転覆病は治療法がないとされていたほどの難病。
非常に激しい水質変化や水温低下(冷水魚じゃないもの)が原因としてあげられますが、
そういう症状は単に弱っているだけとなります。

元来、ウキ袋にはウイルスなどが見つけにくく、PCR法、間接蛍光光体法にてウイルスを検出、
そのウイルス(SJNNV)はしっかりと見つかっており、それが引き起こす転覆を主にする症状を
「ウイルス神経壊死症(VNN)」といいます。

治療法は手術を施し、自然治癒を待ちます。傷が治る際に神経も回復するという点を応用。
私の専門が人間の神経細胞を回復させる脊髄幹細胞の培養と投与だったため、
研究素材の魚類でも応用しました。

下のサツキマス(冷水魚)は完治しました。だらだらと写真が続いてしまって申し訳ありません。
他の魚病や治療法は魚病についてをどうぞ。





















オマケの海水魚水槽。









←戻る     表紙     次へ(息抜き編:怪魚タキタロウ)     魚病について