治療相談・過去ログの一部 |
一時期すべてのログを掲載していましたが、その中から参考になるものを選んで残します。
かなり深刻な方が多かったです。
雑誌などに報告したのがずいぶん前のため、すでに忘れ去られているかもしれません。
読者さんが本などを探しても治療法が見つからず、ネット(このページ)で初めて見た場合
どうしても相談したくなるかと思いますが、相談は終了しています。失礼をお許し下さい。
作者より 病気の場合は、人間のパターンで慣れ親しんだ緊急!!の匂いが強く、 通常のメールのようにユックリお返事するというわけには参りません。 ということで、当時は最優先でこなしていました。 基本的に疾患のアドバイスはメールの文字だけ&写真だけでしたから大変難しいです。 水槽と魚体、水質、ろ過の状態、エサなどを診て、近くでアレコレ作業が出来たら なんて簡単なのだろう…と思ったほどでした。 ▲交通費も宿泊代も持つから飛んできて!!!というぐらいの方ならやります。 ←ヲイ (それで治らなかった場合が怖いですけど……) |
←まだまだ生きているぞ!!!
チップの入っていない時代1994年12月2日輸入(12cm時)の添付証明書があるから
ペットになってからもう9年になるんだね~、こいつ。2003年10月23日・付記でした!!!
まずは緊急系メール。
はじめまして、私は平島と申します。 2,3ヵ月前に貴サイトを知り、それ以来楽しませて頂いております。 突然のメール、しかもお休み宣言中にも係わらずの非礼をお許しください。 私は今夏よりフナ(ヘラブナ?)を飼っておりまして、 そのフナについてお尋ね したい事があります。 私が飼っているフナの1匹が昨日から身体を左に曲げ 水底に沈んだままになって おり、非常に困惑しております。 # Uの字に左に曲がった状態です。 症状として判っている限りでは ・昨日(12/5)の11:00頃の餌の時間は元気でした。 ・昨日の夕方にフィルターを交換した時も異常はありませんでした。 ・夜に魚を確認した時、5匹中1匹が水底に身体を曲げた状態で沈んでいました。 ・元気がなく、全く動きません。 ・目視できる外傷はありません。 ・時々、エラが動くので生きている事は確認できます。 ・エラは見た感じでは他のフナと同様です。 ・目も正常です。 ・ヒレの欠如等もありません。 ・他の魚は元気です。 飼育している環境は ・30cm×20cm×20cmの水槽に5cm未満のフナを5匹飼育してます。 ・水は井戸水です。 ・最後に水を交換したのは1ヵ月程前です。 ・水槽は気温変化の少ない廊下(日当り悪し)に設置してます。 ・設備はブクブクで水を循環させるフィルターのみです。 ・申し訳程度に水草(時々餌)が入れてあります。 ・当地は茨城県つくば市で現在の外気温は最高でも15度、最低で5度前後です。 になります。 現在、病気と思われるフナは小さな水槽に隔離して 室温(20度前後)の部屋に置 いてます。 水は井戸水をそのまま使用し、グリーンFリキッドという薬を1滴だけ垂らして なす術もない状態です。 グリーンFリキッドの成分(100ml中)は メチレンブルー 0.15g アクリノール 0.05g と書かれてます。 # 捕獲時にザリガニにやられていたフナが居ましたので、 その治療用に購入し ました。 # 何もしないよりは・・・と殆ど自己満足で入れてある状態です。 隔離水槽の大きさは17cm×12cm×20cmで、綺麗に洗った底砂をひいてあります。 この病気(?)は一体、なんという病気なのでしょうか? また、治療は可能なのでしょうか? 他のフナ達に伝染したりしないでしょうか? 水を交換しようとも考えたのですが、素人判断は恐いのでまだ行っておりません 。 このフナは大雨による増水で出来た水溜りから子供達が捕ってきたフナで、 捕獲 時 は目に見えて弱っていたのですが何とか持ち直してくれた愛着のある魚です。 子供達も心配してますし、出来れば救ってあげたいのですが・・・。 昨日からgoogle等で色々と調べてみても「これだ!」