前白 | 理屈っぽいのは嫌われる? |
未知への探求というのはオカルトの専売特許ではなく、正当派の科学でも同様な姿勢。
当サイトが扱っている”未確認動物”であれば、食性・睡眠・生殖の3つを元に考察すべきが
科学的なアプローチだと何回も言及してますが、特に湖の大きな怪物であれば、
ウソ・ハッタリ・勘違いでなければ、科学的なイレギュラーが存在するはずです。
食う・寝る・エッチの中で、食物連鎖に注目すれば、熱帯~冷帯の水温関係ナシである
海の大きなプランクトン”オキアミ”と比べて、淡水の湖では多く居たって
微小なプランクトンやエビでは、エネルギー的にもイレギュラーな科学が必要。
以前の学者は、巨大な体を維持できる理由として食物連鎖で考えたのが
淡水に入ると餌を食わないチョウザメを持ってきたこと。
よく”餌を食わないなら淡水の資源量的にもありえる”となりましたが、
本当に餌を食わないのか?誰が”餌を食わない”って調べたのか?というのは、
図鑑でも遡上サケは餌を食わないと言われているけど、少なくとも食ってる可能性が高いのは
サイト内で「エサ食い写真」を出している私の超基本実験の通り。
チョウザメなんてのを出すよりも、この地球上には食物連鎖の科学的イレギュラーを起こす
大きな役割をする生き物が存在しています。しかも身近に。
UMAを考える時には、現代の地球上で類似する動物を探して
比較検討するのが科学的方法論なのですが、UMAじゃなくても、新種とか珍しい動物とか、
普通にこの方法で調査されています。
以前「知っていますか?」テーマとして出した淡水アザラシの定着理由だって、
バイカル湖だけじゃなく、1匹2匹の迷い子ではなく、他の湖に群れをなして存在しているし、
原因となった科学的イレギュラーも分かっています(地殻変動ではないよ)。
このように、生物を考える上で最低限知っておきたいのは、食う・寝る・エッチに関する科学的知識。
そうすると、ウソ・ハッタリ・勘違いな事例は、驚くほど瞬間に判断できるようになります。
但し、そういう大切な項目が出てくることが少ない目撃談ばかりなのも、オカルトならでは…のツライところ。
宇宙船に乗船できたのなら、乗組員を観察し、とんな休憩時間があって、
水は飲んでるのか(じゃトイレは?)というのが当然の基本ツッコミで、
動力は何を使っているのか、とか、機械がスゴイとか、これらは正直2の次です。
全てに通じる3つに注目すると、地球規模の環境科学は知らないといけないし、
関連して覚えることが、いっぱい出てきます。理屈っぽいのは嫌われやすいですが、
最低限の理屈を知らずに「居るわけないだろ」というのも恥ずかしいもの。
的を射ていない理屈っぽさがダメなわけで、貴方・貴女は、どっち?
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