その2
前ページ時(2006年12月1日)から図鑑も調べず超大作を書き上げたわけですが、
未だに検索ではウチしかヒットしていない寂しさ。=ニュース後、数時間だったので。
(つまり情報提供があるならウチが以前のように真っ先だろうという期待)
▲ニュースカテからリンクされているので順番的には自然デス。
釣り・アクアリウム・UMAのジャンルなどですら(2ch等含め)この件はシーンとしたもので
「私はコイとサンマが区別つかないんだけど」という日本の昨今事情を現しているのか、
そろそろ図鑑でも紐解いて調べなければいけないだろうと思う状況からスタートする。
今年の春。「サンマは川の魚でしょ」と言いきった知人女性がいました。
以前はコイとナマズを間違えた国立大学出の女性も居ましたね。ハイ。 ←普通です
そして、その結末は唐突にやってきた。時に西暦2006年12月2日。
まだニュース速報から24時間が経っていたかどうか記憶にもないスピードだった。
その2:中国の陸水河川大金河(ダージンホー)の怪物・捕獲。福建省三明市
結論出た!!!の巻 |
個人的見解ですが、アレってシーラカンスほどでないにしろ、
相当な古代魚系じゃないかなと思っています(希望的観測)。顔の雰囲気すごいし。
ただ新種だった場合でも、全世界に広がる全ての資料を紐解かなければいけないのは、
この新種発見ページで展開・作業まで詳しく説明した通りです。めちゃ時間がかかる。
一人の人間が全てを知る事は不可能で、それほど多くの種類が世界中に存在し、
ある人間がたまたま知っていれば良いし、その人も他のことは知らないのが普通。
その為に知識は共有財産のように”専門書・論文集”で共有されています。
(普通の本やインターネットは付属的な扱いが現在のところ。間違えるから)
で、大概お魚というのは外見よりも解剖・DNA鑑定するのが手っ取り早いのですが、
今回、捕まえたのが”淡水”ということで浸透圧調整・腎臓の発達、
ウキ袋が「無気管ウキ袋」から「有気管ウキ袋」に進化しているかで、
画期的な”種目”発見とただの新種のひとつ、既存の種類と見解が判れます。
(専門用語は覚える必要はないから、ふ~んって程度で。プロセスが大事)
アマゾン川とかの大河川で淡水エイや淡水アジ、淡水カレイなんかいますが、
この辺調べられてなさげなので個人的に研究したいと興味を持っています。
資金がないから無理だけどね(←いつものセリフなのでスルー下さい)。
▲低生性の魚や無顎類(ヤツメウナギなど)、サメにはウキ袋は有りません。
もうちょっと盛り上がらないものか。追加ネタは中々無いものだしネ。
で、前回に続いてBBSをチェックしてみよう。
|
ふんふん。何も変化なしか。で、パソコンを落とし一息つこうとした私。
TVをつけた。チャンネルをくるくる回すとTV朝日に気になったネットの有名人が
生出演しているじゃないですか。ライブドア系の話だね。
「おお~~」という感じでイチネット住民と化していましたが、何かが気になる。
遠く木霊(こだま)するエコーのような、遠い所から友人が呼びかけているような。
>・・・だと思います。
なんだろう、何か胸騒ぎがする。なんだったかなぁ。ああ、コーヒーが切れてるな。
>・・・じゃないっすか。
メールもたくさん残ってるし、電話をかけるのも沢山あるし。
>・・・に間違いない。
グラボイスだったらいいな。ラマさんには通じてて良かった、ヨカッタ。
>・・・をスルーしないで。
あ、今日って何曜日だっけか。忙しさにかまけると曜日を忘れていかん。
>・・・だよ、ホントだって。
映画のグラディエーターっていいよね、関係ないけど。
>・・・だって言っておろうが!!!何回言わすんじゃボ…
い、いかん。
とうとう根負けして私はパソコンを立ち上げBBSに向かった。
|
これです。10氏が何の説明もなく簡潔に書いた1行。2ケタに届かぬ9個の字。
>魚感だと思います。
>魚感だと思います。
>魚感だと思います。
>魚感だと思います。
>魚感だと思います。
>魚感(略
”魚感”。なんだ見慣れぬこの単語は?
コレがさっきから頭の中に住んでいるアレとかあの人ってヤツだったのか。
これ変換ミスじゃないのか?いや、そう思った人が多数だと思う。私だけじゃあるまい。
しかし何故かこの1行が気になる私。何で1行なんだろう?
