研究者の憂鬱その3:ご指摘者は数人
地球温暖化の真実は、気候めちゃメチャ化 |
前回、いくら誤魔化した表現でも、TV報道の1週間前に書いたらダメだろ!!!
…と怒られる前に謝っておきます。バレバレで申しわけありませんでした。
▼お見事!!!ビンゴです。最優秀メール賞。なんてね…
前回、こっそり誤魔化した”気づいてる人も少し居るアレ”を見事にストレートど真ん中。
Tさま♀より いよいよ、埼玉でも新型インフル感染者がでてしまいました。 神戸で出た段階で、私の会社からは、通勤時にマスク着用の要請が出てましたが。 私は成田での段階で、『まだ死ねないの!』とマスクを買ってました(笑) 痴漢で有名な、あの埼京線のラッシュと、都内の主要駅構内ではなんだか不安で。 でも、19日の更新で、なんだかちょっと気持ちが楽になりました。 映画の『アウトブレイク』のような感染力を想像していたものですから(汗) あの映画は飛まつじゃなくて空気感染してたんでしたっけ・・・・・? でも、新型インフルなんて罹らない方がいいに決まってますから、 我が社で1号とかも、すごい嫌ですし(笑)、 会社の要請は守り、手洗いはまめに!と考えてます。 街中では、あんまりマスク率高くないのですが、近所のドラッグストアでは、 売り場がすっからかんになってました。 長引きそうな予感がするので、買っておいて良かったかなと思います。 やれやれ、H5N1型でなくって良かったと思います。 が、もしかして入ってきそうなんでしょうか? 前回の最後のほうで臭わせたのは? 以前の更新でも『シミュレーションが現実に・・・・』とありましたが、 核実験、ミサイル・・・大変なままですね。 ここまで書いていても、すみません、 実は作者さんの本業が何か分からないままなんです(汗) ヒントがあったんでしょうけど・・・・・。 きっと私の知らない職種?と思ってます。でわでわ ▲作者より 空気感染して全滅後、救助が来ると空気感染しないという映画の中にあって、 アウトブレイクは徹底してたのでOKでした。 感染力の強さ(毒性の強さじゃない)は種類によって変わるのですが、 おおむね、感染力強い=毒性弱い、みたいな考えで好いです(現在の基本)。 空気感染強=毒性強のウイルスは、映画「アウトブレイク」「24シーズン3」など、 沈黙シリーズにもあったかな、「24」では死亡率90%で即効性のウイルスを創作。 ウイルスで(空気感染)全滅した後で、死体が生き返り、噛み付く感染へと変化、 空気感染のことは後半では忘れられてるのが「感染系ゾンビ系」の映画。 私は面白いから好きです。 |
そういえば、前回のリンク先3日で死滅させるウイルスの治療法ネタ関連だけど、
実を言うと私には後継者がいない。治療法を公開していても、医学生に教えても、
ここ15年間で治療できた人がいないし、当時、教授らは私のデータで論文を書いたので、
私が死ねば「幻の治療法」になってしまう、困ったなぁ。魚じゃなく人間の方の話でね。
私の世界では、理屈をこねるより、新治療法を確立し常に治療成功できる人が圧倒的に偉い。
しかし、なぜか理屈だけをこねる人が偉くなり、普段は私なんかを完全無視してたくせに、
愛する人が難病にかかった時だけ「助けてください」と来られても正直迷惑(助けるが)。
脳外科の権威、心臓病の権威、診察待ちは1年とか2年とか普通だよね。
果ては募金で数千万円~1億円を集めて海外の権威医師の元へ渡航する。
私なんか研究費ですら自腹のボランティア、安アパートの僕に寄付してよ。(うそうそ冗談です)
<政府と外務省、連絡来てる来てないで揉める…>
あ、北朝鮮の核実験(5月25日実施)については、温暖化対策の努力10年以上分かを
一瞬、一蹴で無駄にさせた長崎級核爆発でした。一斉にTV報道がされ、政府も緊急。
しかし前回と違い、前放送での秒読み的ドキドキ特集・Xデー報道合戦は皆無だった。
あれれ?秒読みXデー大好きなTV報道・ワイドショウのスタッフは何をしてたんだろう?
