メリーケシザベス!聖夜のバードランド 第1話(お題1です!)
(BGM:壮大なファンタジー音楽)
N「メリーケシザベス!聖夜のバードランド」
(BGM:ホラー調)
N「12月23日の夜。それは、一本の電話から始まった……。」
(SE:電話の呼び出し音~電話に出る)
ケシザベス「もしもし、ケシザベスですけど……」
電話の声「もしもし……あたしよ……メリー・・・」
ケシザベス「メリー?」
電話の声「メリー……」
ケシザベス「えっ、これって、メリーさんの電話!?も、もしかして外にいるの?」
N「その時!」
(SE:ガチャッ!とドアが開く)
ケシザベス「ぎゃーー!」
ピーチ夫人「(酔っている)わたしよ~」
ケシザベス「おばあちゃん!?」
N「そう、立っていたのはピーチ夫人だった。」
ピーチ夫人「メリー……クリスマス、ヒック、タクシー代が足りなくなっちゃって、払っといて」
ケシザベス「ええっ」
(SE:家の中)
N「ピーチ夫人は、自ら発酵してピーチ酒となっているため、いささか酔っていた」
ピーチ夫人「ねぇ~、ケササベス~」
ケシザベス「かなり酔ってるけど大丈夫?」
ピーチ夫人「大丈夫、ヒック!自分で発酵してお酒になってるだけだから。……それより、私の大事な人がとても困っているの。今から一緒に、ネオフィンランドへ
行ってちょうだい」
ケシザベス「ネオフィンランド!?」
(BGM:壮大なファンタジー)
N「ケシザベスは訳が分からないまま、ピーチ夫人と共にネオフィンランドへ飛んだ。なんと、そこで待っていたのは、悲しみに打ちひしがれた、三択ロースだった。」
(BGM:クリスマス風)~
三択「(号泣)うおおお~~、ピーチ、よく来てくれた、うおおおお~」
ピーチ夫人「ヒック、三択ロース、そんなに泣かないで~、ヒック、ウ~イ」
三択「うおおお~」
ケシザベス「おばあちゃんの大事な人って、サンタクロースだったの!?」
ピーチ夫人「ただのサンタクロースじゃないわよ、ヒック、この人は、三択ロース!」
ケシザベス「三択ロース?」
三択「それではここで、三択ロースからロースについての問題じゃ。ロース肉の語源は、1、赤いバラ、すなわちローズのような色だから。2、赤身の肉が好きだったベーブ・ルースのルース。3、ローストするのに適した肉だから。さぁどれ?」
ケシザベス「1!」
三択「ブブー!正解は3番、ローストじゃ」
ピーチ夫人「ヒック、三択クイズが大好きだから、三択ロースっていうのよ。」
ケシザベス「その三択!?」
ピーチ夫人「ヒック、三択ロースと出会ったのは、私がまだネオヘルシンキ大学に留学していた頃……」
(BGM:ロマンス)
三択「そこで問題じゃ、出会った二人は、1、恋に落ちた。2、喧嘩をした。3、バンドを結成した」
ケシザベス「えっと……1、恋に落ちた!」
三択「正解じゃ~!ほーっほっほっほっ!」
ピーチ夫人「もういやーん~バラさないでよ~」
ケシザベス「孫の前でいちゃいちゃするな!あの、三択クイズが好きなのは分かりましたけど、困ってることっていったいなんなんですか?」
サンタ「(急に泣き出す)さらわれたんじゃ~、ワシの、ルドルフが~!」
ケシザベス「ルドルフ?」
スモウマン「そう、毎年、三択ロースを乗せたソリを引く、赤鼻のトナカイ、ルドルフでごんす。」
ケシザベス「あぁ、赤鼻のトナカイ……って、あなた誰?いきなり出てきたけど」
スモウマン「ワシは三択ロースと一緒に暮している、雪だるまの妖精、スモウマンでごんす。」
三択「あまりに暇なんで、スノーマンにちょんまげをつけたらスモウマンになったんじゃ」
スモウマン「ルドルフがいなくなったので、三択ロースはクリスマスを中止にすると言ってるんでごんす!そんなのダメでごんす!」
ケシザベス「トナカイはほかにもいるでしょ?」
スモウマン「トナカイは全部で8頭います。ルドルフ以外には、ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン、コメット、キューピッド、ドナー」
三択「さぁ、そしてもう一匹は?1、ブリッツェン。2、ブリリアント、3プルート」
ケシザベス「え~と、1のブリッツェン?」
三択「ピンポーン!」
スモウマン「七頭残ってるんでごんすが、みんなヨボヨボで鼻が光らないでごんす」
