その1/4

前白

おかげさまでUMAサイトが書籍化される運びとなりました。
1998年から多くの方に読まれていますが、皆様のご支援・ご声援のおかげです。
出版されたあかつきには、みなさん、買ってくださいね♪

・・・というありきたりに諸手を上げて喜べないのがサイトの書籍化。

過去、書籍化され荒れて閉鎖したサイトも多々あり2ch怖サイトも記憶に新しい。
プロ作家ですら問題になるのに、素人の個人サイトなら書籍化=閉鎖という、
危険な壁を越えなければなりませぬ。

実際の問題は本が発売されてから出てくるものですが、
素人ながら、なんとか問題を最小限にしたいと努力したい思ってます。
著作権写真は商用本使用権利を買い取る予定なので大丈夫でしょうが問題は他にもあります。

ここはサイト書籍化メイキング編=DVDの特典映像みたいな感じでお楽しみください。
または、現在ブログやサイトを書籍化しようと考えている方へ参考になれば幸いです。

尤も、語句検索をかければ沢山の「著者の出版苦労話」がヒットしますので、
興味がある人はとっくの昔に探して読まれていることでしょうから、
同じ題材なのに人によって随分違うんだなぁなどと比較されながら楽しんでください。

サイト書籍化特集・頑張るの巻

表紙アクセス数が1,000万を超えている個人サイトは、多くが書籍化されている昨今。
販売促進・営業だって、実績あるサイトでアクセスもあれば企業的にリスクが少なくOK。
しかし、何故か私のところへは来ることがなかったサイト書籍化の話。

電車男からメジャーになった書籍化という言葉の以前も、作者Webはスルー扱いだった。
リンク先はサブサイトで、昔の事で怒り狂って叫んでおります(笑)。創世記の傾向で失礼~。

何故に今になって話が来たのか、ひょっとして夢?
一生懸命英訳(by infoseek)して読まれている外人も多いことから海外進出も狙える!?

…とかなんとか、今のうちに夢を沢山見ておこうと思う作者でありました。

サイト・ブログ書籍化は100万カウンター(表紙)を超えるぐらいから声が掛かりやすく、
長いネット巡回暦からいうと、ひとつの目安と思えます。数字はページビューではないです。
よく一般的に使われるアクセス数はヒット数。例えば当サイトのヒット数なら1億ヒットを超えてます。

ネットサーフィン中(死語)、カウンターは多くても、なんとなく「アクセスがある人気サイトなのか?」と
疑問を持ってしまうサイトさんについては、作為で数を多く出せるので(広告費狙いもある)、
目安として見るのを避けた方がいいです。

ヒット数とは別のもので、ページビューというのもあります。
あなたがこのページを見て1ページビュー。また、写真だけの簡単なページを見ても1ページビュー。

ウチは一時期このクソ文字だらけにも関わらず1日平均10万ページビューを数年続けましたが、
更新を休みがちになってから、ずいぶん減って2007年の現在は1日平均3万~4万ページビューです。

(それでも多いけど)。ブックマークが40%以上と多いのがアクセスの減り難い理由と思っています。

昔、NTTから「訪問者の滞在が長い優良サイト」と応援いただきました。←定額コースがなかった頃(笑

つまり、アクセスカウンターやアクセス数には色々な意味があるんで覚えておいてください。
詐欺サイトは大概ズルで多いカウンターを表示してますから。取っ払う人も増えましたね。

物知り辞典
当サイトの最高アクセスは1日PV約60万件のアクセス。3回はReadMe!で10位内(今は不参加)。
アネハ建築士偽装事件でブレイクした「きっこの日記」さんのPVが1日8万件アクセス以上とか。
きっこさんのブログが単行本数冊出しているのに、10万件を数年続けても書籍化なしだったウチ。
既にピークを過ぎ1年、1日安定して3~4万件に落ちたのだから、今になって書籍化が来るとは、
ニワカには信じられなかったのも納得していただけることでしょう。(単純比較は出来ませんが)

