ここがポイント。

1週間目ぐらい…

亜硝酸が増えているから水替えしよう…というのはチョット待ってください。
その水質変化で白点病になるケースは多いです。
出来れば最初から活性炭などを入れておきましょう。

降海型はこの時期でさえも水質変化を与えない方が良いです。

白点病の増殖する最適温度は15℃~18℃。

サツキマスなどは17℃~18℃で飼育しているわけですから、
あっという間に体に斑点が出来ます。
この出現頻度は半端では有りません。体中を覆うのも早いです。

発見したら、すかさず濾過をしているろ材を取り払います。

そして禁じ手としていた水を3分の1交換して、
薬剤を溶かしこみ、新しい綿をろ材にします。

▲ろ材交換と濾過作動は、薬剤で死んだり弱った白点虫をこし取る目的です。

体、尾に多く白点が付いていた場合、
これまた間違い無くエラにも付いていて呼吸を阻害しています。

エラが復活するのが先か、死ぬのが先か、我慢比べです。

▲黄色と青の薬品混合液で対処しますが、
これらは酸素を思いっきり消費しますのでブクブクをパワーアップさせること。

←治療中のサツキマス37cm

★尾びれが折れているのは病気で弱っているから。
(通常、降海型は尾びれはしっかりピンとしています。)

飼育温度アラカルト

水槽用クーラーの電気代のため、温度は上限を書くようにします。

ニジマス

…最適23.5℃ぐらいまで。上限25℃(1番高温に耐えられる=養殖が盛んになった理由)

サツキマス・サクラマス

…最適19.5℃まで。上限22℃限界。21℃でエサを食わなくなる現象がある。

アマゴ・ヤマメ

…最適21℃まで。上限23℃。22℃でエサを食わなくなる現象がある。

イワナ

…最適20℃まで。上限23.5℃までいけるが、アマゴ・ヤマメより結構タフです。

▲個体差が激しいのも魚の基本と「ネッシー現象」の項で書いていた通り、
個体差が激しくあります。ご注意を。

初心者の方は、まず、エサも水換えもせずに1ヶ月ほど泳がせるだけ
というのが1番簡単に成功できるかなと思います。(その後、エサをやりはじめます。)

#エサをやらなくても1ヶ月は大丈夫です。

難しい魚だからこそ、エサを食べた時は最高の喜び。
そして家に帰れば、いつも掛けた時の川底でギラっと輝く記憶が甦ります。


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