三択「そうなんじゃ!若いルドルフの赤い鼻だけが、ピカピカ光って夜道を照らしてくるんじゃ~」
三択「赤鼻のルドルフがいなければ、暗くて配達はできん、クリスマスは中止じゃ~!」
スモウマン「(熱弁をふるって)みんなが楽しみにしているんでごんす!クリスマスを中止になんかしちゃだめでごんす!」
ケシザベス「わぁ、ダラダラとスゴイ汗!やっぱりお相撲さんって汗をかくのね」
スモウマン「ちがうでごんす。熱くなりすぎて溶けてるんでごんす!」
ピーチ夫人「ケシザベス!ヒック……赤鼻のルドルフは、私たちが連れ戻すしかないわ!クリスマスを待っている、全世界の子供たちのために!」
ケシザベス「えっ、私たちが?」
ピーチ夫人「ケシザベス、お願い、力を貸しておくれ」
ケシザベス「おばあちゃんの頼みならしかたないわ。でも、赤鼻のルドルフは誰にさらわれたの?」
スモウマン「昨日の朝、ルドルフは、うちでクリスマスの打ち合わせをしていたんでごんす」
(BGM:回想)~
ルドルフ「今年もクリスマスプレゼントがたくさんあるねぇ~」
三択「それでは問題じゃ、このプレゼントを届けるのは……1、世界中の子供たち。2、世界中の女たち。3、世界中のアニメファン」
ルドルフ「2!女!」
三択「ブブー、正解は1番、世界中の子供たちじゃ」
ルドルフ「そんなこと言っちゃって、本当は女でしょ?ね?あんたスケベなんだから!ね?」
三択「よけいなことを言うな!それよりルドルフ、今年も頼むぞ、お前のその赤鼻だけが頼りだからのう」
ルドルフ「まかせてよ!もう、ピッカピカだから!オレ、若いから、夜も元気にピッカピカだから!」
三択「ほーっほっほっほっほ!頼もしいのう~」
ルドルフ「ちょっとトイレ行ってくるね」
スモウマン「ルドルフがトイレに行き、しばらくたった時でごんす」
(SE:たくさんの羽音)
ルドルフ「うわあ~~~!」
スモウマン「わしらが行ってみると、何十羽という鳥たちが、ルドルフをつかんで……」
(SE:羽音)
ルドルフ「た、助けて~~!」
(BGM:回想)~終わる
三択「かわいそうに……ルドルフは、鳥にさらわれたんじゃ」
ピーチ夫人「鳥に?」
スモウマン「そう、鳥たちの王国、バードランドに連れ去られたんでごんす」
ピーチ夫人「クリスマス本番まであと一日……とにかくバードランドに行ってみるしかないわ!」
三択「わしも行く!」
スモウマン「わしもお供するでごんす!」
ケシザベス「行きましょう、バードランドへ!」
(SE:鈴の音)
N「ケシザベスは、ピーチ夫人と三択ロース、雪だるまの妖精スモウマンと一緒にソリに乗り、バードランドへ向かった」
サンタ「あぁ、そっちは違うだろ!どこ走ってるんだ、まったく老いぼれトナカイが!」
N「赤鼻のルドルフがいないので、道に迷い、とても時間がかかったが、なんとかバードランドに到着!」
(SE:鳥たちのさえずり)
ケシザベス「ここがバードランドね」
三択「ルドルフ~~!」
スモウマン「赤鼻のルドルフを探すのは大変でごんすよ。なにしろ、バードランドは広いでごんす。」
(SE:カラスの鳴き声、カア!カア!カア!)
ピーチ夫人「あぁ、カラスの声が不気味ね」
スモウマン「カラスたちは、バードランドの番人でごんす。ワシらが入ったのを知らせているんでごんす!」
ケシザベス「あっ、一羽こっちに来た!」
クロウ柳「カア、カア~!カラスは英語でクロウ!わたくし、カラスのクロウ柳徹子と
申します!あなたたち、バードランドに無断侵入ね!みんなに知らせなきゃ!カア!カア!」
ケシザベス「あ、ちょっと!」
スモウマン「急いだ方がよさそうでごんす!」
(BGM:アクション)
三択「おっ、違う鳥が来たぞ!」
N「今度は、鳥の大物歌手、キツツキひろしが飛んできた!」
(BGM)
キツツキ「♪コンコンコンコン!コンコンコンコン!コンコンコンコンコンコンコン!」
ケシザベス「あんたつついてばっかりじゃない!」
キツツキ「キツツキだからな!お前ら全員つついてやる!♪コンコンコンコン!コンコンコンコン!」
N「キツツキは、コンコンつついて攻撃してきたが、ケシザベスはゴムのおなかを出して」
ケシザベス「さあ、あたしのおなかをつついてごらん!」
キツツキ「よーし、行くぞ!」
(SE:ボンヨヨヨーン!)
