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特集ページ(全3ページ)

~タイ国立チェンマイ大学の元・講師が降臨~

このページに直接語句検索で来られた方はココからお読み下さい。
読まれていないと面白さが全然違いますからネ。

高野秀行氏とデートPart1

とうとう、その日が来てしまった。

オカルト&探検界隈の超VIPである高野さんと会うのだ。
待ち合わせの場所は名古屋駅。

絶対に遅刻をしないでおこうと早めに支度を済まして準備万端、
車を名古屋に向けて走らせた。

「幻獣ムベンベを追え」でのテレ湖は隕石跡じゃないのか?

重く不思議な石を取り上げられた時の気持ちを聞いてみたい。

ネットで知り合って会うというのは
マスコミNEWSで盛んに言われるキケンな香りが漂う。
しかし我々には全く漂っていなかった。

あたりまえの男同士だからだ。

車を止めている交差点の向こうで手を振る男性がいた。

彼なのか!!!

序章

まさに奇跡的な出会い。


サイトを作っている方=運営者(管理人)ならよく分かるメールの量。

1日50人が閲覧するサイトで1日1通メールが来るとしましょう。

学校なら1クラスちょっと、大企業なら部・課ぐらいの人数でしょうか。
2通だったり5通だったりする方は倍倍してみればお分かりの通り。

100人のサイトなら2通。

1,000人のサイトなら20通。=大企業の従業員数

5,000人のサイトなら100通。

10,000人のサイトなら200通。=ひとつの街の人口
(作者はUMAサイト以外も持ってまして結構たいへん)

それに加えてエロやら企業やらの宣伝メールが来ます。

特に更新されているウンチク系・解説系のサイトの場合、
質問などが出てくるためメールは一般よりも多くなるのが普通です。
逆に自動化されているサイトはアクセスが多くてもメールは少ない。

出版社のように編集部が介在することはなく
作者に対してダイレクトなためたった1日でこれですから、
サボってしまえばメールやBBSのレスは貯まりまくります。ハイ。

頂くメールに全て返事をすることは物理的・能力的に不可能であり、
見逃してしまうことすら多くあるほどです。

当サイト作者も雑誌掲載文の校正依頼などを見過ごし、
締め切りに間に合わずに天を仰いだ事も。(←ボツった)

従ってサイトで採用しているメールは極僅かですし、
読んでいないのか、レスは未だかと怒られたりは日常茶飯事。

マスコミさんや超VIPですら失礼してしまい後で焦る事があります。

また何かトラブル(クレームやBBSでの荒れとか)があれば、
他のことは全てストップ

それを毎日、1ヶ月、そして毎年毎年、繰り返しているわけです。

企業のように質問担当、更新担当、クレーム担当、相互リンク担当、
掲示板(BBS)担当を何人か置いたり出来ないですからね。

1日多くメールが書けたとしても60通が限界です。

今回、高野さんのメールを発見したのは超偶然でした。

大量の宣伝メールを処分する前に何故かメールボックスを開け、
ふと目に付いたメール。

開いてみた。

こ、これはっ!!!

当サイトのメインを張っているコンテンツであるモケーレ・ムベンベ。
元参加隊員の野々山富雄さん(NONOさん)に寄稿をして頂いている特集。

元コンゴ探検隊のメンバーをネットで探しに探して
サイトを作り始められたNONOさんを発見、メールを送ったのも懐かしい。

そしてメールの差出人は…

集英社「幻獣ムベンベを追え」の元早稲田大学探検部。
コンゴ探検隊リーダー。

あろうことか界隈の超VIP高野秀行さんでした。
(リンクはオフィシャルサイト)

ま、マジですかっ!!!

普段、偉そうにしている私でも腰を抜かすほどの衝撃が走りました。

メール見逃しモードだったはずなのに見つけてしまうなんて、
なんという幸運、いな、これは巡るべくして出会ってしまったのです。


お忙しいところ、突然メールを差し上げて失礼いたします。

早稲田大学探検部OBで、現在「辺境ライター」を自称している
高野秀行と申します。

貴サイトでも紹介されている、コンゴのモケーレムベンベを探しに
早大探検部が 遠征を行ったときのリーダーで、
「幻獣ムベンベを追え」を書いた張本人でもあります。

正確には遠征は三回にわたって行いました。

第一回は下見(1987年)で、私と後輩の2名、

二回目(1988~89)が 大規模な本格遠征調査、

そして ほとんどの方は知らないと思いますが、

その翌年(1990年)には単独でテレ湖付近の川を
一カ月ほどかけて遡り調査をしました。

その結果、ある結論を得ましたが、
それはひとまず置いておくことにします。

私のUMA好きはこれで終わらず、1994年、
まだ未開放の中国湖北省神農架 を訪れ(中国人のふりをしました)、
「野人」の調査を行いました。

直接の目撃者から詳しい話も聞きました。
(それについては「怪しいシンドバッド」にも記してあります)