というものが見付かってお ら ず、 また似た病例は治療法が確立してないとかで「放っておいても治る」から 「 治 癒は困難」まで様々でした。 もし、必要なようでしたらデジカメで魚を撮影してお送りします。 お忙しい事はサイトを見て重々承知しておりますが、 どうかお力添えを頂けない で しょうか? PS: 本日のサイトトップに書かれている > 宇宙の果ては、本当にどうなっているのでしょうね。 ですが、現在の学説では果ては無い事になっております。 詳しく言うと次元的に閉じた空間になっているので、宇宙を一周すると元の場所 に 戻って来るようです。 イメージが湧かない場合は風船の内側を宇宙だと思ってください。 風船は何処までも膨らみますが、風船を破らない限り外には出れません。 また、風船を一周しても元の場所に戻ってしまいます。 風船は2次元の話ですが、これと同じ事が3次元的に起こっているのが宇宙と 認識 さ れているようです。 これが光の速さで膨張しているので宇宙の果ては観測出来ず、 また3次元的に閉じ ているので果てに向かっても何時の間 (と言っても光の速度でも数百億年)に元の 場 所に戻ってしまうと言う事です。 |
すでに死んでいないでしょうか?メールを見たのが遅かったので、少々心配。
どうも、魚の背骨の曲がった原因は水質の悪化だと思います。
(クリルという餌を与え過ぎると背骨曲がりになる話もありますが、実際は不明)
▲クリルという餌=オキアミのフリーズドライ
背骨やエラブタ、ヒレが曲がるのは、水質悪化が多いです。
井戸水を使われていらっしゃるので、それを止めて、
水道水をハイポなどで中和してお使い下さい。
また、その井戸水が、ひょっとしたらキケンかもしれません。
(人間の体に異常が出ましたら、保健所へ通報下さい)
水槽は一万円ほどで60cm級がセットで購入できますので(ホームセンター等)
それを購入されれば、フナのような強い魚なら、まず病気にはなりません。
体が曲がってしまった場合は、手術が必要ですが、ヒレやエラブタぐらいならまだしも、
背骨は不可です。水を綺麗にして、一握りの塩を入れ、様子を見てください。
ウイルス性とも思えませんので、隔離されなくても大丈夫と思いマス。
ただし、底に沈んでいるとのこと。砂や濾過部分は綺麗に洗い、砂は取り去って、
主な合併症=白点病、尾腐れ病=を防止する為に現在の薬を溶かし込んで下さい。
フナは強いですから、その強さに期待しながら…。
逆に、フナほど強いものがポックリ逝く場合は、かなり問題です。
よろしければ、病気の時の写真、情報として是非送って下さい。
H・Oさん はじめまして、突然のメール失礼致します。 グリーンアロアナ(体長40㌢程)を飼っている者なのですが アロアナは初めて飼うのでよく解らなく困っております。 HP拝見させて頂きました。 もし宜しければ無知な私に少し教えて頂けないでしょうか? 2週間ほど前から目が白く濁り、眼球が飛び出してきました。 エサはミールワームが主で季節がらセミを時々あげており 生きた魚などは一切与えていません。 水質に問題があるのかと思い水替えをしたりしたのですが、 一向に良くならず、今日胃袋の一部(?)でしょうか? 何か乳白色のブニャブニャしたものを吐いたようです。 このまま死んでしまうのでしょうか? どうしたら良いのでしょうか? phは7.0で一緒に飼っているブラックゴーストフィッシュは元気です。 |
Oさん、こんにちは。さぞ心配のことと思います。
でも、多分、今の状態でほっておけばOKと思います。基本的な対処は
されていると思いますし。
成長途中や疾患中に、胃から肉の塊を吐いたりはよくあります。
また、えらの状態が悪いと肉によく似た物質も吐きます(カスみたいなものですが、
のどに詰まって固まるので肉のように見えます。これは水質が最悪状態です)。
白濁した眼球は片目でしょうか?(通常は片目です。両目の場合はちょっと深刻です)
飛び出すのは、細菌類の増殖の影響(一般イメージでは膿かな…)で
眼球が押し出されている症状です。
こういう場合は、水換えしても、綺麗になったわけでなく、水質の変動で
