←警戒心強し…だが!? 学習能力応用・対処一例編 仕掛けを投入すると小魚がさっとエサをかすめ取っていく事が多々あります。 どこにエサを落とそうが凄いスピードでアタックされ、 しかも針掛かりせずに逃げて行くので厄介ですよね。 こういう時はエサ付けと投入を繰り返さざるを得ないので無駄な作業をしている気になります。 「小魚って直ぐに食いついてくるから厄介」と思う人が大多数でしょう。 大型魚は小型魚よりも慎重で針や糸を観察、学習し採餌を工夫しているのでしょうか。 しかし実は魚達が安心できる無防備な環境では大型魚の方が早く餌に飛びつきます。 小魚なんか押しのけ我関せず王道を行く大型魚。 自然の海で大物が先に来ないのは小魚たちの絶対量が多いだけ…とまぁ、 これが科学者的な解釈の模範解答ですが、釣魚を観察していると、それだけじゃなく 相当賢いのじゃないか?と感じる時があります。 上から魚を見るのと水中に潜って横から見るのとでは魚の警戒心が全然違うように感じます。 個人が出来るアクアリウム水槽内でも同様に確認できますから興味ある方は一度お試しください。 魚は上から見るとサッと物陰や障害物に隠れこむのが普通で非常に警戒心が強いです。 水面まで距離がある橋や崖の上から覗いた時とかは悠々と泳いでいるままでも 近づけば即行で隠れます。 しかし、そんな敏感な魚も横から見ると真にノンビリとしたもので、 トントンと水槽を叩いても逃げ惑うことはありません。 逃げ惑う場合があったならば水質が悪かったり、水槽の大きさに比べて魚が大き過ぎて ストレスを感じてたりが原因ですが、これを解説し始めるとアクアリウム記事に なってしまいますので詳しくは除外します。 横から見る分に怖がらないというのは、腹は白、背中は黒という魚の色分けと同様に ”本能”とか”遺伝子レベル”だろうと推測できます。 白色の腹というのは魚食魚が海底から水面を見ると太陽光が白っぽくなるので馴染んで見える、 黒色の背中は鵜などが上空から海を見ると黒く見えるので目立たないから、と考えられています。 しかし実際は横からでも襲われると思うのですが、 上下と比較して横から襲われる率は少ないのでしょうね。又は避け易いのかもしれない。 そして、コイの池で手を叩いて餌をやれば真上から覗くだけでも寄ってきますよね? これは条件反射と言われていますが、それを言いかえれば、 自分たちが安全であると認識しているのです。 つまり”上”方向は本能で危険と判断しているはずなのですが、 それすらも学習と慣れにより恐怖を克服できます。 慣れ易いというのは学習能力と密接に関わっていまして 脳の発達具合によってマチマチです。 コイやイシダイは賢い為に慣らすのが容易であるのに比べ、 メジナやスズキでは少々辛いものがあります。 どちらにしろ単純な生物(食材)と思われながら、 自らの安全を確認し判断するという高等な作業をしているのは事実です。 事実と書きましたが、これから述べる細かい部分はやはり推測の域が多くなり、 元大学講師でもあるため間違いは避けたい!!! そこで正確を喫する為に各水族館や水産試験場の友人知人に 色々と今回のテーマについて聞いてみました所、同様の結果でした。 水族館の規模は自然界に近いですから参考になります。 特殊な話も聞きましたが、それは機会があれば話したいと思います。 さて人気釣り場では”上から見られる”に慣れるのか、逃げるのか、 渓流では背を低くして釣る人と、そうでない人には大きな釣果差が出るのは広く知られています。 海では水深があるから気をつけない人が多いですが、なんにせよ特に透明度の良い場所では、 渓流程ではないとはいえ”覗き込む”事に気をつけてみるべきかなぁとおぼろげながら思います。 覗き込む人を逆に見る視力、目の良し悪し…そういえば服の色なんかどうでしょうね。 派手な色、黒っぽい服…どちらが目立つでしょうか。 