とはいえ、川の上流に湖があるところを正確に海と行き来するって、
無理がないでしょうか?しかし、現存の生物で居るのです!


ベニザケ

・・・河川の上流に湖が有るところを選んで遡上する。
サケ科魚類の中では、サツキマス・サクラマスと並び、
最高に美味しいと位置付けされている。

不思議な事なのですが、上流の途中に有る湖で一服してから
更に上流に行って産卵するのです。どうして湖で一服するのか、
どうして途中に湖の有る川を選ぶのかはよく分かっていません。

また、湖から海に降りれなくなって湖のみで生活するようになった(陸封型)
ベニザケをヒメマスといいます。日本にも居ますネ!

肺呼吸式の動物のはず。

湖の科学”でお話した躍層。これより下は貧酸素状態で生物は殆ど住んでいません。
まして、デカイ生物ならよりいっそう厳しい環境なわけです。
えら呼吸や皮膚呼吸ではありえません。(=軟体動物・魚類ではない)
とすると、肺呼吸式の動物といえるでしょう。

大変臆病(おくびょう)。

知能が高い哺乳類はアザラシの様に知的好奇心によって姿をよく現します。
ひとが集まったりすれば「なになに」と時には逆に寄ってくるほどです。
とすると、めったにお目にかかれないUMAは哺乳類ではないでしょう。
爬虫類レベルの知能でしょうか。

または、知能が高すぎて人の目に触れないように出来る程なのかもしれません。
その場合は、穴で湖と通うケースでもなんとか工夫するでしょう。
高度な知能を持ち、臆病で警戒心の強い哺乳類でOKです。

目には脂肪の膜。環境変化に強いのだ。

海と湖を往復する為、温度差、PH、塩分濃度などに左右されない
屈強なボディを持っていると推測できます。

特に環境変化に弱い”目”は、組織が露出している為にアウチです。
海と河口をしょっちゅう行き来しているボラのように目に脂肪の膜を作って
保護しているのだろうと思います。

さらに、湖底へサクっと潜る為にマッコウクジラのように豊富な油分を持っていると考えます。
ついでにシーラカンスの様に浮き袋が脂肪で満たされたタイプであるとしましょう。


ボラ

・・・冬が旬の魚で、親からは高級食材のカラスミが採れる。
河口で採れたものはエサと一緒に泥も飲み込んでしまうので、
身が泥臭いと言われて、あまり食されない。



戻る     表紙     ⇒次へ遊泳力は強いはず。