この辺りのカラクリについて、広告などに煽られるブロガー諸君のため後に暴露してみたいと思う。
ただですら不況の書籍界でプロの作家ですらヒットが難しく食うのに困っているのに。
額面どおりに書籍化できて有名になるはずがない、その自腹切で貯金や労力を提供するだけ?論。
サクラになってる”有名ブログ”ってアクセスは本当にあるのか?ウチでも全然有名じゃないでしょ。

ところで、相互リンク先さんでもチラホラと書籍化になってます。
多分、検索上位や相互リンク評価から巡回されてるマスコミ関係、出版関係者さんが多いのでしょう。

全ネットのアクセス数の半分を、頂点の0.5%のサイトが占めてる試算がありますから、
そのジャンルで偶然内部ページを見たりして気に入るケースが主だと思われます。

語句検索上位に入りやすいブログが(瞬間風速の傾向が強いけど)書籍化されるのも納得。
「これから」を考えるのならサイト形式は止めてブログにされる方が有利なのは言うまでもないですが、
相互リンクで大手サイトに頼むのも一番でしょうね。2chの優良ネタもサイトから取ってるのも多い。

(大手サイトは相互リンクの壁が当然高いです。しょっちゅうリンクの依頼を受けるから)

あ、雑談で方向がずれました。すみません。

しかし、怖いものだ…何故なんだろう。

所詮、作者は理系の人間であり、学術を組み合わせて解説する以外に取り得がなく、
文系のように文の芸術性があるわけでなし、編集部さんに迷惑をかけるのではないか。
そして……待っている結末は売れ残った在庫の山かもしれない。
Amazonで低空飛行とかレビューでボロクソ書かれたら怖い。

「ネットでしか通用しない駄作」評価になるのでは?という作者の不安感は相当なものです。

一方、ネットで通用しない人気作家やプロデューサーも多く居ることから、
そもそも交わらないジャンルなのかもしれない。誉められる素人か、けなされるプロか。
以前は、どんな仕事であれ「けなされるプロ」でなければいけないとは思っていたけど。

UMA系書籍だとアマゾンで50,000位~100,000位(100万ぐらいの中で)で普通みたい。
もともと人気のあるジャンルだったわけじゃないですからね。

話が来たキッカケ

2006年の暮れ12月初旬、徹夜続きだったのは、イワナやサツキ・サクラマスの、
最新の生態記事を書くから渓流誌カモーーン!!!」というものに呼応、
ある出版社さんからのサイト書籍化ラブコールが舞い込んできたからでした。

当初、自費出版(協力・共同出版)の勧誘かなぁと思ったのもネットに長く居る管理人として当然、
自費出版は自腹を切って数百部~1,000部を作るというシステムで所々問題になっています。
渓流や海釣り雑誌では執筆や連載があるので、単行本は魅力でも自分の労力が割けるのか?
本職を持ちながら作家の真似事は難しいと思いながらネタにする方を向いていました。

しかし違いました。普通の出版(商業出版・企画出版という)のでした。驚き!!!
「渓流誌カモーン」呼びかけは恥ずかしかった面がある一方、呼びかけてみるものですね。
そして無事に企画が通り、書く事になったのは渓流誌ではなくUMA単本。

初版は6,000部~8,000部だそうで様子見スタートです。
1日の訪問者より少ないですが無料と有料の違いからどれだけ売れるのかは私にも未知数です。
サイトを使った紹介アイテムの売上は結構ありますが(楽天で毎月100万円ぐらい)=プラチナ会員さ、
収入は5,000~8,000円なので当サイトの売上は楽天を食わせている錯覚に陥りますが、
まぁ、自分の本だとそうはいかない感覚がフツフツと沸いてしまいます。

自費出版の心得などが説明されてるページ(kazのホームページさん)

雑誌掲載と単行本の違い

執筆してるんだったら、単行本を出すのと同じじゃないか?と思われる人も多いと思います。
それなんですが、何と言いますか、微妙に違うんですよ。

<2007年の釣り雑誌・寄稿予定>

私にはXX出版社寄りというのがないだけに、わりと自由に書かせて頂いています。
ここを読まれている読者さんの中で、一部釣り人の方がいらっしゃいますが、
見慣れた文体や表現に出会ったら、執筆者名も見てやってください。私かもね。