これは以前の記事に書きましたので繰り返しになりますが、 色はスズキ、ボラ、ハゼ、カワハギ、淡水ではブラックバス、コイ類、マス類は区別出来るようで、 逆にクロダイ、カツオ、サメなどは色彩感覚はないようです。 色彩感覚の無い魚はサンゴ礁などの温暖な色彩豊かなエリアは嫌がり、 白黒がメインの温帯~亜寒帯方面を好むようで、 学習能力は視覚よりも嗅覚をメインにすると推測できます。 クロダイなど色盲だなんていうのは生存に不利じゃないか?と思われるでしょうが、 それをカバーする為に嗅覚が”より発達”しています。 警察犬なみの嗅覚を持つ魚の中で発達しているわけですから相当凄いのですね。 ウグイで発見された”危険フェロモン”は釣り上げると分泌しますので リリースすると仲間が逃げる仕組みになっています。 話を戻しますが、慣れるとコイやイシダイは逆に寄ってくる=危険・安全を判断しています。 イルカやシャチほどではないにしろ繰り返すと条件反射的になりますので 芸まで教える事が可能です。飼主まで見分ける事が出来る魚もいるほどですから、 かなり学習能力が高いかもしれません。 例えば多くの釣りノウハウ本に水底のカケ上がりが好ポイントと解説されていますが、 カケ上がりで合わせ暴れさせるのを続けたら、 魚に”カケ上がりは危険”と学習されてしまうのではないでしょうか? 絶好ポイントが逆に釣れないポイント、経験不足の小魚ばかりのポイントとなる帰来があります。 …何だかスゴイ話になってまいりました。 ------------------ 発展させる前に基本のポイントをおさらいしてみましょう。 貴方・貴女がよく行く釣り場、あなたの住む地域などで親潮・黒潮を探し、 どういう具合に流れが入り込んで防波堤や磯にぶつかっているのか、 絶好のポイントをハズしていないでしょうか。 ちゃんと潮のぶつかる場所で攻めてますでしょうか。 そして思い出してください、みんながボウズばかりの中で 一部の釣り人だけが何故か大物ばかり釣っている…という妙な光景があったことを。 時々ありますでしょ、どうしてなのでしょうか。 その秘密は後半に明らかにされます……。  | 忘れがちな基本復習1 潮通しが良い所を探します。矢印が潮流です。図書館や気象台広報などの色んな資料を探してみてください。 ●印=最高の潮のぶつかり。 X印=次点であるけど緩やかなので、満潮、干潮の動きで、せっかくの流れが相殺される場合がある。注意しよう。 特殊例=潮の流れと月で起こる干満の影響、尚且つ、地域の特性によって、異常に流速がある例が浜名湖・今切口。豊富な魚介類が居るが、釣りが特殊。渓流釣り経験者に分があります。(それほど流れが速い!!!) | これで釣り場の選択は決まったようなものですネ。  | 初心者さんが忘れがちな基本復習2 ポイントは、左の基本組み合わせで決まります。釣り場が複雑に入り組んでいればなおのこと、大場所でも小場所でも、よく観察してみよう。知っていても、好ポイントを目の前にした興奮でよく忘れます。 矢印=潮の流れ。 A印ポイント=潮表。中型魚が好む。 B印ポイント=止まっている淀み。小型魚。 C印ポイント=合流した流れのぶつかり。大型魚。 ★魚が移動する場合。 A⇒B⇒Cは多くが逃げる時の動きで速く泳ぐ。 C⇒B⇒Aはエサを探すことがあるので多少ユックリ。 | 小ポイントである潮と潮の流れの真ん中B地点は水が静止したような状態で 釣り易そうに見えますから初心者さんが糸をたらす場所です。 水の中ではグルグル渦を巻いている場合が多いので 仕掛けが絡んだりエサが回転してハリスのキンクを起しますので避けたい投入場所です。 特に超大物は流れが合流するCポイントに陣取り、採餌行動半径が小さく 更には居食いまでするので(アタリの小さい理由)しっかり探る必要があり、 流れの無い場所で仕掛けを定位させているのは出会う事すら至難のワザです。 さて本題へ戻ります。 ------------------ 潮のぶつかる好ポイントですら釣れない場合は魚に学習されている可能性が高いと判断し、 釣り方を工夫するのがベテラン、上級者への第1歩です。 