濾過漕などの良いバクテリアが死んで、悪いバクテリアが増殖して
ウイルスやばい菌の巣になっていると判断します。
従いまして、同居のブラックゴーストフィッシュが元気で大丈夫でも
アロワナは別と考えてください。今の水槽内の環境に対する耐久力が
違うと言うことです。(素人っぽく言えば、海水内でアロワナは死にますが、
クロダイは元気だと言うことですね。フッ←バカ)
作業アドバイス
1~1ヶ月半で自然治癒するものと思います。
最初に、濾過漕内の物を全て取っ払います。極端に言えばブクブクか上部濾過だけ。
エーハイムなどの設置濾過漕は停止させます。
とPH7ということから、毎日~2日に4分の1の水を替えます。これは、気が済むまでです。
(基本的に、病気が進行していなければ、やらなくてOK)
薬は、緑の箱のグリーンFが一番です。ミズミミズの発生を押さえます。
少しパラザンDとか、黄色い箱のグリーンFゴールド。
塩分は90cmなら、市販のあら塩500gでOKです。人工海水は、
私の経験では良い影響を残したことがありません。
(塩分は、普段入っていないと消毒剤の効果を発揮します。
普段から入っていると効果は浸透圧だけですので、
あまり役に立ちませんのでご注意を!
⇒成長に役立つ作用もありますが、ほんの少しで効果は同じ)
普通に泳ぐ状態になりましたなら逆に水換えなどをせずに、
ほっておきましょう。
死ぬ場合は、PHショックです。ロ材が水換えのショックで変質するんですね。
それに気付かない飼育者は、慌てるだけで水換えしても良くならないし、
薬を投入しても悪化がとめられません。
ロ材を全部取り払って、水だけを巡回させてグリーンFを入れて
塩を入れれば、後は回復をのんびり待つだけです。
FゴールドやバラザンDは合併症の
予防的ですから入れなくてもOKかもしれません。
では、ご健闘を祈っています。
悪化の際は、お電話ください。
PS:このパターンで死ぬのは、病変して1日~2日以内です。それを越していれば
まず死ぬことはありません。
PS2:えさに付きましては、クリルを推薦します。または、カーニバル(肉食魚用)。
人工飼料ばかりはいけないと言われますが、養殖が成功するのは人工飼料の
おかげです。実は、生き餌よりも良かったりします。
クリルは背中が曲がるとか言われていますが、そうなった魚を見たことは(私は)ありません。
ヤマメ、イワナ、アマゴ、サツキマス、イシダイ、クロダイ…など何年飼っていても大丈夫でした。
現実の河川湖沼海の環境ではもっと乏しい餌なのでしょうね。
>動きは良いのですが目が全然ダメです。
>両目です。
作業アドバイス
かなり雑菌の進入が進んでいますので、徐々に良くなるとしても2~3ヶ月と延長して
考えてくださいませ。写真のように「失明か!!」レベルと感じるところまで進行しても、
なんとか治ると思います。ここまで進行させちゃ、ダメじゃないですか~。
(冗談です)
見たところ、水質は良さそうで、魚も回復傾向にあると判断しました。
ひれは開いているでしょうか?水質や体調が悪いときは一般の魚の
症状であるヒレ等をピッタリ体につけることが多いです。
>どうすれば良いのか解らないので
>ほったらかしにしています。
もし、以下のことをされていらっしゃらないなら4日~1週間に1回の3分の1の水換えと
薬品投入を継続してください。すぐには治りませんが目の白濁は必ず治っていきます。
☆雑菌の拡大防止のために、市販のグリーンF(緑パッケージ)を
適量の3分の1~半分入れてください。
必ず湯などでコップ内で溶かしてから入れてください(グリーンFは
そのまま入れますと粒がまばらなので、濾過材に濾しとられちゃいます)。
塩は90cm水槽なら500g、120cm水槽なら700gぐらいを溶かし込みます。
