ネオ冬季オリンピック!氷上のケシザベス 第1話(お題1です)
(BGM:壮大なファンタジー音楽)
N「ネオ冬季オリンピック!氷上のケシザベス」
(BGM:一転して熱血スポーツ音楽)
N「いよいよ、2018年ネオ冬季オリンピックも開催間近!文房具王国も参加し、我らがケシザベスも、ケシケシゴシゴシと摩擦で消す技が評価され、カーリングのチームの一員として、雪山共和国の選手村へとやってきた。」
(SE:選手村の広場)
ケシザベス「へぇ~、ここがネオ冬季オリンピックの選手村か~!ここに世界中のアスリートが集まるなんて、なんだかワクワクするね」
N「ケシザベスと一緒に来たカーリングチームのメンバーは、リード、つまり、1、2投目を担当するこの女性!」
(BGM:生演奏)~
ふで子「♪わたしはセクシー、峰ふで子~!ふでだけに~、こちょこちょするの得意なの~、あ~ん、筆でこちょこちょ、してあげる~!」
ケシザベス「イエーイ!」
N「そして、3、4投目を担当するセカンドは……」
(BGM:生演奏)~
バレン「♪ボンジョールノ!ワタシはイタリア系の日本人、ハンガノ・バレン~。バレンだけに~、スリスリするの得意なの、あ~ん、バレンでスリスリ、ハンガノ・バレン~!」
ケシザベス「イエーイ!」
N「そしてサードはマラソンから転向したこの人!」
(BGM:生演奏)
ハケ美「♪あたしはごぞんじ、増田ハケ美と申します~、スポーツ選手なのに、朝ドラぴよっこのナレーションが、異常に滑舌がいいって評判だったのよ~、ハケでハキハキ!増田ハケ美~!」
ケシザベス「イエーイ!」
N「そして、主将のスキップは、ケシケシゴシゴシ、ケシザベス!」
ケシザベス「みんな、金メダル目指して頑張ろうね!」
ふで子「金メダルもいいけど、もっと大事なもの探しに行かない?」
ケシザベス「え?なによ、ふで子」
ふで子「イケメン選手!みんな、行こ行こ!」
N「チームメイトたちは、峰ふで子と一緒に行ってしまった。」
ケシザベス「もう、何考えてんだか!」
N「そこへ、やはり文房具王国から選手村へやってきた男子フィギアスケートの代表選手で、鉛筆けずりの、オニュウ・ケズルがやってきた。」
オニュウ「おう、ケシザベス」
ケシザベス「オニュウくん……」
(BGM:ラブ)~
N「ケシザベスは、イケメンスケーター、オニュウ・ケズルにほのかな想いを寄せていた。」
オニュウ「ボクはくるくる鉛筆を回して削る鉛筆削り!特に、キミみたいなオニュウなモノを削るのが好きなんだ。」
ケシザベス「(照れて)えっ、やだもう、突然そんなこと言うなんて」
オニュウ「ケシザベス、ボクは、氷の上でもくるくる回転して、絶対に金を取る。キミはカーリングで金を取れ!」
ケシザベス「……うん」
オニュウ「じゃあ、誓いの握手」
ケシザベス「えっ、握手!?ち、ちょっと待って」
N「ケシザベスは、寒さでかじかんだ手をスカートでこすって、差し出した。オニュウ・ケズルは、透き通るような瞳でケシザベスを見つめ、そのしなやかな指でケシザベスの手を握った」
ケシザベス「あぁ……つめたい」
N「ケシザベスの胸がキュンと痛くなったその時、文房具王国の選手たちがやってきた」
スミ子「ケシザベス!ケズルくん!」
ジョージ「二人で何やってんだよ」
N「女子フィギアの選手で、四回転ジャンプが得意な、コンパスミ子と、性格もペラペラだが、ペラペラで滞空時間が長いためスキージャンプの選手に選ばれた三角ジョージだ。」
ジョージ「お前ら、今、手、握ってなかった?あっ、まさか付き合ってんじゃねーの?選手同士、よくあるからな~!」
ケシザベス「な、なにバカなこと言ってんのよ」
ジョージ「って言いながら、ほっぺ桃色にしてんじゃね~よ!アハハハ」
ケシザベス「もう、やめてよ」
オニュウ「おい、ジョージ、あんまりからかうなよ。ボクたちは一緒に金メダルを取ろうって、誓い合ってただけさ」
ケシザベス「そうよ!みんなも頑張って、金メダル取ろうね」
スミ子「うん、私はコンパスの回転力で四回転ジャンプを連続で決める!そして絶対に金を取る!」
ジョージ「オレは、まぁ~、取れたらな!アハハハ」
N「その時、寒かった広場に、熱風が吹いた!」
(SE:郷ひろみ・アーチチアチ)
ジョージ「お~、あったか~い!」
ケシザベス「ていうか暑くない?」
団長(実はビル・カサイ)「アツアツ団、ただ今参上!」
(BGM:生演奏)
団員たち「♪わしらはアツアツ、アツアツ団、寒い冬には重宝するよ~、コタツ、アツカン、湯たんぽ、おでん~、アツアツアツアツ、アツアツ団~♪」
ケシザベス「アツアツ団?」
N「現れたのは、赤い覆面をかぶったアツアツ団。その正体はナゾ」
団長「我々は熱い心のアツアツ団!オニュウ・ケズル!お前をさらう!」
オニュウ「え?」
N「アツアツ団の団長は、両手を広げオニュウ・ケズルに熱風を送った!」