私ですら1週間前に触れてたのに、政府やTV局は何の準備もしてなかった様に見える。
いや、ひょっとして政府やTV局は、核実験の前触れを知らなかったみたいだ。
新型インフルでフィーバーしてる場合じゃなかった筈だ。オッホン。なぜだ。
私「誰だよ、オレの報告書を途中で却下・無くしたバカは!!!」
それに新型インフルだって、私が抜けたらパニックじゃ、辞表2年も保留されたまま、
中東だってそうだ、出来る後任をサッサと採用して引き継ぎさせろよなぁ。
私は日本とはオサラバだ!!!(いい人も多いけど、私の周囲が悪いだけです)
報告書を無くしただけなら好いが、却下した人間が居たならクビでも済まないぞ。
(以上、作者のボヤッキーPart2でした)
<本当はトッテモ控えめだった私だったが…>
ところで、都市を一発で破壊する核エナルギーが、地下とはいえ行われたわけで、
ここ数年の温暖化の努力は掻き消されたかもしれない。インド・パキスタン・イランらが
セーブしているのに、北朝鮮はあっけなく実行してしまう。困った状況だなぁ。
原子力発電所1基が爆発すれば気候破綻へのヒキガネを引くかもと懸念されてた程なのに。
温暖化は海の水が迫って熱帯魚が関東で釣れるという程度ではない。
海から始まる気候が目茶目茶になって困るのです。
干ばつとゲリラ雨が同地域で繰り返され、農作物が計画的に出来なくなる。
海路は物流の約95%なので(飛行機は5%)、海流が変われば風も変わり悪影響は必至。
ゲリラ豪雨や降水量減少、異常気象はもう始まってるから、手遅れレベルかもよ。
干ばつと豪雨で河川が変わり、サケマスが遡上できなくなればクマが住宅地へ降りてくる。
タカやワシの猛禽類も困ってしまうわけだ。サルや猛禽類のトビ(トンビ)などが先発隊だ。
オオタカ大好き保護団体だけの話じゃなく、食物連鎖は至る所で絡まってるからね。
猟友会は堂々と「俺達の時代」と発砲を楽しめるけど(女子高生流れ弾事件があったばかりだが)。
これで深刻さが分からなければ、中高校の社会程度で学ぶ「人類の文明化」あたりかな?
農作物(キャベツレタス系)が発明できたからこそ、狩移動をメインじゃなく出来て、
集団で一地域に住めるようになった。
生物の3大「食う寝るエッチ」で”食う”が余裕となり、文明が発達したと考えれる。
気象が目茶目茶になり、農作物が計画生産できなくなると、文明の根幹に関わるほど、
つまり、温暖化という意味は、正確には「同地域の気候メチャめちゃ化」。
マジメにヤバイんだよ。視野を広く持とうというが、知識が無ければ広く持てない。
なかなか啓発は難しい。「地球高温化」にネーミングを変える作戦は失敗してるしね。
さて、掲載できなかったメールを含め、みなさま、メール有難うございました。
お返事は基本的に難しいですが、絶対必要な方々へは遅れても何とか出しつつあります。
もう少しだけ、お待ち下さい。すみません。
先月~今月、私が書いた文字数は過去最高だったかもしれません。
毎日10000字が1ヵ月半続けば、精神も可笑しくなろうというもの。今そんな感じ。
その文字数は、雑誌連載原稿の何年分を賄えるのか…、ふぅ~
▼「磯投げ情報」前号(2009年4月発売の6月号)私の原稿・超簡単マトメを紹介。
「気象メチャめちゃ化の発見物語」~CO2がどうして温暖化と関係してるのか? 「恐竜時代、古代の大気はどうだったんだろうね?」と疑問を持つ生物学者たちが 「両極の氷に含まれてる昔の空気を調べればバッチリじゃないか」と 地下深くまで円柱状に掘り起こした氷柱を調べ(下記図)、現在400万年前まで調査が進んでいる。 たまたま氷柱に1年で3cmほどの層が出来ていて、これは更に年代が詳細に分かってラッキー!!! 恐竜全滅などの謎に迫れる”非常に好いアイデア”だった。 年輪みたいな氷の層を調べ始めると、ある期間に年層が1cmになったり7cmになったりしてた。 1cmは雨が少なかったことを意味し、7cmは雨が多かったことを意味する。 思いっきり簡単な話では、1cmはダムに水が無くなり、水道制限で風呂は3日に1度だ。 7cmは雨ばかりでジメジメし、洗濯物が干せなくて困るといった感じをイメージすればOK。 水がダムの底を着く乾期と、ダムから水があふれる大洪水期が1年ごとに繰り返す。 地球極地の氷を調べたら、こんな気候の大変動が昔から”度々”起きていたことが分かった。 じゃぁ、原因の手がかりになるものは何かと、閉じ込められてた空気を調べた。 メタンや水素、窒素、酸素では、まったく変動が無かった。 変動しているのは、二酸化炭素(CO2)が増えてるだけというものだった。 つまり、二酸化炭素というのが大気に増えてたら、異常気象になってたという証拠。 この異常気象とは、狭いエリアに砂漠が突如出来たり、ゲリラ豪雨が続いた、のレベルだ。 隕石落下か何かで森林が焼き尽くされ、大気が濃い雲に覆われて植物が枯れ、 二酸化炭素が増えたのだろう。 しめしめ、良いデータが取れたぞと喜んだ調査隊だったが(来年の予算もバッチリだ)、 この恐竜時代の大気を知りたいという話が、困ったことに進んでいく。 現代の大気が、そのメチャめちゃ状況と酷似してるのだ、さぁ大変。どうしよう? 振り返れば、世界各地で異常気象が既に起きてるじゃないかと焦ってしまった学者たち。 「地球規模の異常事態が今来るかも。ヤバイんでは?」 通常、そんなバカなデータなら、別の学者チームが後追い実験や分析で調べなおして、 「間違ってるという結果が出た。ぜんぜんOK」となるんだけど、今回はそうはいかなかった。 どの国の調査メンバーが研究・分析しても、現代のデータと異常な状態の地球気候が一致、 例外データが出なかったことが深刻で、世界各国で協力して何とか二酸化炭素を減らそうぜと 普段、政治経済には無頓着の生物系科学者らが、初めて各国政治家らに提言したが、 その結果、地球温暖化とネーミングされた。 いや、それじゃダメだ、ネーミングをもう少し深刻に高温化にしよう。 …というのが簡単な話でした(まとめ長っ!!!)。 その後、普段無関心だった別ジャンルの文化人らが理解できず、氷が溶けるだけで水面は一緒だの、 (本当は個体から液体になるから月引力の干満差が大きくなって大潮毎日になるんだよ) 別の物理学者が「いや、氷河期になる」とか、いつもの議論で問題の方向が変わり、ヤレヤレだ。 |
「CO2と温暖化がどうして結びついてるか?」の基本すら(学生から)答えが返ってこなかったので、
↑原稿として書いたのをまとめ紹介しちゃった。なんで知らなかったのにエコとか盛り上がれるのか?