以後は、中国・タイ・ミャンマー・インドの国境地帯を中心
探検活動を続けて 現在に至っております。

さて、野人探査以後、UMAからはずいぶんとごぶさたしてました。

ネットに疎いこともあり、貴サイトの存在も知らず、
ついさきほど、自分のブロ グにHNりーだーさんのカキコミがあり、
貴サイトを発見した次第です。

▲作者挿入:HNりーだーさん=sarura(さるら)さん

高野秀行氏の紹介

タイ国立チェンマイ大学の元・講師

現在、作家として著作10冊。

ヤングチャンピオンを読まれている方はご存知の通り2005年7月より
幻獣ムベンベを追え漫画連載が始まっています。

高野さんや野々山さんが出ているのだ!!!

↓日本のUMA調査を開拓した冒険者必読の2冊。
コメントは私のもの。オススメは当サイトのジャンルから。

特にオススメはこの2冊(再掲) そそられた本

幻獣ムベンベを追え

同じ風景が数日続くテレ湖までの行程。
隊員たちは目の前に出現した風景に
ロマンを感じていた。

調査を始めたチームは衝撃を受ける。
過去の書籍で紹介されていた
湖の深度が違う。入り江の場所も。

こんなのは序の口でダメ押しが来た。
食料が無い!!!

ワセダ三畳青春記

早稲田大学時代の
アパート暮らしの
苦難が描かれている。

甘酸っぱい生活が
貧しくスパークする。

(推測解説)

怪しいシンドバッド

現地では兎にも角にも文化が違う。
村人の風習に合わせなければならない。

その風習は先進国に住む我々とは
根本的に違い、携帯電話やネットとは
違ったコミュニケーション方法が存在。

主人公の驚くべき冷静沈着な思考で
危機を乗り越える事も多々。
く、食えん!!!(謎)

巨流アマゾンを遡れ

しまった、オールが。

ボートでオールが流されれば
致命的な危機だ。

どうする主人公。

(推測解説)

ここで読者の皆さんに思い出して頂きたい。

あのコンゴ・テレ湖は隕石跡じゃないかの話
石を持って帰ろうとしていて、うっかり口を滑らせてしまい取上げられた、
あの話がご本人さんから聞けてしまうのか。

いや、先走ってはいけない。

メールは続く。


インドのウモッカ(=サイト応用編に登場)、非常に興味深いですね。

ムベンベと野人に莫大な時間と労力をさき、
他のUMAには興味をもてないでいましたが、
ウモッカは惹かれますね。

その後、ウモッカ調査団はどうなっているんでしょうか?

探検のためには平気でいろんなものを犠牲にしてきた
私だけの感想かもし れませんが(苦笑)
現地に、最低、三ヶ月は張り付いていないと、
成果は上がらないかもしれません。

私の経験から言うと、現地の住民がUMAについては
大きな鍵を握っているので 、
彼らに対するリサーチや聞き込み調査も
どんどん行って行きたい気がします。

…すいません、つい熱くなってしまいました。

ウモッカがあまりに魅力的だったもので。
久しぶりにUMAに心を揺さぶられました。

もし、よろしければ、現在のウモッカ調査団の状況および
今後の計画などをお聞 かせ願えないでしょうか。

貴サイトの長年の積み重ねとあくまで冷静で科学的なスタンス、
そして参加者への平等な接し方にはほんとうに頭が下がります。

その成果を無視したり、手柄(ウモッカが見つかった場合)を
独り占めにしたりということをするつもり は毛頭ありません。

私もUMAを愛する者ですから。

ただ、どうしても気になってしかたないですし、
また、私で役に立つことも多少 はあろうかと思いまして
連絡させていただきました。

ご都合のよろしいときにお返事をいただければ幸いです。

超VIPにも関わらず、なんという腰の低い紳士なのでしょう。
思わず目頭が熱くなりメールが読めなくなってしまいました。

しかも作者の住む中部まで会いに来てくださるという。

NONOさんも「緑のサヘル」カレンダーを毎年贈ってくださるし、
探検野郎・UMA好きには良い人しかいないのだろうか。

あの早大ムベンベレポートを何回と読み込んていだ私は、
一ファンとして憧れの探検野郎に会えるのです。

時に…2005年8月30日(火)

私は運命的な出会いをした!!!



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