オニュウ「アチチチチ!」
N「雪が溶け、足元が急斜面になり、オニュウ・ケズルは、滑り落ちていった」
オニュウ「うわあ~!」
ケシザベス「ケズルくん!」
N「オニュウ・ケズルはボブスレーのコースへ転落。それを待っていたアツアツ団のボブスレーがキャッチ!」
団長「ボブスレー、スタート!」
(SE:スタート~滑って行く音)
オニュウ「た、助けて~!」
ケシザベス「ケズルくん!」
N「ケシザベスも斜面を滑り、コースに停まっていた別のボブスレーに乗り込んだ」
ケシザベス「待てーっ!」
(BGM:アクション)
N「オニュウ・ケズルを乗せて逃げるアツアツ団のボブスレーをケシザベスのボブスレーが追う!」
(SE:ボブスレーが疾走する音)
ジョージ「ケシザベス!体重移動だ!コーナーリングで距離を縮めろ!」
スミ子「ジョージ!のんきに応援してないで、私たちも行きましょ!」
N「コンパスミ子も三角ジョージと一緒にボブスレーに乗り込み、ケシザベスを追った!」
(SE:ボブスレーが疾走する音)
N「疾走する三台のボブスレー!」
オニュウ「ケシザベース!」
ケシザベス「ケズルくん!」
スミ子「待ってー!」
ジョージ「ひゃっほ~!」
N「最初にゴールインしたアツアツ団は、オニュウ・ケズルを連れてカーリングの屋内競技場へ逃げ込んだ!」
オニュウ「カーリング?」
団長「もたもたするな!」
N「ケシザベス、コンパスミ子、三角ジョージも遅れてゴールイン!カーリング競技場へ駆け込んだ!」
(SE:競技場内)
ケシザベス「あっ、ケズル君!」
オニュウ「ケシザベ~ス!」
N「アツアツ団に引っ張られてリンクの上を行くオニュウ・ケズル!」
ケシザベス「カーリングならまかせて!ストーーン!高速連射!」
(SE:ドシュドシュドシュ!)
N「ケシザベスはカーリングのストーンを立て続けに投げた!ストーンがアツアツ団の足を直撃……と思いきや、アツアツ団の熱気で氷が溶けて割れ、ストーンがストーンとはまった!」
ケシザベス「えっ!」
N「アツアツ団は、競技場の裏で待っていたスノーモビールにオニュウ・ケズルを押し込み、走り去って行った!」
オニュウ「(遠ざかって行く)ケシザベ~ス!」
(SE:遠ざかって行くスノーモビール)
ケシザベス「ケズルく~ん!」
N「アツアツ団を見失い、選手村へ戻ったケシザベスたちに、ネオフィンランドの名ジャンパー、滑るのが得意なだけに、ネタが滑りまくる、ヤンネ・アホヤネン選手が話しかけてきた」
アホヤネン「ホンマにオレってアホヤネン、こないだジャンプしたらズボンが落ちてもうて、ズボンがズボーン!……ホラ、滑った!」
ケシザベス「今そんな話してる場合じゃないのよ」
アホヤネン「ほなどんな場合やねん」
ケシザベス「男子フィギアの、オニュウ・ケズルくんが誘拐されたのよ!」
アホヤネン「誘拐って、だれがそんなことユーカイ?……ホラ、滑った!」
ケシザベス「滑るネタはもういいよ!」
N「その時!冗談ばかり言っていたヤンネ・アホヤネンが真顔になった」
アホヤネン「そういえば……他にも何人か、選手が行方不明になってるらしいで」
ケシザベス「えっ」
アホヤネン「ルイルイ王国のクロスカントリースキーヤー、太川ヨースキー、アルペンスキーの最年少金選手、アルペンの少女ハイジ、両生類共和国のスノーボード選手、チュウ・カエル」
スミ子「みんな金メダル候補ね」
アホヤネン「一緒にいた選手の話だと、三人とも赤い覆面をした奴らにつれて行かれたそうや」
ジョージ「赤い覆面?」
ケシザベス「アツアツ団よ!」
N「だが、そのアツアツ団が何者なのか?オニュウ・ケズルたちをどこへ連れて行ったのか、何一つ分からなかった。その夜……」
(SE:犬の遠吠え)
ケシザベス「あぁ、眠れない……ケズルくん、今頃どこにいるのかな……」
N「その時、窓が開き、ケシザベスに熱い風が吹き付けた!」
(BGM:郷ひろみ・「ゴールドフィンガー」)
ケシザベス「こ、この風は!?」
団長「アツアツ団参上!」
(BGM:生演奏)
団員たち「♪わしらはアツアツ、アツアツ団~」
ケシザベス「もう歌はいいわ!ケズルくんを返して!」
団長「フッフッフ、ケシザベス、お前のカーリングチームは金メダル候補らしいじゃないか」
ケシザベス「だからなんだって言うの?」
団長「お前らに金メダルは取らせない!ファイアー!」
N「アツアツ団の団長は、両手を広げケシザベスに熱風を送った」
ケシザベス「アチチチチ!」
団長「行け!アツアツ団!」
N「アツアツ団は、ケシザベスを取り囲み、ぐるぐるまわりはじめた」
ケシザベス「ううっ、暑い……なんなのこの暑さ……めまいがする……」
N「あまりの暑さにケシザベスが気を失いそうになった、その時!」
N「( ① )の( ② )選手、( ③ )が現れた!