突然のメール申し訳ありません。Mと申します。 ホームページで転覆病の治療法を感動と希望をもって拝見いたしました。 私の愛魚アジアアロワナ(約50センチ)が水替えの直後この病気にかかり (体が横になり体がまがってしまい、ういてしまっています。 背中も充血して餌も食べません) 2週間なすすべもなくあきらめの中でホームページに遭遇することが出来希望を みだすことができました。 是非この方法で治療に挑戦したいと思いますのでよろしくお願いします。 本文中の治療法について御教授願います。 ①のひょうの空気を魚の全身が漬かるようにほんの少し浮力を削ぎ落とすとあります。 ひょうに穴をあけるとの説明ですが、まず、どの位置(ひょうの位置がわ借りません) に穴を開けたらよいのかどれくらいのメスをいれるのでしょうかその手術方法を 詳しく御教授いただけないでしょうか? ③の切開手術をしますという部分がありますが浮力削ぎ落とす方法と 切開手術は違うのでしょうか? また、後半に行う切開手術の方法とタイミングをどのようにみきわめたらよいので しょうか詳しく御教授願えないでしょうか? 地獄に仏にとの思いでホームページに遭遇いたしました一日千秋の思いでお待ちいた しております。お忙しいでしょうが、是非とも御教授願いたくメールをいただければ幸甚です。 |
アドバイス
最初の浮力を落とすときは、注射器などで空気をとにかく出すと言うことです。
趣旨は、水面より上に出ている腹部に、細菌やウイルスがついて、合併症を
少しでもかかりにくくすると言うだけです。全身を薬を含ませた水の中に
漬けるだけですので、別の手があればそれでいいという単純なことです。
2週間たっていますから、かなりおなかも大きく膨らんでいることと思います。
(以前より、魚の浮力がアップしていると想像しています。)
切開よりも、注射器での空気の含有軽減を頑張ってみましょう!
ただ、すでに2週間たっていますので、腹部内でばい菌がずいぶん繁殖していると思います。
ここは我慢されて、自然に破裂(←腐って)するのを待つのが良いと判断しました。
体力は十分ありそうですから、慣れないと、下手に切開や空気を吸い出すのは暴れた拍子に
ばい菌を全身へまわしてしまう恐れもありますので。
または、後1~2週間ほど待って、腹部をちょっと触るだけで破裂するほど
悪化させる手もあります。その時を待ってカッターを火であぶってさっと
腹部の薄いところを切ります。本体は大丈夫です。
その後の、水などの環境を清潔に保つのを徹底すれば、回復すると思いますが、
清潔にしていなかったり、PHの変化を大きく与えますと、アウトです。
(この辺が、症状を観察するのが難しい!典型ですが、死なないはずだと信じて
投薬量を適当に、また、水変えも少なく…ぐっと堪えるのが一番です。)
自信が途中で崩れることが多く、余計なことをして命を短くしてしまうのが、
失敗の典型ですので、自信を失いかけましたら、お電話をください。
突然のメール申し訳ありません。Sと申します 実はアロワナの事で困り果ててしまいいろいろなサイトを探していました。 とある所からこちらのページに辿り着き”魚類転覆病(腹水病)を治療できました!” を興味深く読ませて頂きました。実に勉強になり感動すら覚えております。 ほんとに地獄に仏とはこの事です。 実は私のアロワナが沈んでしまい、自然には浮きません。 体全体を使って頭を上に45度の角度で回りながら水面まで上がります。 餌はぜんぜん食べないし底に沈んだまま、時には横になってしまいます。 この記事を読んでやはり浮き袋の調節が出来ないのかな?と思いました。 今は塩浴させ水温30度弱で単独飼育してますが何せまだ20cm位なものでちょっと心配です。 お腹はへこんでいます外傷的にはまったくと言って良いほど良好で目も死んでません。 この場合は塩分濃度を3~5%まで上げてあげれば良いのでしょうか? (今0.7%ぐらいの濃度ですが)。 沈んでいてお腹も腫れてないので開腹する必要は無いですよね? お忙しいでしょうがアドバイスして頂けたらとてもありがたいです。 宜しくお願い致します。 |
アドバイス
この読者さんの魚は、”ひょう”が肥大するのではなく、
小さいまま浮き袋の機能を完全に無くしてしまい、沈んでいるようです。
(転覆病の一種にちゃんと、この症状はあります)
アドバイスをしてみましょう!
