シーラカンスの新発見

アフリカだけじゃないもんネ!

さて、最近ではアフリカ沖だけではなく、
インドネシア(東南アジア)でも確認されました。

やりましたね~。

1997年。

中華料理の高級食材フカヒレ(=サメのヒレのこと)の需要がアップし、
インドネシアでもサメ漁が始まりました。

深い海に網が入るのは初めてのことでした。

そうしたら、なんと!
ヘンな魚が網に掛かったじゃあ~りませんかぁ!!

ヘンな魚とはいえ、大きいので売っちまえと漁師は考えました。

アフリカの発見のときと同じく市場で売られようとした時、
散歩していたある学者が鉢合わせ!

「君、その魚をよく見せてくれ給え」

「なんだい、おっちゃん」

「ゲゲッッ!こ、こ、これはぁぁぁ」

←J.Hamlinさん撮影
シーラカンス、口を開ける図

アフリカ沖以外で初めて発見された事件でした。

それ以降も、たびたび網に掛かっているそうです。

発見された場所がアフリカとインドネシアで約1万キロも離れていることから、
その間の海域にも居るんじゃないか?同じ種類なのか?と疑問が出ました。

遺伝子調査をほどこした結果、
とりあえずアフリカ沖のシーラカンスの亜種に認定。

実はアフリカの発見と違い余り情報が広がっていない為、
私も詳しく知りません。

▲古代、陸上へ上がる前の淡水産や元もとの海産など、
”シーラカンス”とひとくくりに呼ばれても当時かなりの種類がいたので、
どの種類のどれに当たるのか、どんなレベルなのか難しいです。

←BBC・NEWSより当時の現物

ただ、怪しい裏の売人・密猟者達が殺到した事は言うまでもありません。

アクアリストの方ならご存知でしょう、
アジアアロワナの事件と一緒です。

買う人が多ければ、貴重な魚もあっという間。

日本を代表する超大企業の社長の息子がマンションの一室で、
当時1匹・数十万円~数百万円もしたアジアアロワナを
なんと約200匹も飼っていたそうで。

人間の欲だな…。

しかし、そのお金の出所はいったい…?

1m近くなるアジアアロワナなのでコイを室内で200匹飼うようなもの。



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