( ③ )は( ④ )でアツアツ団を撃退し、ケシザベスを救った。」
(例)
N「フィッシュランドのアイスホッケー選手、ホッケ・シオヤーキがやってきた」
団長「しょっぱいヤツが来やがった!こいつもやっちまえ!」
N「アツアツ団は、ホッケ・シオヤーキ選手を取り囲もうとした、しかし!」
シオヤーキ「ミーの、スラップショットをクライヤガレ!」
(SE:ドシュ!ドシュ!ドシュ!)
N「ホッケ・シオヤーキ選手の見事なスラップショットが炸裂!次々と繰り出すパックが、アツアツ団を直撃した!」
(SE:ドガ!ガス!ドス!)
団員たち「うぐ!ぐほ!でへ!」
団長「くくっ、引き上げろ!」
団員たち「アツ、アツ、アツ、アツ……」
N「アツアツ団は、熱風と共に逃げて行った。」
シオヤーキ「夜は危ないから気をツケテネ!グッナーイ!」
N「( ③ )選手が去った後、ケシザベスは部屋の床に落ちているある物を発見した」
ケシザベス「これは……杉の葉?」
N「ケシザベスは頭をフル回転させた」
ケシザベス「杉の葉がこんなに沢山落ちてるってことは、アツアツ団の服についていたからかも、ということは、アツアツ団は杉の木が生えている場所からやってきたってこと?」
(SE:小鳥のさえずり)
N「翌朝、ケシザベスは三角ジョーギ、コンパスミ子と共に、クロスカントリーで山を越え、5キロほど離れた杉林へ向かうことに。」
(SE:スキーの音)
N「雪山をクロスカントリーで進んで行く三人。そこへ、またしても熱風が吹いてきた!」
(BGM:郷ひろみ・「ゴールドフィンガー」)
ジョージ「うわ!」
ケシザベス「アツアツ団よ!」
N「またしてもアツアツ団が熱風と共に現れた!」
団長「飛んで火に入るケシザベス!自分からやってくるとはバカなヤツだ!」
ケシザベス「ケズルくんはどこ?どうして金メダル候補の選手ばっかり狙うの!?」
団長「ワッハッハッハ、それはヒミツだよ!」
N「その時、北風が吹き」
(SE:ピューー!)
N「団長の覆面を吹き飛ばした」
団長「うわっ!」
ケシザベス「あっ、あなたは!」
スミ子「タイツ連邦共和国のレジェンド」
ジョージ「ビル・カサイ!」
カサイ「くくっ、バレちゃしょうがねぇ、レッツミュージック!」
(BGM:生演奏・情熱的に)~
カサイ「♪タ、タ、タイツ連邦共和国~、冬のあったかいものが集まっている国。なかでもオレは、熱すぎる~、ジャンプ界のレジェンド、ビル・カサイ!熱すぎて、消防車が来るぜ~♪」
ジョージ「暑苦しい熱唱だな」
ケシザベス「タイツ連邦共和国のビル・カサイ選手が、どうして誘拐なんか」
カサイ「うるさい!オレたちの正体を知ったからには、選手村には帰さないぞ!」
N「怒りに燃えたビル・カサイの全身が炎に包まれた!」
ケシザベス「はあっ!」
(SE:スリリングに)~
N「果たしてケシザベスたちの運命は!?ビル・カサイを倒し、オニュウ・ケズルたちを助けることが出来るのか!?第2話へ続く!」
気になる第2話はこちらから>>
お題1はケシザベスを救いに来るキャラクターの出身と、なんの競技の選手で、どんな必殺技でアツアツ団を撃退するのか?です。
ちょっと難しいですが、頑張ってください!
お題の投稿はこちらから…
イラストやお話の展開、新キャラなどなどはこちらからお願いします!
投稿者:番組D1号 | 投稿時間:19:27 | カテゴリ:台本・お題 | 固定リンク
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