ちなみに飼育下では約15分で完全に満腹になり、
エサを食べなくなりました。
次に食い始めるのは約6時間後。
ゆえにエサが豊富な渓流では好機は一瞬というわけです。
同じポイントで粘るより、別の場所を転々としているほうが良いでしょう。
(6時間後に戻って来れば良いのです)
魚を驚かせた時や水温を3℃以上変化させたのも同様に
馴染むのに6時間ほど掛かりました。
大雨・雪解け水流入とかの水温変化があった時は、
それを思い出してください。
餌は川虫(特にクロカワムシ)、ミミズ、
そして私が週間釣りニュースという釣り新聞で公開した湖産エビ。
湖産エビはびわ湖のエビで海釣りのエサ屋さんで扱われています。
河口ではゴカイや青イソメでスズキ・フッコ・セイゴ狙いの時に
たまたまサツキマスが釣れます。
つまり、遡上してもその環境に居るエサを食べているということですが、
食わなくなるわけではありません。
「明るいX暗い水槽」での動きをイメージし、
本とは違う自然界の場所で一致するポイントを探して狙えば、
難しいと言われるサツキマスでもオツケイです。
他の魚でも同じようにやれば、ひとりだけ大釣りが出来るでしょう。
←思えばたくさんの雑誌に出たものです。
全て本職じゃないのがツライところですが。
ところで実は更に詳しいサツキマス・サクラマスの生態も研究して結果を導き出しています。
エサを食わないとされた理由もハッキリと非常に釣り師にとっては興味深いものです。
どこかの釣り雑誌の原稿で将来紹介したいと思っていますので、
この点だけは紹介しませんが申し訳ないです。目からウロコ落ちですぞ!!!
ここは無料の解説記事なので、お金・自腹をかけた研究結果を少しでも回収する為にスミマセン。
(嗚呼、こんな貧乏臭い事を書いてしまうなんて自分のバカバカ)
でも無意識にノウハウとなる生態に触れたりしますので、
想像力を発揮されて読まれると分かったりして。自分の解説が下手なので無理かな…
更に続きます。
戻る 表紙 次へ