最先端の渓流釣り'08やスプリーモさんで書きたい。
2008年に書こうと思う作者内容予告

・海と淡水へ行き来の解説

海と川を行き来するために必要な細胞がある。私は、これの数を計測しデータ化して使ってました。
河川遡上サケ科調査で降海型をマーキングしなくて済む。私の行っている選別集計方法です。非常にOK。

海水や淡水の環境変化に耐えれる場合、この細胞の増減が大きく関わっています。
電子顕微鏡の写真はTV番組マスコミに提供してます。今回の啓発科学のひとつ。
私の原稿はいつもコレらを元に考察していますが理解されないケースが多いのは命題です。

大雨で流されたフナやメダカ、川へ入ったエイやサメなどにも類似の細胞があり、1-3日耐えれる。
長生きは出来ないので「サメは淡水にも入って馴染む」というよりも「少しだけ他魚よりも耐えれる」が正解。

アマゾンの淡水アジ、淡水エイなんかは高額商品ですが、多少塩類を含ませないといけない。
サイトでは、海から湖へ移動するような場合は「腎臓機能が発達しているかどうか」を
調べる基本にすべしと書いてますが、その細胞を調べる意味。

読者からの意見では「淡水エイなんかは純淡水で長期間生存し産卵まで出来ます」とのことだけど、
アクアショップの経営者の話では「長期生存は無理なので、汽水にして欲しい」と真っ向から食い違う。

私はこの塩類細胞の数を分析すれば簡単に判別できるのにと思ったけど、利害が絡む業界に対して
意見すると荒れるので(人工海水を買わねばならないの等)、止めたことがありました。
サケマス同様、釣り業界もアクアリウム業界も平和志向な界隈なのに、何故か武闘派が多い。
もっとノーテンキでもいいじゃないかと思うけど、経営が関わってる場合なら仕方がないのかな。

関連話としては、淡水アザラシの定着がある。定着理由は全く異なるので改めて解説します。

・俵先生のご紹介

73歳になられる俵先生は降海型アマゴであるサツキマスの発見者
初めて発見されたのはを昭和30年12月のこと、もう50年も前。
後年、氏の先輩にあたる岐阜県水産試験場長・本荘鉄夫博士がサツキマスと命名

研究では私の大先輩です。海草を利用したMCM(抗がん剤)の研究で有用(というか権威)。
医学のガン学会に呼ばれ、講演を行ったこともある水産科学者。

クラマス発見者は亡くなられてますので(というかアメリカ占領下の米研究者か)、
”南限のサケ”サツキマスの日本人発見者として、マスコミの紙面記録上では貴重になると思います。

アメリカ占領下の科学調査というのは、(南日本担当の)米科学者が特産:ヤマピカリャーすら
見事に見逃しているから、サツキマスをスルーしていたのは全く不思議ではあるまい。
(情報ソース by 私)

・堀先生のご紹介

漁協&水産界にて力を持つ70代後半のご高齢な方。ある漁協・水産系のトップ。
今年放映された映画「早咲きの花」の浅丘ルリ子役はこの方の妹さんがモデルとのこと。
(マスコミへの影響力があることがコッソリ分かりますが)
2008年は特に、漁協で漁獲されたサツキマス、サクラマス、珍しい魚などの協力をしてくださる予定。

・今年、中部ではサツキマスが海に降りていない?

2007年、海水内で捕獲されたサツキマスは、漁師の報告集計から愛知県近郊を含めて、
たった1匹だった。海に降りていない可能性が高くなった現実問題です。

自然を守ろうの武闘派団体さまは知らず…、河口堰管理事務所が行う体外的な公表データとも、
あ、いや、オホン…異なるのでビックリしました。来年の精査課題かも。
これは長良川河口堰上流で降湖型になって遡上しているという結論になりかねません。

一方、以前のデータで興味深いものがありました。サクラマスがXX湾まで漁獲できたデータ。
そんなところまで降りていたのですね。サツキマスとの交雑は起きなかったのか分類進化に注目。

・長良川最上流の白鳥観光ヤナ

毎年中部地方のTV番組で紹介されるヤナです。
私が15年ほど(生きた天然サツキマスの)サンプル提供を頂いています。
オーナーの一人である岡田氏(企業社長)が顔出しOKで写真アップ。

<原稿の展開趣旨>

科学者、特に最先端研究の方々からは「釣り業界」の学識勘違いが大きいと苦言があります。
「佐久間君、啓発に頑張れよ」といわれますが、常識は間違っていても変えにくいもので、
難しいなぁと感じています。キャッチアンドリリースの優しい(ように見える)方法も一例だったし。

今後の遡上サケ科記事はルアー・タックル・メーカーである「スプリーモ」さんへ提供予定です。
生態変化のピック、近年の生態変化は深刻?、餌を食わない説の原因を説明していきます。

全てのコラムに1つずつはドキっとするネタを絡めるように配慮し、それぞれのジャンルを、
別角度や新理論で解説をしていけば、発展性も多くあり、新道具(ルアー・フライ等)との絡みも
入れやすいと思う。腕を上げたい初心者さんをメインに、セミプロさんまでも必見にしたいデス!!!