予定は未定、原稿却下(ボツ)される場合があります。一応、編集部さんと繋ぎのあったものです。

●つり人社「渓流・夏・2007」サクラ・サツキマスの最新生態学:予定
遡上魚がエサを食わないとされた理由、産卵時は白身に戻る、DNA3倍体の謎etc。

●海悠出版・主婦と生活社「最先端の渓流釣り'08」コラム予定
釣り糸を確認できない魚の目、傷ついたエサを食わない(避ける)のは何故?など。

●桃園書房「釣りマガジン」コラム予定
釣り人の常識と学術的な常識には差があり、どうして交わらないのか?メーカーのせい?etc

●海悠出版・主婦と生活社「磯投げ情報」サカナの行動学:連載は継続中(現在File.10)
水圧再現設備を投資した水族館、大学、研究機関の担当者が涙する事実とは?etc

雑誌の掲載は、あくまでも普通の人が投稿し、好いものが掲載されている感じでして、
連載してるっていえども、それに準じています。

確かに、多くの連載している方々は、単行本にまとめられたりされていますが、
印税のシステムに入る著作本は別物で「作家」らしさの代表でしょうか。
これは、今後ネタとして解説しますね。

しかし、サイトを読み返してみれば1998年~2001年までの記事は文章が雑で大変読み難くツライ。
ノリもネット創世記のイケイケ的で自己主張型です。今だと反感買ってもしょうがないほど。

更に、ネット向けの記事書籍用の記事のように、読者さんの反応が変にならないよう、
またメーカーさんなどへ迷惑をかけないよう、細かい配慮をしなければなりません。
誤解を避けるように同じ作者でも大きく違った記事になるのは当然で、
ネットの文章を”ソレ用”に切り替えるのは大変です。

書き直すには膨大な時間と作業が必要、削除も多々あり、写真の著作権も採用する分には、
ネット使用と違う「商用本の使用」に許可を求める必要があります。お金も要るでしょう。

海釣り雑誌「磯投げ情報」連載のほうは最初から書籍用に文章を書くからラクチンです。

↓校正の履歴です。原稿として行っています。本サイトはいじってません

2006年12月16日
更新:12月17日PM18:20
更新:12月19日AM9:00
更新:12月22日AM3:20
更新:12月22日AM4:20
更新:12月22日AM5:55
更新:12月22日AM7:20

加筆:12月24日AM11:00
加筆:12月25日AM5:55
加筆:12月28日AM7:35

2007年1月5日17:50
加筆:1月17日23:45
恐竜の科学:1月18日22:25
写真挿入:1月20日12:00
校正・加筆:1月22日13:25

第1~2回校正・完了
3回目校正&写真作業
写真保存:2月8日12:50
更新:2月9日14:00
更新:2月10日16:40

更新:2月11日18:00
更新:2月12日22:00
更新:2月13日23:00
更新:2月14日5:40
更新:2月14日8:20
更新:2月14日10:10
更新:2月14日13:10
更新:2月14日15:35
更新:2月16日19:45
お任せOK状態。報告
写真変更:2月17日
鯨年:2月25日10:20
校正:3月8日8時40分
整理:3月9日20:45
イラスト画像チェック
3月20日4時10分
3月20日9時00分
3月20日10時45分
3月20日11時15分
3月20日13時10分

自費出版なら幾らぐらいかかるのだろう?

誰しもサイトが本になったら嬉しいもの。
一般的に本にするなら自費出版ですが、見積もりを簡単に出来るサイトを見つけました。
お手軽出版ドットコムから本の仕様(部数・写真つき、サイズなど)を選択していくだけで、
早速試してみると1,000部、ソフトカバー、流通あり、モノクロ、300ページ、\3,283,959でした。

一方、比較対照として同人誌の出版を探してみますと大陽出版(株)100万円以内のようで、
ジャンルの差があるのか、自費出版と同人出版の違いを学んでいない私には本の質は同じように見える。
流通経路の確保などの差が料金体制になっているのかと思いきやアマゾンで買えるし
何が差別化になっているのか、悩む。

まぁ、何にせよ逆に考えれば私に支払い義務はない企画出版ですし、
サイト書籍化の話を持ってきてくれた出版社さんから少なくとも報酬が頂けるので、
想像以上にありがたいことだと感じます。

印税が多いと思うだろうから読者さんの一番興味のあるだろう報酬を間接的に表せば、
発行部数と連動性ではなく、幾ら売れても同じ「定額」です。
実は準グランプリ受賞の賞金と同じ価格です。知らない人には分からないけど。
ようするにお金ではなく「認められてヤッタネ」という感覚デス。

出版社さん、ありがとう。売るために頑張ります!!!