今の状態で、ひれ腐れなどの合併症が出ていなければ、このまま行けば回復すると判断できます。
死亡の場合は必ず合併症を起こしますので、いつまでも変化がないから薬を入れようとか、
水替えをしよう…というのはなるべく避けてください。
20cmの魚体ということから、回復率は成熟したものより早いと考えられます。
原因は水温の下がりですか?もし違って、この症状を起こしたのならば、
別の病気も考慮に入れなければなりません。神経麻痺などです。
これの場合は”ひょう”が疾患をメインに現していても、別の症状も出していきますので
その都度の対応が必要です。抗生物質の使用にいたる場合もあり、
危険な治療法に入らざるを得ません。
ただし、致命的なミスを起こさない限り大丈夫でしょう。
実際、症状改善まで我慢できずに、水換えしたり、薬を入れたりして、
水質の変化を招いて殺してしまうのが、ほとんどのアクアリストの現実ですので、
我慢我慢~~。
塩分濃度は今の状態のままでいいでしょう。上げる場合の件は、
腹部を切開して体液の流出を防ぐためなのです。
尚、消毒のためでもある塩は、入れつづけていますと細菌類も慣れてきてしまいますので、
本来は純淡水で飼育、何かあった時に入れます。最初から入れている場合は、
塩の効果はあまり無いです。塩浴という表現から、最近塩を入れられたと判断します。
幼魚の場合、傷が元の病気の回復は早いですが、人間で言うところのガン系、
悪性腫瘍は死亡が成魚より早いです。人間の細胞診は魚では出来ませんので、
どちらにしましても発見して何とかできる…レベルではありませんが…。
ご注意:
・水替えの場合、PHショックにご注意を。
・ろ材、石などは取っ払いまして、水槽内には何も置かず、綺麗に綺麗に…。
では、ご健闘を祈っています。
初めまして。 転覆病治療を拝見し藁にもすがる思いでメールを書いています。 購入後水合わせに失敗が有ったのか、アジアアロワナが背中を水面から出した状態で 潜れなくなってしまいました。現在その状態から5日目です。 今の所引っくり返る事も無く、背中を出しただけですが若干背中が変色(壊死?)しております。 加えて餌も食べられません。ただ隅でジッとしています。 水流をつけて背中の粘膜の保護、加えて塩水浴+水温33度にて様子を見ております。 ここでご伝授願いたいのですが、魚が浮き袋に疾患を生じた場合、 転覆に至らなければ徐々に自然治癒で自ら中の空気を出し、 元通りに泳ぐ事は可能なのでしょうか? 若しくは現在背中が出ているだけですが、何れは転覆し、お腹を出してしまうのでしょうか? と、言うのも過去ログにお腹を水面から出したアロワナの事例で、 先生は「2週間たっていますから、かなりおなかも大きく膨らんでいることと思います。」 とおっしゃっていますので徐々に浮き袋内の空気が増えて 浮力が増していってしまうのかと捉えました。 よって、たとえお腹を横に倒していなくとも(背中が水面から出た状態) 勝手に浮力が増していずれはゴロンと進行していってしまう感じでしょうか? 不安で夜も眠れない日々です。 このメールが目に留まることを祈りつつ。 身勝手な相談メール申し訳御座いませんでした。 |
ひさびさ(魚)治療相談の巻
一応、実際に見ないと正確な診断やアドバイスが難しいという事と、
やはり命を扱うという事から私が相談メールを半月以上遅くに見ることも多々あり、
期待されたあと手遅れという件も起きたため治療相談は終了させたのですが、
今回受けたといっても、ここをご覧になられている悩める子羊さんたちは、