有名人を扱うBBSで本人がファンを装い自作自演で参加「違うぞ、ソコ!!!」と1行書いて
スーーっと去って行くのと似ている(違)。なんで断定系なんだろうギャグかなぁ?
又聞きの場合は解説コピペするような気がするし。
思うに、魚の感覚を略して魚感か、これを食うと食感がいい、魚眼と見つめあう、
柔らかくてぽっちゃりな女性を触ると触感がいい(作者好み)・・・・・・・・・・・・・もうイイってetc
気になる…
気になる……
気になる………
で、すぐさま語句検索をかまします。羅列される語句検索の結果表示。さすがgoogleだ。
ラーメン屋サイトなどのヒットをスルーしながら探すと発見しました。
|
写真紹介は下部でしますので、このまま読みつづけてください。
ウグイの仲間。スーパーウルトラ級の体長。肉食性。
専門的にはウグイ亜科Elopichthys属。200cm(2メートル)。・・・デカイですね。
体は細長く、頭は錐体形、吻は尖る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なるほど確かに。
したあごの前端には1つの硬い骨質の突起があり・・・・・・・・硬い口だそうです。
上顎にはその突起が収まるクボミがある.
ウロコは小さい・・・・写真で分からなかった理由ですね。
中国北東部~シベリア・アムール川など温帯の河川・・・中国的には外来種じゃなかった
これは地図を広げて分かった事なんだけど、漁師が「知らない魚」と言ってた件、
中国は広くて地域によっては住んでいる魚の種類が相当違うと推測できるよね。
この魚分布の中国北東部でロシアと国境を超えて分布してるわけだから、
北海道と沖縄以上の差があっても可笑しくなく漁師達が知らなかったのも無理はない、
そう思う次第デス。
前のページの「北半球の淡水を制したコイの仲間(コイ目・形的にはウグイ)」だけど
口がシッカリしていないコイ目(ウグイ)が違うのは確かに日本ではそうだけど、
まさかあんな凄い魚がウグイの仲間にいたなんて!!!知らなかった。
しかも4-5kgのコイを軽く丸呑みするとか。
日本のコイ科では、魚食性が強い肉食魚は2種しかいない。
シラハエ(オイカワ)やカワムツに体型が似ているやつ。ハス(琵琶湖産)って名前の魚。
琵琶湖産のアユ放流に稚魚が混じって他の河川でゲット出来る時があります。
もうひとつはウグイの仲間。ウグイってのは渓流で釣れるは河口で釣れるは、
一応数々の亜種を生んでいる陸水制覇の筆頭のグループ。尾も強靭な部類。泳ぎも良い。
その中の口が上向いている名前、ウエクチウグイだったかな。忘却中につき図鑑をヨロシクです。
(語句検索でも引っかかると思いますが)
歯がビッシリ生えててコイ科なのか。いや、ビッシリと見えただけなのか。
海のターポン↓みたいな感じと思っていたけど……
←写真:「新さかな大図鑑」週間釣りサンデー
う~む、中国は広い。あんなのが居るなんて。50kgの大物もいるそうです。
アオウオ、レンギョ(ハクレン+コクレン)、ソウギョ(草魚)は有名で、
日本に輸入されてメジャー化したけど。これって、どうして広まっていなかったんだろ?
図鑑をもっと早く繰って調べるんだった……まぁいいか。
長大な解説記事を書いた労力が、早くもキマッてしまったのは残念だけど、
今現在、アチラ(中国)の騒動先で研究員とかが調査しているはずだよね。
怪魚の正体はコレの可能性大(中ほどにあるよ)
種名や学術名(学名)が判別すれば海外サイトで探すのも簡単になる。
結構スマートだ(英文):上から2番目
誰か中国政府に知らせてあげてください。
|
大人向け付記:間違いを鵜呑みに詐欺にかかる人が多くなってきたらしい。
「どうしてこうなるの?」とか、「これはこうだから、こうなるんじゃないか」というプロセスではなく
結果だけをチェックする人が多くなってきたからだと思う。
ここを直リンクでご覧のみなさん、前の解説もヨロシク。
肉体の相互リンクもプロセスを楽しもう(なんちって)。
●クリックすることや文章を読むのが面倒な方へ。
写真比較すると↓見ての通り簡単に説明できるので転載し加工させて頂きました。
最初に欲しいなぁと必要性を感じていた別アングル写真も探してきました。ドウゾ。
←丸顔の伯父さんが持っていた怪魚1(ニュース配信された写真)
←捕獲された怪魚2(ニュースに掲載されてなかった写真)
←Elopichthys bamabusaさんの写真からウグイの仲間「魚感」
説明不要だろうけど、そういうことですねえ。
Special Thanks To
・Yahoo!NEWS担当者
ニュースからリンクあるので助かってます。
Special Thanks To
・該当スレ10氏
スルーされて終わるはずだった1行勇者。
当然、あの9字で分かるだろうという書き方は中国のひとだったのか?