▲今面白そうなのは、高性能コピー機を導入した(印刷機を使わない)無料のマイブックル
掲示板で大手だったT-Cupのブログ書籍化サービス。価格は安いみたい。
注文殺到につき、少し待ち時間があるとか(あくまで広報によります)。

時代の変遷か……

正直、理系(=研究畑)の人間がエンタメ本を出すのは難しいと思っています。
理系出身にとって論文や研究結果でなければ書籍を出す人なんて少ししか居ない、
文系の作家さんが大多数の世界だったはず。これは時代が変わりつつあるのかもしれない。

理系研究者のクドイ文章展開は、クレームを怖がるため正確な表記を心がけるから起きます。
その結果、つまらない専門用語の羅列になるケースが多いです。工夫も少ない。私しかり。
一般には読まれず、専門家同士でないと通じ合えない難しさがあるため、出版社はしり込みし、
ネットの時代だからこそ、今回のように声がかかったのだと思っています。

TVの科学番組なんかでは情報提供をされてもスタッフが理解しきれずに「ヤラセ」になったり、
多くの方が知っている通り専門が細分化され理系文系の区分け自体もアヤフヤな昨今、
ネットに転がっているオリジナリティを起爆剤にして出版不況の脱出を模索しているのかもしれない。

私が希望したタイトルと企画書イメ-ジ

まず、どんな書籍にするのか、サイトをそのまま掲載するのでは既に読んだ方にはつまらない、
しかもココは無料のホームページです。お金を出してまで購入される人は少ないのでは?

サイトのアクセス数は少しは貢献できるでしょうけど、すでに1,300万カウンターを超え、
全PVなら1億ヒットを超えているので(ニフティ・サイト中で上位ランキングです)、
皆が知らなかった内容の時ならいざ知らず、売れまくるには既に遅すぎたのでは?

それゆえ構成や加筆などと共に、今まで知らなかった方々へのアプローチを含めるには、
UMAということで最初から敬遠していた方々をターゲット層にしては如何だろうかとか、
アレコレと考えなおしてみました。

タイトル案:「目からウロコの未確認動物学」、「未確認動物学・入門」、「生物の分類学指南」、
「トンデモ未確認動物学」、「これはヤバイ!!!未確認動物学」…もういいか、「謎の巨大生物UMA」でも。

サブタイトル案:既存のUMAに対する概念が変わる科学的解説

サブ付記案:大学理学部生物科卒(元大学臨時講師)の生物研究家が真面目に探求・解説にチャレンジ

科学という鍵(カギ)は扉を開ける道具、しかし未だ閉まったままの”開かずの扉”がある…というイメージ。

企画優位性考察:

過去の未確認動物本は生物学(大学の専門学位を持つ)専門家が解説したものは無く、
もっとも近いものでも大学農学部水産学科の著作者と考えてみる。
専門学をメインにして、オカルトネタから科学に興味を湧かせ、理系離れをフォローできるように、
社会貢献部分もターゲットとして入れたいと思う。

海外でも類似専門科目でUMA研究書は微生物学の著者で微妙に違い、
考え方や分析の仕方をメインにすれば末永く読まれる画期的な本になれるのではないか?

