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~タイ国立チェンマイ大学の元・講師が降臨~
このページに直接語句検索で来られた方はココからお読み下さい。
読まれていないと面白さが全然違いますからネ。
高野秀行氏とデートPart1 |
とうとう、その日が来てしまった。
オカルト&探検界隈の超VIPである高野さんと会うのだ。
待ち合わせの場所は名古屋駅。
絶対に遅刻をしないでおこうと早めに支度を済まして準備万端、
車を名古屋に向けて走らせた。
「幻獣ムベンベを追え」でのテレ湖は隕石跡じゃないのか?
重く不思議な石を取り上げられた時の気持ちを聞いてみたい。
ネットで知り合って会うというのは
マスコミNEWSで盛んに言われるキケンな香りが漂う。
しかし我々には全く漂っていなかった。
あたりまえの男同士だからだ。
車を止めている交差点の向こうで手を振る男性がいた。
彼なのか!!!
序章
まさに奇跡的な出会い。
サイトを作っている方=運営者(管理人)ならよく分かるメールの量。
1日50人が閲覧するサイトで1日1通メールが来るとしましょう。
学校なら1クラスちょっと、大企業なら部・課ぐらいの人数でしょうか。
2通だったり5通だったりする方は倍倍してみればお分かりの通り。
100人のサイトなら2通。
1,000人のサイトなら20通。=大企業の従業員数
5,000人のサイトなら100通。
10,000人のサイトなら200通。=ひとつの街の人口
(作者はUMAサイト以外も持ってまして結構たいへん)
それに加えてエロやら企業やらの宣伝メールが来ます。
特に更新されているウンチク系・解説系のサイトの場合、
質問などが出てくるためメールは一般よりも多くなるのが普通です。
逆に自動化されているサイトはアクセスが多くてもメールは少ない。
出版社のように編集部が介在することはなく
作者に対してダイレクトなためたった1日でこれですから、
サボってしまえばメールやBBSのレスは貯まりまくります。ハイ。
頂くメールに全て返事をすることは物理的・能力的に不可能であり、
見逃してしまうことすら多くあるほどです。
当サイト作者も雑誌掲載文の校正依頼などを見過ごし、
締め切りに間に合わずに天を仰いだ事も。(←ボツった)
従ってサイトで採用しているメールは極僅かですし、
読んでいないのか、レスは未だかと怒られたりは日常茶飯事。
マスコミさんや超VIPですら失礼してしまい後で焦る事があります。
また何かトラブル(クレームやBBSでの荒れとか)があれば、
他のことは全てストップ。
それを毎日、1ヶ月、そして毎年毎年、繰り返しているわけです。
企業のように質問担当、更新担当、クレーム担当、相互リンク担当、
掲示板(BBS)担当を何人か置いたり出来ないですからね。
1日多くメールが書けたとしても60通が限界です。
今回、高野さんのメールを発見したのは超偶然でした。
大量の宣伝メールを処分する前に何故かメールボックスを開け、
ふと目に付いたメール。
開いてみた。
こ、これはっ!!!
当サイトのメインを張っているコンテンツであるモケーレ・ムベンベ。
元参加隊員の野々山富雄さん(NONOさん)に寄稿をして頂いている特集。
元コンゴ探検隊のメンバーをネットで探しに探して
サイトを作り始められたNONOさんを発見、メールを送ったのも懐かしい。
そしてメールの差出人は…
集英社「幻獣ムベンベを追え」の元早稲田大学探検部。
コンゴ探検隊リーダー。
あろうことか界隈の超VIP高野秀行さんでした。
(リンクはオフィシャルサイト)
ま、マジですかっ!!!
