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ppp_comさん

■「景観法」と「景観条例」

景観条例(けいかんじょうれい)とは地方公共団体の条例

良好な都市景観を形成することを目的としている

景観法とは

この法律は、我が国の都市、農山漁村等における良好な景観の形成を促進するため、景観計画の策定その他の施策を総合的に講ずることにより、美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊かな生活環境の創造及び個性的で活力ある地域社会の実現を図り、もって国民生活の向上並びに国民経済及び地域社会の健全な発展に寄与することを目的とする。

■京都市

京都市には、京都市市街地景観整備条例という条例があります

条例なんか特に興味がないという方もいらっしゃるでしょうが、そんな方でも、京都市内を散策していると上の条例と関係があるものをよく見かけるはずです。

個性と特色を活かした景観づくりのためには、府民や事業者の理解と積極的な取組が不可欠

古都のたたずまいに溶け込んだ外観のローソン八坂神社前店

金閣寺から南に5分くらいの所に位置し、世界遺産になっている仁和寺の隣にある。
京都らしい景観の保全維持のために制定された新景観条例に基づいて建てられている。

原則として,マンセル値の彩度が地域ごとに定める数値を超える色(規制対象色)については,使用できる面積割合を地域ごとに定めています

■草津市

草津市では、地域の景観特性に応じた良好な景観形成を推進するために草津市景観計画を定め、平成24年10月1日に施行しました

温泉情緒を損なわないように景観対策としてコンビニの看板も市街地のものと異なり、シックな面構えです。コーポレートカラーを犠牲にしてまで、景観を守ろうとしているのが窺えます。

■鹿児島市

桜島は霧島屋久国立公園の一部であるために、景観をそこなわないようベージュと茶色を基調とデザインになってるんだそうです

■萩市

景観計画区域内で施主が建築物や工作物を建設する場合は、景観計画に定める景観形成基準に適合させる必要があります

景観条例でけばけばしい色彩は使えないことから、
市役所前の郵便ポストが何とこげ茶色!

黄色に黒字でおなじみの来来亭とココイチ。
白地に黒字で控えめなデザインで電飾もありません。
来来亭の店舗のほうは黄色ではなくアイボリーを基調にして、他地域より控えめ。やっぱり電飾も一切ありません!

お馴染みの「赤」の使用を控えている

■奈良市

奈良市では、古都奈良の景観をよりよくするために、各色彩の彩度(鮮やかさ)を制限しています

具体的には彩度の高い色をマンセル値で制限しています。

周囲の風景になじまない派手な色の商業施設の塗り替えや看板の撤去などの費用の半分を助成する制度を実施

■函館市

函館市は歴史的な建造物が残る西部地区の景観を守るための改正都市景観条例の素案をまとめた

地区内で建築物や工作物を設置・修繕する場合、市側と事前に協議をする手続きを決め、市が定める高さや色彩などに違反すれば、設計変更を命令できる。

「陸繋島と歴史と文化の調和美を未来へ紡ぐ」を基本理念とし、歴史的建物が多く残る西部地区の街並みを市民共有の財産として保全を図る

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