内容の類書はないため一般的にもインパクトがあると思われますが、その為、
既に記述は広がってしまい、昨今のUMAや釣りなどの話題では「湖の科学」などを前提に、
会話が成立するほどと広がってしまっているので、オリジナルと主張しても恥ずかしいものがある。

内容が真面目であれば、他のメディアにも取り上げられやすいでしょう。
閉塞状態の現代社会、理系離れの昨今において大変受け入れやすいと期待できます。

逆に既に取り上げられたことが多いので「今更」感がぬぐえないデメリットをどう乗り越えるか、
これが「これから興味を持って趣味として入ってこられる」方や常連さんへの配慮部分と思えます。

企画マイナス面考察:

先の通り、オカルト・ファンがサイト記述に色めき立って読み漁ったのは2002年ごろまでであり、
未だ他書籍、TV等で引用・転載されておらず、そのタイミングでの出版であれば
重版(XX,XXX部)程度は売り上げれたと思われますが、現在ではかなり引用・転載で知られています。

残念ながら、ロングセールやキヨスクで手軽な購入を対象にしないとヒットは困難と思われます。
但し、TV番組を始めとする現在の水棲UMAの暴露や話題が少ないのは、
意図的に「湖の酸素分布」や「食物連鎖」には触れれず、このサイトの影響力が大きいと推測され、
オリジナル元中の元という事で世間に書籍公表をするには好感を持って迎えられると思われる。

食物連鎖=「食性・睡眠・生殖」=「食う・寝る・エッチ」の生物学基本3大欲望を考察基準とする。

付記:初版の勢いを推測

幸い、サイトには毎日新しいお初の方が数百~1,000名さまはお越しになられているし、
著者は複数の運営サイトがあり単純計算として訪問者数1日約10,000人X0.03%=300部の増加を見込める。
その分、読み終えて去って行かれる方も数百~1,000名様と安定しており、
発売されてもサイトのアクセス数で多少は売上に貢献できるでしょうが ←不安感は大きくあります
しかし、長期の販売であれば、もう少し延びると思われますが、
先に考察した通り、大ヒットにはタイミングが遅すぎて機を逃してしまった感があります。

厳しい目で見られるという不安や悩み:

クリエーター(映画から書籍に至る職業)に共通するものは何か?と以前から分かっていたものに、
選択すべき「誉められる素人か貶(けな)されるプロ」という現実があります。
私のサイトが賞を受けたり良いサイトと紹介されたのは、素人の一般人だからです。

正直、理系の研究員の私から見ると、文系の文章、しかもプロとなると比較にならないほどの差。
私は週間プレイボーイなどで出たことはありますが、あくまで被取材、取材を受ける側でした。
釣り雑誌などで渓流の原稿を書いたのも1998年以前、つまりネットが広がる前でしたが、
あくまでも文章の上手さではなく、学術内容での話でしたから採用されたのだと思っています。

今回、無料のネットから有料の書籍化となると、世間様の厳しい目にさらされます。
無料のサイトですら批判・批評などを受けた経験がありますから、どうなってしまうのか。

心配はつきないですが、少なくとも「役に立つ本」であるという評価が受けれるよう、
本が売れる関係なしに、お金を出しても良かったと思っていただけるのを目指して、
出版されるギリギリまで頑張りたいと思います。

一般的な出版では他のメディアに取り上げられやすいか等が重要らしく、
やはり売上に繋がる優位性を検討するのが本来の差別化でしょうか。

サイトのアクセスから導いた売上増とは?

サイトを通じてどれだけ売上増が見込めるのか、DM(ダイレクトメール)の反応率0.3%から、
更に10分の1(0.03%)で用いているので、少ない数字なのかどうか迷うところですが、
無料のネット上のサイトという性格を含めた売上増加推測です。たぶん、最低レベルです。
冷やかしや間違ってどこかをクリックして訪問された方の割合は正確には掴みようがありませんが、
ブックマークが40%ぐらいですから、相対的に推測は出来そうです。

しかし、いずれにしましても管理人の作る紹介文によって訪問者さんの反応は全然違い、
経験から反応は0.01%になったり10%になったりします。つまり作者の工夫次第でしょうか。

宣伝が逆効果を引き起こす可能性もあり、初版本には試験的なウェートが高いです。
但し、印税方式ではないので幾ら売れても私への報酬が定額ですが、それはやる気を削ぎます(笑
もしも続編が出せるのであれば、その実績によって印税方式にしたりお願いできるでしょうから。