釣りきられている場合はどうしようもありませんが、 潮の良い場所では新しい魚が順次供給されますので可能性は低いです。 魚がいるのに釣れない、潮が止まっているわけでもない、日中でもない、なにせ釣れない。 多くの方々が経験していることでしょう。 知能面、色彩面の能力から考え、仕掛けを覚えられているかもとか、 釣り人を見ると食い渋る習性がついているかもとか、餌についた人間の匂いを嫌ってるとか。 脳の発達具合から推測するに学習能力は高い順にイシダイ>クロダイ>メジナ=スズキ。 対象魚によって多少の能力差はあるようですが応用してみましょう。 理屈は難しくとも至極簡単に考えてくださいネ。 とにかく想像以上に魚達は賢いということに注意を注ぎます。 では、学習能力を人間の知能指数の様に定量的にイメージで出すのはどうでしょう。 科学的推測としては、周囲の環境への配慮要素を考え、泳いでいるだけの生活圏と比較します。 イシダイだと発達が良いので(更に発達し易いといえ ますから)、 独断と偏見も加えて普通のものよりポイントがぐっと上げ、 だいたいイシダイ100>クロダイ80>メジナ=スズキ75みたいな感 じ。 また、回遊魚は60、根魚は80という感じです。 だいたい平均イメージとしては根魚の方が優秀に見えます。 しかしながら魚は個体差が大きくある生き物ですから、包括的に調べるのが難しいですね。 さて、初心者さんから上級者さんまでオールラウンドな釣り方であるウキを使った仕掛け。 あなたの釣りはウキ仕掛けが得意ですか、ミャク釣り?団子? どうも最も学習され易い仕掛けはウキ釣りと思えます。 食いの良い潮の流れがある時に不自然な流れ方をしがちですし、しかも上方を警戒する魚の本能から、 上にウキが浮いているのは危険として覚えるキーアイテムになりそう。 ウキ釣り師の多く密集した場所では仕掛けを覚えられていて 大物は何メートルか分かりませんが採餌場を後退させていっているかもしれません。 ウキを外しミャク釣りに切り替えて遠方を流してみますと良い結果になることが多いのはその為でしょうね。 またエサの側にあるオモリも危険分子です。 赤色のテンビンはバレた経験がある魚なら覚えていそうですし 距離を取る為ハリスを長くすればアタリが分かり難くなりますから悩む所。 釣れた魚の隣に居た大物なら、それだけでも警戒するかもしれませんね。 一匹の大物を釣った時は5分ほど釣り場を休ませるのが得策…という理由になっています。 この事を知っていても休ませず直ぐに再投入してしまう人が99%以上でしょうけど何も言うまい(笑)。 またエサはある地域ではクロダイはコーンで釣り、ある地域ではサナギやスイカ。 エサの種類によって食いの良い悪いがあるということは1歩間違えればボウズ雑魚、 すなわち釣られそうになった危険なエサを大物は覚えているかもしれません。 エサを数種類持っていくという釣り人の癖はコレを元にしていれば見事に科学的です。 覚えられた有名エサを使っている限り雑魚ばかりが釣果となるのも自明の理かも。 スレっからしの大物は、兎にも角にも上から見られるのを嫌がるため 好ポイントから逃げてしまっているケースが多いようです。覗き込まないのが最初の基本。 全身感覚器官なので異質な振動を発する足音にも注意(大声は大丈夫)。 その上で餌や仕掛けを学習して避けていますので、基本的な対処で恐縮ですが、 傷んだ餌の交換を早め、 付け方を上下逆にし、 ハリスを長めに取ったりすると釣れ始める場合があります。 では、同じ釣り場で釣っている釣り人がいて、同じような釣り方なのに一方のAさんは大漁、 一方のBさんはダメな状況をイメージください。 Bさんの苦難はここから始まります。小魚だけは同じように釣れている状況です。 原因1は、ただ単に自分の運が悪いと考えました。⇒話になりませんので、これは却下。 その後、場所の日当たりなどを考慮し水温の違いじゃないだろうか? Bさんは恨めしそうに思います。 