次回は受けないかもしれないと念の為に付記しておきますね。
▲釣りJALサイトでは終了案内を載せてませんでした。今回は「JAL経由」です。
注意書きを入れておかなくっちゃ。すみませんでした。
ここを見てる一般のアクアリストさんへ。
(ジャンル違いでも飼育してる人もいるでしょうから)
ネットでアドバイスを受ける際に注意することは、過去の転覆病で続出した問題、
BBSなどで「温度を上げれば治る」という匿名者の自信を持ったアドバイス書き込み。
内容の感じから知識のある(たぶん)熱帯魚屋さんだったと思われますが、
私がフォローするまでに冷水魚を飼育して困っていた人が温度を上げてしまったりして
治るはずが無いのに死亡させた件。
それから「冷水魚・海水魚で温度を上げるのは止めて」と注意書きを増やしました。
温度を上げるだけで治ってしまうケースは、転覆しても「食いすぎ」が多いので、
新陳代謝を進めれば好いだけという方法。微妙な解説の難しさを感じました。
先の熱帯魚系の方のようにネットでのアドバイスは割と適当なので、ご注意を。
文章で表現するのは大変な労力がいるので一般的には電話で行うのが望ましいですね。
食しても美味しい渓流魚を水槽で飼育すると、他の観賞魚と違う趣があります。
私はアユやヤマメ・アマゴを飼育するのをオススメとして広めています。
大阪在住のT・Oさんより Sakuma様こんにちは。初めまして。サツキマスのページ拝見させてい頂きました。 当方、大阪でオショロコマやヤマメなどの渓流魚を趣味で飼育している者なのですが、 この度イトウの一部の固体が尾腐れか冷水か何か分からないのですが 尾鰭のみ白く濁り、欠けているような症状に見まわれまして 色々と治療 を試みているのですが善くもならないし悪くもなりません。 以下に写真を載せていますので、病状の分析と適切な処置を アドバイスしていただければ助かります。 病気にかかった固体は養魚屋さんから直接買い付けた魚で、 当方の元に来てから1年と2ヶ月ぐらいになります。 20Cmほどの1年魚です。 【手前の二匹がそうです。2匹とも尾鰭が白濁し欠けています。】 現在はバックアップ水槽に隔離し薄めのメチレンブルー水溶液で薬浴しています。 若干善くはなりましたが約4ヶ月間この状態です。奥の個体の方が回復の 兆しが若干あります。 餌は与えるだけバクバク食べます。 バックアップ水槽は ジェットによるエアレーションだけで ろ過装置は付けてませんので餌は控えめです。 3日に1回3/4程の水換えを実施しています。 そもそも、病気の発端なのですが明らかでして、ヤマメのせいです。 イトウの水槽に飼い始めてから2年ぐらいになる 近くのホームセンターで買ってきたヤマメがいるのですが、 この固体がかなり気性が荒くイトウの尾鰭をかじったのが原因です。 傷口から何らかの細菌、ウイルスが進入したものと考えられます。 2固体とも尾鰭以外には異常は見られません。 因みに今まで私が試みてきた治療を列挙しておきます。診断のご参考までに・・。 耐性菌が出来てしまっている可能性が多分にあります・・・。 ・オキソリン酸系薬物の経口投与 パラザン若干効果あり。 ・フラン剤の経口投与 エルバージュ、グリーンゴールド「顆粒タイプ」若干効果あり。 ・フラン剤、オキソリン酸による薬浴 効果はなし。 ・塩水浴浸透圧調整程度 効果あり。 ・アグテン、メチレンブルーによる薬浴 今のところ効果なし。 それでは以上で宜しくお願い致します。お返事を頂けると大変たすかります。 【犯人のヤマメ。かなり気性が荒いです。】 |