普段、偉そうにしている私でも腰を抜かすほどの衝撃が走りました。
メール見逃しモードだったはずなのに見つけてしまうなんて、
なんという幸運、いな、これは巡るべくして出会ってしまったのです。
お忙しいところ、突然メールを差し上げて失礼いたします。 早稲田大学探検部OBで、現在「辺境ライター」を自称している 高野秀行と申します。 貴サイトでも紹介されている、コンゴのモケーレムベンベを探しに 早大探検部が 遠征を行ったときのリーダーで、 「幻獣ムベンベを追え」を書いた張本人でもあります。 正確には遠征は三回にわたって行いました。 第一回は下見(1987年)で、私と後輩の2名、 二回目(1988~89)が 大規模な本格遠征調査、 そして ほとんどの方は知らないと思いますが、 その翌年(1990年)には単独でテレ湖付近の川を 一カ月ほどかけて遡り調査をしました。 その結果、ある結論を得ましたが、 それはひとまず置いておくことにします。 私のUMA好きはこれで終わらず、1994年、 まだ未開放の中国湖北省神農架 を訪れ(中国人のふりをしました)、 「野人」の調査を行いました。 直接の目撃者から詳しい話も聞きました。 (それについては「怪しいシンドバッド」にも記してあります) 以後は、中国・タイ・ミャンマー・インドの国境地帯を中心に 探検活動を続けて 現在に至っております。 さて、野人探査以後、UMAからはずいぶんとごぶさたしてました。 ネットに疎いこともあり、貴サイトの存在も知らず、 ついさきほど、自分のブロ グにHNりーだーさんのカキコミがあり、 貴サイトを発見した次第です。 ▲作者挿入:HNりーだーさん=sarura(さるら)さん |
高野秀行氏の紹介
タイ国立チェンマイ大学の元・講師
現在、作家として著作10冊。
ヤングチャンピオンを読まれている方はご存知の通り2005年7月より
幻獣ムベンベを追えの漫画連載が始まっています。
高野さんや野々山さんが出ているのだ!!!
↓日本のUMA調査を開拓した冒険者必読の2冊。
コメントは私のもの。オススメは当サイトのジャンルから。
特にオススメはこの2冊(再掲) | そそられた本 | ||
幻獣ムベンベを追え 同じ風景が数日続くテレ湖までの行程。 隊員たちは目の前に出現した風景に ロマンを感じていた。 調査を始めたチームは衝撃を受ける。 過去の書籍で紹介されていた 湖の深度が違う。入り江の場所も。 こんなのは序の口でダメ押しが来た。 食料が無い!!! | ワセダ三畳青春記 早稲田大学時代の アパート暮らしの 苦難が描かれている。 甘酸っぱい生活が 貧しくスパークする。 (推測解説) | ||
怪しいシンドバッド 現地では兎にも角にも文化が違う。 村人の風習に合わせなければならない。 その風習は先進国に住む我々とは 根本的に違い、携帯電話やネットとは 違ったコミュニケーション方法が存在。 主人公の驚くべき冷静沈着な思考で 危機を乗り越える事も多々。 く、食えん!!!(謎) | 巨流アマゾンを遡れ しまった、オールが。 ボートでオールが流されれば 致命的な危機だ。 どうする主人公。 (推測解説) |
ここで読者の皆さんに思い出して頂きたい。
あのコンゴ・テレ湖は隕石跡じゃないかの話、
石を持って帰ろうとしていて、うっかり口を滑らせてしまい取上げられた、
あの話がご本人さんから聞けてしまうのか。
いや、先走ってはいけない。
メールは続く。
インドのウモッカ(=サイト応用編に登場)、非常に興味深いですね。 ムベンベと野人に莫大な時間と労力をさき、 他のUMAには興味をもてないでいましたが、 ウモッカは惹かれますね。 その後、ウモッカ調査団はどうなっているんでしょうか? 探検のためには平気でいろんなものを犠牲にしてきた 私だけの感想かもし れませんが(苦笑) 現地に、最低、三ヶ月は張り付いていないと、 成果は上がらないかもしれません。 私の経験から言うと、現地の住民がUMAについては 大きな鍵を握っているので 、 彼らに対するリサーチや聞き込み調査も どんどん行って行きたい気がします。 …すいません、つい熱くなってしまいました。 ウモッカがあまりに魅力的だったもので。 久しぶりにUMAに心を揺さぶられました。 もし、よろしければ、現在のウモッカ調査団の状況および 今後の計画などをお聞 かせ願えないでしょうか。 貴サイトの長年の積み重ねとあくまで冷静で科学的なスタンス、 そして参加者への平等な接し方にはほんとうに頭が下がります。 その成果を無視したり、手柄(ウモッカが見つかった場合)を 独り占めにしたりということをするつもり は毛頭ありません。 私もUMAを愛する者ですから。 ただ、どうしても気になってしかたないですし、 また、私で役に立つことも多少 はあろうかと思いまして 連絡させていただきました。 ご都合のよろしいときにお返事をいただければ幸いです。 |
超VIPにも関わらず、なんという腰の低い紳士なのでしょう。
思わず目頭が熱くなりメールが読めなくなってしまいました。
しかも作者の住む中部まで会いに来てくださるという。
NONOさんも「緑のサヘル」カレンダーを毎年贈ってくださるし、
探検野郎・UMA好きには良い人しかいないのだろうか。
あの早大ムベンベレポートを何回と読み込んていだ私は、
一ファンとして憧れの探検野郎に会えるのです。
時に…2005年8月30日(火)
私は運命的な出会いをした!!!
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