ところが、海の水温変化は言われているほど大きくなく変動が少ないです。 魚の温度変化の耐性は3℃の急変で6時間ほど回復に掛かりますが、 海で3℃の急激な変化は自然界では殆どありえ無いです。 原因2は、ポイントの選択が悪かった。⇒場所交代しても、Aさんは釣る。Bさんは釣れない。 原因3は、タナが違うとして同じようにしてみた。⇒それでも釣れない。 この2つで「フッ、腕の違いさ」というAさんの勝ち誇った声が聞こえてくる様じゃあ~りませんか。 場所交代すれば多少ナリとも効果は出るものなのですが、こういう場合もありますよね。 ここに至って、原因は場所じゃないことを考え始めます。 原因4は、エサが違うのだ!!!⇒同じにしても釣れない。 原因5は、針の大きさだ。⇒同じにしても釣れない。 極端ですが、全く同じ状態にしても釣れない場合が実際にあります。 それは究極の”腕の差”としてテクニック至上主義になって行くキッカケになるのですが、 誰もが「ああ、あったなぁ」って思い出せませんでしょうか。読者さんはどう考えますか? (ここで、できれば頭の体操として、暇潰しとして理由を考えてください) 私がここまで聞いたならば、手拭い(タオル)の匂い、手そのものの匂いを疑います。 魚が学習して避けている匂いがBさんに付着していたのかもしれません。 既出ですが、これは知られざる大きな原因です。大体99%以上の人は気にしてないでしょうから。 しかし手を洗い、タオルを綺麗にしても同じように釣れなかった場合はどうでしょう? こういうケースも稀ですがあります。仕掛けは見たところ同じように見えるとします。 Bさんの貧乏ゆすりが振動として伝わって魚に覚えられた…という理由を私は強く主張したい!!! ←冗談です。最終的な答えは糸の太さです。特に太かった筈ですネ。 魚は糸やハリを認識している訳ではなく、エサに食いついたら引っ張られた記憶だけですから、 食いつく前の”太い糸がついたエサの不自然な動き”を真っ先に学習してしまいます。 糸を細くすれば釣れ始める可能性が高いです。 結局のところ、どんな工夫も”まっ更な魚”には勝てませんので、最終兵器はこれ、 釣り人が多いのであれば(学習していない)新しい素の魚が供給される場所を探します。 そこは外洋から親潮の分岐流が入り込んでいるところで魚の出入が豊富。 それでもダメな場合、突拍子の無い仕掛けを考案してみます。 では一例として私の普段採用している仕掛けを紹介しましょう。 確実性が高いので釣れないとお嘆きの初心者さんは是非お試しください。 大物に考えさせない理想の仕掛け 太いハリス、豪快な釣り竿、しかし釣っているのは15cm足らずの雑魚ばかり という方に特に試して頂きたいです。 普通の仕掛けだと揉まれてしまう程の荒れた波や速い潮流に対しても抜群の安定感があり、 大物とのやり取りの練習にも最適。 私はコレで他の方々が釣れていないのを尻目に良好な釣果を得て悦に浸っております。 まず、普通はブッコミ、ウキフカセ釣り、ルアー、クロダイ竿(磯竿1.5-2号)のミャク釣りが殆どでしょう。 ということは、学習している大物魚達が1歩下がった所に居るかもしれません。 その遠方で木目細かい探りが出来るミャク釣りを出来ないものでしょうか? そこで登場するのが、8-9mのサツキマス竿(関東以北ではサクラマス用)に 天上糸にミチイトとハリスとハリのライン直結方式で毛糸の目印にオモリのみ。 余分なものがついていないシンプルなものではありますが、 釣り場では「長い竿だね、兄ちゃんの」という第一声とともに、よく私の特異な仕掛けを聞かれます。 特に使えるポイントは釣り荒れた堤防です。 通常の竿では届かない”ずれた”ポイントをミャク釣りで探る事によって、 見た事 もない魚種が釣れたりします。初心者から上級者まで使えます。 例:イシダイ、イシガキダイが釣れたことの無い河口に近い釣 り公園で、 私がイシダイ3匹(30cm)、イシガキダイ2匹(28cm 前後)をあげて、 隣のおじさんにあげたほど。