NONOさん、想いを語る


私はムベンベは首の長いオオトカゲの変種では、と考えています。

これは、ムーのあの大百科にも、出ていますが。
ムベンベはカバより大きく、ゾウより小さいサイズと言われ、
それくらいなら、実在の可能性は高いと、今でも思っています。

しかし、恐竜の生き残りというのは、やはり無理がありすぎる。

アパトサウルス(ブロントサウルス)としたら、最近の恐竜研究からも、
水中での活動は否定されていますし。
オオトカゲは実際、テレ湖にもいて、全長1mくらいですが、
(食べました〔笑〕)


その巨大種がいても、変ではありません。
ただ、その反論として、ムベンベは草食(と言われています)、
オオトカゲは肉食、だからおかしい、というのがありますが、
例えばイグアナは草食(サボテンや海草を食べる)ですよね。
草食性の巨大爬虫類がいても、異常とは言えません。


それとムベンベは凶暴でカヌーを襲う、と伝えられ、
(人間を喰ったりはしません)
それも草食動物としては違和感がもたれるようですが、
とんでもない!

草食=温和ではありません。

ゾウとライオンが戦ったら、もちろん、ゾウが勝ちます。
ワニとカバは、というと、だいたいカバが勝つそうです。
あのデカい口で、ワニの腹を喰い破ります。

だいたいワニの方が、アフリカで見た限りも臆病でした。

つまりムベンベは草食性の首の長い(ここいら辺、オレ的にポイントなのですが)
大型トカゲタイプの爬虫類では、と考えられます。
しかし、それが今現在も生存しているかというと、それについては、悲観的です。

アフリカのジャングルも環境の激変は著しい。

NGOのメンバーとして、別の国とは言え、その環境の悪化を見てしまうと、
絶望的な気持ちになります。

もともと、発見されなかった希少生物ですから、モアやニホンオオカミの様に、
すでに絶滅してしまったのではないか。
滅び行くものに対する、それはロマンと言えるかもしれない。

しかし、それを自らに納得させるため、また、再び、かの地に。
と、夢は捨てきれぬようです。
お笑いですが。

ところで、昨年末(2001年)より2ヶ月半、アフリカに行ったのは、
前のNGO活動の追跡調査だったのですが、
それと同時にむこうの子供たちへの、環境教育をしたいという思いがありました。

で、それを紙芝居にしたのです。
その自作自画の紙芝居は「虹のムベンベ」といい、
ムベンベが主人公です。(大笑)

必ずしも受け入れられたとはいえませんが(文化、言葉の違いは大きいです)
続けて行きたいと考えています。

どうしても、そこから離れられませんね。
これは近々、うちのHPにアップします。(絶対!)
よかったら、見てやってください。

あ、'03年1月の文庫本。オレにもすこし印税入るそうです。
たいしたことないでしょうが・・・

<解説>

首が長くなって噛む力が強いとずんぐりむっくり体型になる!

NONOさんが首の長いトカゲの変種と書かれていますが、
首が長い場合は、頭のバランスを取りやすくする為、
直立4本足をしていると都合が良いと考えられます。

そして成長するに従って頭骨のアゴは広がり、
咀嚼力(そしゃくりょく)が強くなって行きますので、
ずんぐりむっくりタイプに体が進化して行きます。

ずんぐりむっくり体型の典型例は
噛む力の強い鳥のワシタカなどの猛禽類、オウム類。

頭は丸く、足は真下に伸びた直立体型をしています。
噛む力はそれはそれは恐ろしいほど。

つまりトカゲの首が伸びると、恐竜に見えなくも無い感じに
成長(進化)するでしょう。

NONOさんのおっしゃられるトカゲの首の長いもの…というのは
生物学的にも分類学、解剖学的にも目撃報告と理論的に一致します。

といいますか、こういう動物は恐竜といっても差し支えないかも。

現実に死骸などで標本が手に入りますと、
生物学会を震撼させる事になるでしょう。

(で、各国の争奪戦が始まり環境破壊が進むってところでしょうか…)


<作者より>

ありがとうございます。

NONOさん、ご配慮、ご協力、感謝の極みです。
快くコメントを頂き、UMAファンを代表してお礼の気持ちを残させていただきます。

<本の情報!>
その1988年のコンゴドラゴン探検記、
ムベンベの謎を追えが12年ぶりに文庫本で再販されます。
1月に集英社文庫で。
著者は隊リーダー高野秀行氏・題名は変わるかも。

UMAファンのみんな!感謝の気持ちで絶対買おうぜ!!

更に続くぞ!!!先へ進んでください。



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