<題材のしたがき>

降海型のヤマメ・アマゴはどうやって選別するのが理想なのか。
海水と淡水の行き来を可能にさせる塩類細胞の分量を計測。その結果、面白いことが判明。
台風などでフナやメダカなどが流され、海水に入っても死なずに不思議と思った読者さん、

物理的には信じられないはずです。海水(濃い)と淡水(薄い)では味すら違うその世界。
違いすぎるのにその結果、馴染んでいる生物に驚きが大きいのは”物理学”専攻の人でしょう。

今まで、釣り人には「慣れる」という言葉で済んでしまいますが、生態を説明しても納得されない場合が多い。

'95年から'07年まで過去いただいた感想では、学説について本当かどうかわからない、そこまでは興味がない、
納得できない、など多数あります。納得できないのは、知識があって矛盾から出来ないのか、
無知から来ているのか、どんなケースでも区別が必要ということから、今回は塩類細胞を解説してみる。
どちらにせよ大きく目が開くに違いありません

最初から知らない方からは殆ど反応はない(そのまま知識として得てる)みたいですから、
反応の悪い場合に限って絞れば、中途半端な知識が悪影響しているのか、ただ単に頑固なのか、
研究者を見下しているのか、信用するのはマスコミが言っている部分だけなのか、・・・興味深い。

掲載写真の候補一部

=ヤナに乗ってたサツキ。生きてたので私のサンプルに。(私撮影)

=15年も協力いただいている。研究は継続が大変。(私撮影)

=DNAを採取中。顕微鏡で○類細胞も。50cm前後2匹。(私撮影)

T先生提供。今年三河湾で獲れた唯一のサツキマス

サクラマスの故郷は日本海、遡上河川の途中でライト照明影響はどうなっているのか。

=他に海水魚や熱帯魚もいる。作者自宅の悲惨さ。(私撮影)

水族館を超える10匹以上の天然遡上魚が泳ぐ執筆者の現在のアパートは悲惨です。
研究は金が掛かるが(利害関係のない個人が行うので)意外な結果が手に出来ます。

遡上魚治療のところは脳梗塞治療で役立っています。私の成功は95年、マウスの成功が数年前、
人間は現在、北海道の大学病院で臨床実験を行い成功中、1-2年後に医学会で発表される模様。
NHKで「治療最前線」特集で報道済みです。
(私がこの案データを名古屋大医学部へ出したのに、表に出てないのが口惜しいデス)

ところで、専門用語が無いとレベルが低いと思ってしまう方へ注意。以下がスラスラ読めますか?

将来、脊髄幹細胞を常に利用するのではなく、同じ機能を持つ細胞を増やせばコストも下げれ、
治療も広く使われるでしょう。DNA注入ポイントからの基本は、炭素分子の溶媒に浸して成熟させ、
胚(ハイ)の呼吸が妨げられず容易な、私の苦心は大きさの最適な容器サイズに注意したこと。

・・・こんな解説を楽しく読む人はいる?
専門単語を使いたがる人も多いけど、容易な言葉、自分の言葉にして書くのが
読者へ対する優しさと思う。専門用語の嵐で文を書くのはラクチンだけどね。


★原稿とは違うプレ紹介ですから、実名などは誌面を楽しみになさってくださいね。

アマゾンで買えます。
”塩類細胞”を解説
簡略型の生態学
最先端の渓流釣り08

2008年1月31日発売
海悠出版・渓流部

その後ところがどっこい、私のような研究家が書くにはあまりにも分量があり幅広いため、
なんとジャンル違いの海釣り誌(「磯投げ情報」連載を使って2回にわたって)と、
同様の別ジャンル「アユ友釣り秘伝」まで、しかも本番の渓流誌は少なくしてしまうことに!!!
まぁ、大人の事情と察してください。先紹介メーカーの(株)スプリーモ」さんでも連載スタート。



表紙