<T・Oさんへのアドバイス>
サケマス類は、海←→淡水を行き来する体の構造のせいなのか、
大型化するとき、また、遡上後は治癒能力が大変低いと思われます。
そこで利用されてるのが養殖場の追跡調査である「出生元を示すヒレ切り」です。
ある加減で切ると、その切れたまま成長するので、漁獲された魚のヒレ状態を見ると、
どこの養殖場から放されたものかが分かるというものです。
つまり、それだけ破損したヒレが治癒しても、元の立派なヒレに戻ることが少なく、
ゆがんでしまったヒレも元に戻らなくて、養殖と天然の見た目違いの根拠にもされてます。
これは聞かされれば「渓流釣りで釣ったものを簡単に判別できる理由」なのですが、
先に気づく人は殆どいません。
サケマスの観賞魚は「ヒレの破損に注意すべし」と言えるでしょう。
特にイトウは長寿、成長が遅いので注意しなければなりません。
もっとも幼魚の時や完全陸封のものでは、他の魚のように完治します。
で、今回の水槽風景とジェットシステムから、相当な設備を思い起こせるので、
T・Oさんはかなりのマニア、または大きなショップクラスのオーナーさんかもしれない。
しかし、アドバイスする前提は「知識のない方」を設定しますので、
「そんなこと知ってるよ」は勘弁ください。些細なものでも気づかせる…は重要ですから。
<症状から推測>
同居だったヤマメの攻撃により、尾びれが破損して、そこに何らかの細菌がつきました。
先のサケマス類の特徴から、治癒が遅いことを再把握ください。それだけです(多分)。
他の症状は見られませんが、魚のエラ方面に何かがあるかもしれません。
サツキマス記事のどこかに書いておきましたが、まずは海←→汽水←→淡水の構造ゆえ、
エラがやたら弱いと考えています。
←この尾から何か別の疾病があると推測しますが…(普通はピンと張る)
遡上魚じゃなくても、幼魚段階で海へ降りる準備がありますから、
実際、外から見えなくてエラ病で死なせたものは多いです。私の経験ですが、本当に多い。
アクアリウムや渓流釣り誌だけでの生態把握は要注意。専門書も見たほうが好いでしょう。
記事を書く人が専門学部卒の場合は少なく、経験則が多い。科学と異なるケースがある為。
(そのジャンルが得意の大学で、図書館へ行けば閲覧できます。得意じゃない大学もダメです)
エラ写真が無いけど、それは大丈夫と判断しましょう。
ただ、何かが潜んで合併症を併発していると推測できますので、
それをもカバーするやり方をアドバイスしてみたいと思います。
で、今の程度なら通常は1週間もすれば自然治癒…治ります。それには条件があります。
・水質がアルカリ・酸性に偏っていないこと。
・砂などに腐敗の元となるエサ分解中のたんぱく質が残っていないこと。
・魚がエサを十分に採り、背中の肉厚もたっぷりある健康魚であること。
治りが悪い場合は、どこかに原因が残っています。必ず有ります。
しかも傷が大きかった場合、自然治癒は無理で悪化していくのが魚類の宿命。
早々に治療を試みるのが経験のあるアクアリスト。
ディープな経験者らしく紹介の試された治療ですが経口投与まではしなくて大丈夫ですよ。
そんなに大事(おおごと)にされると、逆に、より”悪化”させてしまう恐れがあります。
とりあえず、以下を。
ただ、大方のケースは何処かに何かを残してしまうので水槽リセットを勧めます。
・メチレンブルー色素系(グリーンF)を規定量にする。即行治療に変更です。