この思い出は、次回に展開して書く予定です。 一方、波砕く磯では岩と接触したりするので糸を太くしなければなりませんが、 2号以上の太さですと竿をいためる可能性が高いです。 細いラインのままですと、 かなりさばきが必要ですから こういう磯だけは磯竿でお願いします。そもそも魚影が濃いですから…。 磯でガンガン引くイシダイを思い出してください。 弓なりになった剛竿、体が持って行かれるような破壊力。もう最高!!! しかし船から釣ると大型クチジロだろうと意外とアッサリ釣れあがってきます。 理由は竿とミチイトの弾性にある…ここから発想が展開されて行きます。 実際、渓流で0.6号のミチイト&ハリスで40cmオーバーのイワナやサツキマスをかけ、 激流と大岩の中で取り込むことを想像してくだされば解りやすいです。 ライン1号の通しで45cm前後のマゴチや40cmぐらいのクロダイまでは 竿も傷まずによく釣り上げています(50cm前後だとラインが切れる経験が多いです)。 糸は手尻から1m-1.5m長く取ります。 竿は長いからといって(サツキマス用より安い)アユ竿では アタリが取りにくいのでご注意ください。 8mより短い竿では弾性が大物に耐えられないです。 ラインの強度を最高にするため通しハリ直結は必須です。 出来れば郡上八幡方式の2重ヨリにして結んでください。 リール無しでも、糸が細くてもいける私の秘儀タックルです。 ただ竿が長いだけあって風に弱く、50cmを越える海水魚は経験として無理目、 仕掛けの限界と思いますのでヨロシクどうぞ。 30~40cmだって良いじゃないですか、充分デカイですよ!!! =最高はマゴチ48cm。竿は弓なりだった。 ▲48cmマゴチでは(仕掛け未公開で)中日スポーツ釣り欄で出ました。'93年頃(失礼!!!) 突拍子のない仕掛けの典型ではルアーがありますよね。 ルアーの由来は知ってる方も多いでしょうが、 湖畔でキャンプ中の家族連れが手が滑ってスプーンを投げ落としたら 魚が食いついたことから発想されたと聞きます。 ルアーのように、あんな突拍子もないものすら応用が利くことから 発想の転換を…と思いましたが、方法論は個人のやり方がありますから正直難しいですよね。 私のは初心者タックル考としてお受取りください。 釣りに行くたび大物が掛かったらをイメージし、 高級魚を掛けても焦ってしまいバラしてしまった夜には 何回も光景がリピートする悔しさ、面白さ、工夫が効を制し釣れれば刺身で一杯と洒落込み、 お金を物凄くかけなくても充分楽しめるレジャーである釣りは最高ですよね。 次回は学習や慣れではどうしようもないポイントのケーススタディや 慣れの究極といえる海域などを中心にした役立つ知識をご紹介します。 今回の一手: コイの釣りエサに蒸かしたイモ。海釣りがメインの当誌の読者さんも知っているでしょう。 コイがイモを蒸かす訳がありませんので、どうして食うようになったのでしょうか。 他にも加工して上手く行くものはないのか? それを想定して海の刺しエサに調味料を振り掛けてみます。 ベタベタな一手ですが、本当に効果が出るのか貴方自身で試してみましょう。 過去、実際にした方はいるはずだし、その効果は伝聞だけで真実かどうかは分からないはず。 机上の理論や推測は止めましょう。コショウ、醤油、ソース、バターなど。 刺激の強いものは遠距離からでも反応しますので寄せエサ的には反応が最高レベルでしょう。 近くに来ると逆効果になるかもしれませんので、2本バリにして片方は調味料、片方は刺しエサに。 もっとも使われた市販品の調味料(ハチミツ)は止めておきましょうね。 上手くいくかは分かりませんが、否、逆効果になるかもしれませんが、 長い釣り生活の間に一回ぐらいこんな遊びを取り入れてみては如何でしょうか。 実は私も試したワザです(結果は内緒)。 その4へ 表紙 ⇒その6(対応と対策) |