何か情報伝達の経路で、致命的な欠陥があるのかもしれないですね。偉そうでスミマセン。
もう一つ原稿のまとめ、基本を知ってから下を読むと、また違う感情がわきあがるはず。
大恐怖バージョン 温暖化の節約努力を吹き飛ばす”隕石落下” 表向きかどうかは言及しないが、世界的に国家政府と大企業が協力して、 温暖化ガスの節約を現実化する新技術開発を率先し、なんだか様々な思惑で動いている昨今。 私の隠された肩書きで語るのは少々衝撃が走るけど、今の本職が伏せられてる段階ならへっちゃらさ。 1908年、ツングースカ大爆発を読者の皆さんはご存知かな? 広範囲に渡って森林が吹き飛ばされ、大穴が開き、爆発のような風景が広がったやつです。 爆心地と思しき場所から遠くまで木々が倒されて、最初は(飛行機で空撮とは行かず)原因不明だったけど、 現在は隕石が地表上で爆発だったことが分かってます。 その隕石の大きさは、ハレー彗星の5万分の1、直径約60メートルの大きさだったと計算できました。 これが2000平方kmの森林をなぎ倒し、原爆に換算すると1000倍もの破壊力だったといいます。 つまり、地球温暖化を予防しようという人類の努力が、一瞬に泡に帰すほどです。 今現在、一つの原子力発電所(以前のロシア発電所)の事故レベルでもかなり加速するだろう異常気象、 それゆえ、原爆の爆破実験すら地球内部(地表からかなり深い場所)で行うのが最低限、 本来は爆破の実験なんてしちゃいけないという温暖化=高温化段階なのだけど、 核保有国の米英仏露中など国連安保の理事長国が実験を率先して何百発も実験やってたし、 何を今更「ボク知らない」などと言えたもんだと揉めるので困ったところ。 ツングースカ隕石と同じ大きさの60~70m級隕石で東京23区が一瞬で吹き飛ぶ破壊力は、 じゃぁ、現代の科学力で防げるか?となると、意外と早目に見つければ何とか出来るらしい。 試算はこうだ。直径1kmクラスの隕石は、過去、100万年に1回の割合で地球に落下している。 (こんなことらも、温暖化の原因がCO2と絡んでいるのが判明した通り地下の層で分かるわけだが) 広島原爆の10万発で地球到達を阻めるという。現在、地球には18万7千個の原爆があるが、 一応、余裕があると見て良いらしいです。ふぅ、しかし、何と言いますか、色々と考えさせられる。 ところで、1kmクラスの隕石はどれぐらい地球の周りにあるの?という質問には答えられない。 意外と多く隕石というものは周回しているようで、全てをフォローするには予算が無いらしい。 それでも、軌道的に観測できるようになる可能なケースは、最も早く知ることが出来るのは4年前だそう。 観測が出来ても、1kmクラスが2つあったら、破壊する原爆が足りないので増産するか? 世間に対して増産する理由付けはどうする?核反対派も多く居るけど自爆を待つ? その後、隕石はクリアーされても、他で増産した核を悪用される危険性は? …科学というのは色んなことを教えてくれるが、同時に不安も教えてくれるのだ。 |
隕石落下の方が、小学生のボクちゃんらにウケるかもと思った。
内容は大学生向け程度でサラっと読めたかな?
「北朝鮮の核実験によって起きることは計り知れない。」
釣り雑誌の原稿で書くことじゃなかったけど、まぁ、そろそろ連載終了でしょうね(嗚呼)
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