→サケ科は薬剤に弱いけど、様子を見て大丈夫なら規定のままで進めてください。
・塩や他の薬剤は全て止める。(←塩との併用で悪くなったケースがありました)
・全ての砂を取り除く。
・単独飼育に切り替え。水槽は小さなものでもいい。
・設備はブクブクのみ。
・エサをあげ、フンをしたら、2-3日巡回でホースで吸い取り、水道の水を追加。
・3分の1を超える水道水の追加の場合のみ、中和剤を添加します。
(少なければ多少の消毒にもなるので、添加しなくてもOKです。)
・1週間~10日目に症状が(良く)激変していなければ再度規定量のメチレンブルーを。
多分、最悪でも2回サイクルで治ります。治らなければ水槽リセットの仕方が悪いです。
サケ科魚類は縄張り意識が非常に高いですから単独飼育が基本でして、
もし混泳させるなら、縄張り意識が無駄なほど匹数を増やします(ろ過が大変)。
白濁したヒレ先が無くなったら、それでOK。エサをビシバシあげて成長させてください。
魚には不思議なものがあり上生体とかです。研究は途上です。
これは未だ明らかになっていませんが、サケマスも、遡上魚ですら何らかのキッカケで
餌を食い始め、成長が促進されます。その時は再生しないヒレすら治ってしまうほど。
5-6年飼育され、そのタイミングを捉まれれば是非ご一報ください。
魚類生態学が、かなり進歩する情報元になります。釣り、漁業にも応用できるものですよ。
PS:飼育されているヤマメは、見たところアマゴとの混血種みたいですね。
岐阜と福井の境にある荘川のようにヤマメ域とアマゴ域の境界に多いものです。
(一応、アマゴになります)
M.Sakuma様 レス、拝見させて頂きました。丁寧なアドバイス、ありがとう御座います。 早速、その通りにやってみます。この度はありがとう御座いました。 鰭の形は確かにかなり崩れています。 これはホームセンターで売っていた時にすでにこうでしたので当方、諦めております。 背びれも過去の喧嘩で損傷しています。(涙) 大阪在住者より |
追加写真を送っていただきました。
ヒレの折れ曲がりの原因を探るためにありがたいものです。
どうやらあの時の尾びれ折れ曲がりはその時だけだったようですね。
どちらにしましても、アドバイス通りの処置でOKと思いますので、
ばっちりレッツゴーです。おっと、右下にカマツカさんが。
のちに該当解説へ転載しておきますので、記念として数年後懐古しに来てください。
イトウを3mまで育て新聞に掲載目標で。渓魚の飼育を一緒に広めてまいりましょう!!!
<過去ログ一部だけを終えて>
当時の相談量は半端では有りませんでした。日本は広い。
転覆病に掛かっている飼育魚(鑑賞魚)の多さにビックリでした。
自分のペットにしている魚ですと、大変な愛着(愛情)が湧きます。
魚も飼主を見て寄って来ます。そんな魚が病気になった時の飼主の心配は相当なもの。
なにせ、次の日には死んでいるかもしれないわけですからね。
疾病にならないよう、普段の飼育管理に注意をしておきましょう。(私自身も)
治療相談は冒頭に書きましたが終了しています。
よっぽどの場合じゃないと引き受けませんので(メール処理の分量等を想像ください)、
作者状況などを把握してからに申し込みしてください。一応、マナーとしてお願いします。
本当は全て引き受けたいのですけど、やはり作者は一人しかいませんので……。
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