研究者の憂鬱その1
湖の科学(研究者の憂鬱)、所詮オカルトUMAサイトだが |
当サイトには非常に読者を分けるバロメーターがある。
それは言わずと知れた湖の科学のこの部分(読んでない人は必読ね)。
過去、内容があまりにも衝撃的だったためか、否定したがる人の多いこと。
しかし、違うんだよ。実際に計測した事実なんだから、考察程度とは次元が違う。
サイトを最初から読んでいれば、私が別件の理由で研究していて、
たまたま疑問が生じ、湖の酸素をチェックしたことから始まったことを知れる。
「夏には溶存酸素が無くなるじゃないか。へぇ、ビックリだ」がキッカケ。
私だって10m以内で酸素欠乏になってるとは想像してなかったけど、事実は変えられない。
それを過去に触れてるマスコミが一切無かったので出しただけ。
じゃぁ、どうして酸素無いんだ?を考え、結論が出なければ、
サイト内に答えを用意してあるわけです。
池の魚が雨で活性が高まるとか、全ての事象がこの湖の1ページに集約されてるわけ。
海で貧酸素塊が存在しているのは、湖のようにさせる工事”浚渫くぼ地”や河口堰、
そうやって科学の章は理解を深めることが出来るように構成していました。
●自分で調べる人は「どうして酸素がなくなるんだろう」と考える。
●他人から聞いてばかりの人は「これって間違いだよね」と考える。
”間違ってる”と言われても、無酸素と計測したんだから私にはどうしようもない。
それに私だけじゃない。地元の湖の科学分析資料を紐解いてみて欲しい。
無酸素状態を計測する時期、深さ、植物の繁茂状態、富栄養かどうか等。
事実なんだから、無酸素がどうして起きたのか?を考えなければならない。
他の湖でもそうなのか?多くがそうだとしても特例はないのか?これが科学的思考。
湖は深ければ透明度が良い。浅ければ濁っている。ネス湖は濁ってるが深い。
他の湖を比較一覧で表にして、ネッシーの項に書いているけど、読んでますか?
どうしてネス湖は変なのか、マスコミの不勉強?それとも特殊?まだあるかもね。
恋人にフラれて悲しむ前に、自分が生きてる世界ぐらい知ろうよ。
理系とか文系とか関係なく、人間という生物として興味を持とうよ。
間違いとするより答えをサイト内のどこかに書いてるんだから。
オカルトサイト管理人ごときに言われたくない?・・・それは分かる、ごもっとも。
でも湖や海、他を含め、サイトをちょっとでも読めば、オカルトではなく、
UMAというのは生物分類学に属すること、幅広い科学が絡んでることが分かる筈。
オカルトにしか見えないのは、TVなどの面白半分のスタッフのせいだ。
TV番組らのスタッフ、放送作家などが湖の酸素を自分で計測してたら、番組内容が変わる。
よく指摘があるのは琵琶湖(湖底下に広大な水塊がある)とかバイカル湖とか、
特定の湖を挙げて反論されるが、これは反論とはいわないので、ちゃんと読んで欲しい。
琵琶湖だって解説がサイト内および他サブサイトにすでにあるのだから私は本当に困るのだ。
とはいえ、ほんとは全然大丈夫。良く言おうが悪く言おうが所詮は息抜きのサイトだから。
只、重要なメッセージを”あの1ページ”で多く詰め込んでます。
斜め読みでは通り過ぎてしまうキーワードを列挙しましょう。
「夏の白樺湖」~季節・水温で溶存酸素量も変わる。水温が低いほど溶け込む酸素は多い。
「躍層下はエサが少ない」~上層部での食物連鎖を考察すべき。
「躍層前後で水温の急激な変化」~変温動物は大変だよね。変温動物って?
「エラ呼吸」~酸素の多い場所に魚が集う。
「肺呼吸」~酸素が関係ないのは肺呼吸なので、そういう動物は?
「深海魚が湖にいると思ってる」~海に深海魚がいるのは地球規模の対流。黒潮など参考。
「貧酸素塊」~浚渫くぼ地とかの基本を知れば、公共工事の欠点が見える。
今思ったんだけど、当サイトはUMA未確認動物の解説サイト。
しかし現状は、その解説を更に解説するサイトが必要になってしまうのでは。
浸透圧って何?対流って何?という段階から解説するのはお笑いじゃなかったりする。
海←→淡水は浸透圧が違うから、パッと魚を移すと死んでしまうほど大きい壁。
例え、湖と海が底のトンネルで繋がっていたとしても、UMAはかなり移動が難しい訳。
サケは体を馴染ませるため、長期間を薄い海水の河口で過ごすんです。シビアなの。
さて、「海には深海魚がいるじゃん(だから湖にも当然いる)」と回答のある
興味深いYahoo!知恵袋の質問を見つけた。当サイトが晒されてるから紹介しましょう。
先日ナショナルジオグラフィックにてUMAの番組を見ましたが、 先ほどの様な決定的ともいえる否定の証拠を示してはいませんでした。 ナショジオ程の番組がこのような証拠を提示しないわけはないと思ったのですが・・・。 湖の深いところでは酸素は存在しない(生物が生きていけるほど)というのは本当ですか? |
「ナショジオ程の番組」…湖の溶存酸素とか計測した科学者が番組人脈に居なかっただけで
私が監修を依頼されてたら放送作家に教えてるけど、そんなものです。
(UMAは海洋生物や古代生物学者を呼んでるのが普通ですから、専門が違うのが原因と思う)よく書いたが
貼り付けられた当サイトを参照してるかと思えば、ベストアンサーのrozamistikaさんは
サイトに書いてあることばかりではあるもののOKとしよう。でも嬉しかった。
今まで、サイト外で同じような内容を使って言及する人を見た事がなかったので、
こういったフォローみたいに(間接的に)成立する時の嬉しさは格別でした。
実際に調査した人を除けば、「~と聞いたことがある」という表記は最適です。
もう一つのアンサーcocacola2000mlさんはダメ。知識が薄すぎ(申し訳ない!!!)。
文章で上手い具合に展開させ満足そうに見えるが、どうしてベストアンサーじゃなかったのか、
それはソースとして張られた当サイト自体を読まずに「知ったかぶり」で回答したからかも。
海と湖の大きさの違い、対流の概念がないのかな、それが普通ですから気にしないで。
何にせよ、ページに書いてる”勘違いしてる人”を見事にそのまんまだけに微笑ましいです。
問題は、質問の当本人であるdfqcc697さんです。二人とも長文で説明しているけど、
「お二人ともありがとございました。」・・・ちょっと待った、この一行で好いの?
もう少し文章を書いてあげるべきじゃないかと思うよ。でも知恵袋ってこれが普通なのかな。
いや、長文で説明しても一行だと寂しいかなぁと思っただけで、とばっちりゴメンナサイ。
皆さんは、TVや大企業、政府など世間の常識が科学的に違っていることがあるのは、 大切なお知らせで書いた新型インフルエンザのマスク協奏曲(次項)で学ぶはずです。 欧米でマスクしてたのは、周囲に菌をまかないようにしてた風邪気味の人たちばかり。 日本ではマスクをした人ばかり。これは自分を守るだけとしか映らない。 ”自分だけが大切”な国民ばかりだとTVで海外へ見せ付けたようなものじゃないか。 マスクは予防目的じゃない。知識が無いのではなく、そう教育された先進国民だと宣伝した。 日本の科学文化レベルを上げるのは読者さん次第なんです。 |