ロングスパンで販売して欲しいというのは、当サイトが日の当たる状態になるまで、
長い間ネットの底に沈んでいた経験からです。本当に長かった。
ゆえに書籍になっても大変長い低空飛行すると思ってしまうのは私が心配性だからではなく、
発見して紹介してくれる人が出てくるかどうかにかかっていると言っても過言でありません。
厳しい出版業界では5万部売れれば大ヒットなのですから。

▲学術系は爆発ヒットしない代わりにジリジリ売れるので出版社にとっては安全パイ傾向らしい。
当サイトも数多くUMAを紹介するのではなく学術ネタ遊びがメインなのでロングスパン系と思う。

ブログ書籍化のデータから

読者数の0.03%で試算した販売増加の最低見込みでしたが、ブログでなら資料がコロがってました。
インターネットコム(株)(株)インフォプラント goo リサーチが行ったデータによると、
2005年では約35%がブログが書籍化されたら「購入したい」と回答していた。
2006年では減って約20%だったとのこと。

割り出したのはサンプル数が300だったということで若干考察するには少ないのですが、
面白いのは実際に購入した経験があるかという問いには約4.25%しかいなかったそう。

しかし0.03%で計算したことを考えれば、4.25%もいらっしゃるなら、
ブログとサイトの違いはあっても結構販売に期待が持てます。

10,000人X4.25%=42,500部の増加。
当サイトだけで4万部を超えちゃうよ(さすがに4%は無理と思った)。

・購入したくない理由は「書籍は場所をとる」、「ネット上で無料で読める」、
「プリントアウトすればいい」などの意見が多数。

・購入してみたい理由は「ジックリ読めそう」、「書籍の方が読みやすい」など。

書籍化したいブロガーは約23%(4人に1人)だそうで建前もあるだろうけど、
ブログの天文学的数から考えれば、書籍化というのはすごい需要と思われます。

読者投稿の採用文への選抜について

投稿の文章を採用するのであれば、投稿者さんへはどう謝礼を払っていいのか、
作者報酬が無くなるのを覚悟して現金の謝礼にするのか、献本で済まないのであれば、
また連絡すらつかないのでは、採用しない方向で作るのが無難なのでしょうね。

すると初版本だけは読者さんの投稿文の紹介を少なくし、作者解説をメインにしてしまうのか、
とにかく写真・文章採用の読者さんなどサイト書籍化に伴って起きる問題の前に、
出来ることはなるべく努力しようと呼びかけて話し合う場を設け進めていきたいと思っています。

ブログ・2chまとめサイト・mixiコミュの投稿採用ケース

「掲載しないで欲しい方はメール・スレ・コミュで削除の旨を書き込まないと掲載します。」
連絡が取れないのなら掲載すべきじゃないと考えるべきだけど、掲載しなければ駄作となる。
そもそも縦読み・斜め読みのように優秀な参加者がいてこそですからねぇ。

色々なチェックと項目の作者考え

今の項目案は以下に示しますが、まだ決定ではありません。
もっとも編集部さんの塩加減次第ですので、実際に出来上がるまでは不明かと思われます。
読者さんは投稿した覚えがあれば採用されるかもしれないの前提でチェックください。
私の書籍用に耐えられる校正が(まだまだ)追いつけていない段階ですが、
なるべく読者さん投稿を入れて、採用の方々へは献本したいと思ってます。

BBSを含めて投稿の方のメルアドはパソから常時削除してますので(ウイルス流出防止のため)、
採用分の方への連絡方法は、その方がサイト更新をみられるという、
今になって薄い可能性にかけなければいけませんから非常に難儀しております。

OKがいただけないのなら、当然のことながら採用するのが難しいです。
トラブルを背負い込むぐらいなら採用しなければいいというのが本来ですが、
サイトはネットにあって双方向で発展してきたわけですから作者の考えとしては取り入れたい。

画像は学研「月刊ムー」ブックス三上編集長さま、作家の南山宏先生、並木伸一郎先生、
著作者さんへの使用許諾、絶対に必要な物は使用買取で価格交渉、
糸井川市・観光課のナミタロウ写真など、公共機関さんへのアプローチ。
今回販売くださる出版社さんの予算外へいってしまったら画像無しのスケッチになります。

