古代魚 シーラカンス 特集その1部:発見当時の報道写真、意義と歴史ストーリー

アフリカ沖だけでなく、10,000キロも離れた海域で見つかった亜種の情報を含め、
最新のシーラカンス情報を提供します。

表紙では他の項目が多いし、謎の動物をメインに取り扱っているサイトなので
「ほんのチョット触れてるだけだろう」と感じていた方、違います。
記事を書いた時点で、ネット上では最も詳しいもののひとつがここでしょう。]

↑'98~'99年当時はウチがオンリーワンという”ネットらしいページ”だったんですが。

ページを独立させ掲示板やリンク集を付ければ、これだけで専門サイトの出来上がりクラスです。

(…と思いながら作りました)

シーラカンス・ファンは、ゆっくり堪能してくださいネ。

ページ数が多いので読み返す、ブックマーク時には1ページに集約したコチラを用意しました。NOT別窓設定。
UMA部分も消してありますので、宿題などにも役立つように配慮しました(&他の方への紹介へも便利かも!!!)。

シーラカンス

他の魚達と違い「オレは古代からの使者だ」を主張する体つきから大人気です。

文献も多くありますが、初めての捕獲の冒険談がメインです。
他の書籍では、解剖学を主にする専門的なものが多いです。

当サイトでは、その中間を狙って作っています。

<あらすじ>

遠い遠い昔、まだ人間はもちろんの事、陸上の恐竜もいなかった時代。
我らが地球はタップリとした海以外には生物らしいものはいませんでした。

空も陸も静かなものです。

そのスペースをもったいないと感じた魚がいました。

シーラカンス様です。

彼は淡水に入って陸上に出ようと考え、頑張りました。
頑張った甲斐があって、陸上生活も出来るようになりました。

それが魚⇒両生類の進化といわれています。

その後、両生類から爬虫類へ、恐竜の時代へ進んで行きます。

その進化のプラットホーム・分岐点になる魚(シーラカンス)が
現代まで生きていた!!!

発見されたのは、偶然の出来事でした。

現地では長い間食用にされていましたが、
旅行に来ていた学者が目に止め、

「こいつぁ、シーラカンスさまでは!? 画期的だわっ!!!」

…と絵を画いて他の専門家に鑑定を依頼しました。

同時に新聞社などにも報告を送りました。

心の中で”世紀の大発見、モテモテ・大金持ちの私”という
怪しいシナリオが出来てしまいました。

しかし、エセ学者だの、見間違いだの、
売名行為のハッタリだと無視されました。

「い、意外っっ! そんな!! 私は間違っていないっ!!! 悔しいっ~!!!!」

シーラカンスを発見したという大手柄が
世間からスルーされてしまったのです。

学者の報告でさえも、こういった大事(おおごと)の場合は信用されませんでした。
一般の人が見つけていたなら更に笑われた事でしょう。

しかし、とうとう標本が採れた為「ど~だ!!!」と発表できて、やっと信用されました。

この世界机上の論理に唯一勝てるのが標本(現物)なのです。

あれこれ言う「口ばっかりの賢者」を打ち負かしたということで、
一般の人々の賛同・賞賛を得ました。

しかし、賢者達も反撃します。

「恐竜を見たとか、怪物が出た……とかいうガゼネタが多いから
最初から全てを信用するわけにはいかんのじゃ!!!」

どっこい、どっこいでした。

ということで、現物があれば話は別。

先輩「私は君の事を信じていたのだよ。研究に参加したいんだけど。なっ!!!」

上司「私との連名で正式発表しよう。忙しくなるぞ!!!なぁ!!!」(肩をたたく)

大学・学長「研究予算を増やしておいたからね。他の大学へは行かないように。」

「君を信用しているよ」と言っていた同僚「ゲッ、マジだったのかよ~!!!」

以前とは、手のひらを返したように巡る世界が変わり、
「これは美味しいネタだ」と争奪戦が始まりました。

そして世界各国を巻き込みました。

発見者は当然のごとく叫びました。

「いまさらなんだぁ~!!! 横はいりするなよー」

こうなってくると、こじれてきます。

こじれた問題を軟着陸をさせるため、
シーラカンスの学名をその人の名前で付ける事で1件落着しました。

めでたしめでたし。

↑脚色大きくあり



↓モツイさん、BBSにて紹介ありがとうございました。





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