しいような。



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