単本は初なので、微妙な著作権の扱いで更なるトラブルを引き起こすなら、
この第一回目(二冊目があるかは神のみぞ知る)は科学解説だけにしてしまう手があります。
当然、売れ行きは画像ありのほうが好いに決まっていますので、
学術をUMAに絡める部分がメインとはいえ、売れなければ第二段どころか、
在庫の山になってしまうことだけは避けたいと思っています。

とまぁ色々と考えることが多いのですが、常連のみなさまへの感謝を返すなら投稿文採用、
初めての訪問者さんがサイトを読まれて興味が出てきたら書籍を紹介して購入頂く長期展望、
兎にも角にも一番重要なことは、出来るだけ訪問者さんから多くの意見を前もって受け入れて、
最初(で最後かも)の記念すべき単本として好評を得れるように努力したいと思っています。

南山宏先生から画像の書籍使用の許可が来ました。

UMAの商用単行本での画像使用のため、価格交渉が難航してそうでしたが、
まずは第一弾「南山宏事務所」さんからの許諾が参りました。
次の許諾待ちは「並木伸一郎」先生で、事務所の引越しに絡んで遅くなっている模様です。
他に選抜した画像の著作者さんには中々連絡が取れず、特に公共機関は返事が来ないそう。

なぜ公共機関が遅いかと推測してみると、たぶん、画像使用金額が無料だからでしょう。
市民からの提供写真が基本と思われるので、間に挟まるのが立場的に面倒なのかもしれない。

さて、読者さんの提供のものは、まだ私が選抜したものの採用するかどうか
編集部さんから決定が降りていなくて、時間がかかりそうです。担当のTさんは大変でスミマセン。
現在、自転車で日本列島南下中の高野さん(早大OB)も無償で自由に使ってOKと快かったですが、
直前になって採用分の投稿者さんへ献本の手配とか大変にならなければと思います。

サイトが書籍化された例はかなりあって、自費出版まで含めると相当数あるでしょう。
(自費出版が大多数でしょうか?投票で出版を決めるシステムもあったようですが)
見渡してみたら、そんなに大きく売れているわけではなさそうな…増版なんて滅多にないし。

▲年発行の1/3~2/3もの割合が自費出版だそうです。すごい差のあるデータですが。

並木伸一朗・事務所さんから許諾が来ました。やった~

使用許諾料を合計すると、著者の私の報酬を超えてしまったぜ!!!(←自虐)
その代わり目標を設定しました。文化庁の佳作(入賞)を狙うこと(←をいをい)。

オカルトで学ぶ科学知識…みたいな学力低下・理系離れに合致するという設定だし、
そもそもこちらでも触れてますが、読者さんにかなりの科学知識があっても、
たとえ科学知識が無くても、ある程度楽しめる設計に工夫した力作と思っているからです。

今の段階で自画自賛しない、できない作品であれば、それ謙虚ではありません。
出版する価値は無いと思うので、自信を持って行きたいと思います。

オカルト先入観でバカにしてしまう人は楽しめないですけど、それは全てに通じてある壁なので、
最初からそういう人たちを対象として期待してはいけませんからねぇ。
但し、文化庁の選考委員が”そういう人たち”の場合は参加するだけ無駄ですが。
厳しい道のりが立ちはだかっています。

感動!!!画像の美しさ

南山さんと並木さんに頂いた画像たち。その綺麗さに感動。
使用候補写真をアップしますと怒られますので(1枚だけですが)特別に見せちゃいましょう!!!
ちなみに過去の画像と比較ください。見事な違いに驚いてくださいな。

←作者のお気に入り写真。

=作家・南山宏氏提供。

発売見込みは2007年4月後半~下旬とのことです。
著者の校正時になれば、どの読者さんの投稿分が採用されているか分かりますので、
その時点で献本発送の指示を請うように進めたいと思います。

表紙できました

マガジン漫画家・森先生の生原稿をも含む完全版となります。

写真使用許諾来ました

新潟県糸魚川市・提供ナミタロウの魚影)

公的機関からの使用許諾の壁をやっとクリアーできました。・・・続いてください。



表紙     その1     その2     その3     その4