解説参考Thanks To
・「魚感」を紹介しているサイトさん⇒Ichthy まだ見ぬ魚のページ
非常に面白い(知られざる)魚類の画像などを収容されているので、
これからお世話になる可能性が高いですね。
・ババロフスク地方の観光業の発展・ロシア
「魚感」写真・英文の掲載ページ
リンク紹介 Thanks To
・この件で速攻でリンク紹介下さったUMAファン~未確認動物さんはじめ、
BARSARKさん、月へ帰るさん、Happyにね。さん、シンクタンク研究員の暴言日記さん、
ミクシイ関連など、ありがとうございました。
▲語句検索でヒットしたサイトさんを出してますが「いやん」という方は許してください。(削除は?)
かげながらボクらは繋がっているという事で。
ツマンナイ展開で読者も離れ気味なので問題でも出しておきましょう(初心者向け)。 「魚感」と棲み家が別のエリアの怪魚・巨大魚を扱ったテレビ2時間特番はどれでしょう? 1,武田鉄也…皇魚を追って釣る。イワナ(アメマス)を釣って夜食。思えば遠くへ来たもんだ。 サケを丸ごと一匹つけた餌でチャレンジするが、最後にはサケの頭だけで一匹ゲット。 2,高橋克典…同世代だ。根性のバイク・ドライブで大陸間移動。イトウやバイカルアザラシ、 最後にはスーパー巨大ヨーロッパナマズで場を盛り上げる。作者と外見が似ているらしい(嘘 3,近藤正臣…松坂實と組んで超大物ピライーバを釣ろうとチャレンジ。淡水巨エイが掛かる。 しかし松阪は早々あきらめピラルクにターゲット変更、結局その時は釣れなかった。近藤はゲット。 4,別所哲也…最後の最後まで巨大皇魚(皇帝魚)を追い求め、大国2つを又にかけ、旅して行く。 ハンサムで実力俳優の別所は厳しい自然相手に頑張って出会えるのだろうか? |
作者から せっかく来てくれた読者さんを楽しませようと↑昔録画した自然系ビデオを調べてきたんだけど、 作ったらあんまり面白そうじゃなかった。魚感はいつか特番で出るだろうから期待しましょう。 |
PS:もうココ、検索に直ぐ出なくなってた。2chとか優位なのは分かるけど、
うちのようなサイト記事も優先で出るように…アルゴリズム考えて欲しいよ~。
(じゃぁシモネタやめろよ)読者さんの心
そうそう、アクセスはかなりありました(感謝
2006年8月からサイト休眠して減っていたから久しぶりに1日表紙PV10,442アクセスに復活。
(全ページビューは40,000ちょい程)
更新が頻繁だった頃には及ばないけどサイト形式が少なくなった昨今よく健闘していると思う。
ウチを忘れずにいて、思い出して来てくれた貴方・貴女、ありがとう!!!
まぁこれであの魚もメジャー化することでしょう。
ほんと、今まで知名度が低かったのが信じられないほどの面白そうな魚。
名前、覚えましょう。ハイ「魚感」!!!
魚類図鑑1ページすら開かずに終わったのは'98年以来初めてじゃないかな。
でも、終わってしまったか……まぁいいか。参考書みたいになったし(遠い目)
おしまい。
あとがきにかえて=作者つぶやきから抜粋 サイト長期休み(8月から継続中)の中での特集(中国・怪魚)は如何でしたでしょうか? 訪問者さんが楽しんでくださっていれば作者は嬉しいです。 思いっきり色々な要素を詰め込みましたので、訪問者さんが釣り人と釣りをしない人、 魚に詳しい人、そうでない人、大人、子供、理系などの方の笑う場所は、 それぞれ違うでしょうけど、もしも魚感が捕獲されていなければ結果はこう。 漁師を舟ごと1Kmも引きずった怪物出現!!! ・・・として代々語り継がれる伝説となったでしょう。惜しい。 |