キツツキ「うわ~、さよなら~!」
N「キツツキひろしは、ケシザベスのゴムのおなかにはね返されて、退散した。」
ケシザベス「ちょろいちょろい!」
N「だがそこへ、( ① )が現れた!( ① ) は、
( ② ) で襲ってきたが、
ケシザベスはそれを、( ③ )で撃退した!」
※例
その時、ガチョウクラブが現れた!ガチョウクラブは、熱々のおでんで攻撃してくるが、
ケシザベスは、ガチョウクラブを熱湯風呂に落とし、撃退した。
N「赤鼻のルドルフがどこにいるのか、いっこうに分からぬまま、時間だけが過ぎて行った」
ケシザベス「あぁ、なんの手がかりもないなんて……」
スモウマン「あっ、あそこに、インフォメーションセンターがあるでごんす!」
ケシザベス「えっ」
三択「とりあえずあそこで聞いてみよう!」
N「四人が行ったのはバードランドのインコがやっているインフォメーションセンター……その名も、インコメーションセンターであった。」
イン子「ハイ、バードランド、インコメーションセンター、オペレーターの、セキセイ・イン子と申します。ここでインコメーション!なぜセキセイインコって言うかって?それは背中が黄色と青で配色されてるから!」
ケシザベス「それは別にいいです。それより、赤鼻のルドルフっていう、トナカイを探してるんですけど……」
イン子「トナカイ?ちょっとお調べしますね……」
(SE:カチャカチャパソコンの音)
イン子「ああ、トナカイなら、ここから南に10キロ行ったところで見たという情報が入ってますね」
ケシザベス「南に10キロ!?」
ピーチ夫人「早く行きましょ!」
三択「ルドルフ~!」
N「ケシザベスたちはソリに乗り、南に向かった。だが……」
(BGM:不穏に)
イン子「ブハハハハハ!まんまと引っ掛かりおって、バカめ!ブハハハハハ!」
N「不気味に笑うセキセイ・イン子。果たしてセキセイ・イン子の正体は!?そして、ケシザベスたちは、赤鼻のルドルフを見つけ出すことができるのか!?第2話に続く!」
第1話はここまで!
お題1はケシザベスたちを襲う敵とその攻撃方法。そしてケシザベスの撃退方法です。
N「だがそこへ、( ① )が現れた!( ① ) は、
( ② ) で襲ってきたが、
ケシザベスはそれを、( ③ )で撃退した!」
気になる第2話はこちら!
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メリーケシザベス!聖夜のバードランド 第2話(お題2です♪)
(BGM:壮大なファンタジー音楽)
N「メリーケシザベス!聖夜のバードランド」
N「赤鼻のトナカイ、ルドルフがさらわれた。バードランドへやってきたケシザベスたちは、インコメーションセンターのセキセイ・イン子から情報を得て、南に向かった。」
(SE:鈴の音)
ケシザベス「どこにいるの?」
三択「ルドルフ~」
N「だが、南の地にルドルフの姿はなかった。そこへ、孔雀のポップスター、マイケル・クジャクソンが現れた!」
(BGM:マイケルジャクソン)
マイケル「ホー!トナカイを探してるのかい?ホー!トナカイなら!ホー!西へ30キロ行ったところにいたらしいぜ、ホー!」
ピーチ夫人「西に30キロ!?」
ケシザベス「行きましょ!」
三択「ルドルフ~!」
(SE:鈴の音)
マイケル「フッフッフ、ひっかかりやがって……ホー!」
N「ケシザベスたちは西へ30キロ行ってみたが、そこにもトナカイの姿はなかった。そこへ、買い物中のフクロウ、おふくろうさんがやってきた」
(BGM)
オフクロウ「♪トナカイならば~、東です~」
スモウマン「今度は東でごんすか!?」
ケシザベス「行くしかない!」
三択「ルドルフ~!」
N「慌てて東へ向かうケシザベスたち」
オフクロウ「ホッホッホ、ホー、ホー、バカめ~!」
N「東へ行ってもルドルフはいなかった。ケシザベスたちは、いろんな鳥たちに振り回されて、とうとう、バードランドの北の果てにきて
しまった。」
(SE:北風が吹く)
ケシザベス「う~、寒い」
ピーチ夫人「ヒック……一体ここはどこなの?」
三択「それでは問題じゃ、一体ここはどこか、1、バードランドの北の果て、2、ビバリーヒルズ、3、裏渋谷」
ターキー尾「(七面鳥の鳴き声風)コロコロコロコロ~!正解は1番!バードランドの北の果てだ!」
ケシザベス「あなたは誰!?」
(BGM:探偵モノ)~
ターキー尾「……あるときは、インコメーションセンターのセキセイ・イン子、またあるときは、ホー、マイケル・クジャクソン、そしてまたあるときは、オフクロウさん……だがその正体は……七つの顔を持つ男、七面鳥の、ターキー尾伴内!」
ケシザベス「七面鳥?」
N「七面鳥とは、キジの仲間で、全長122センチ、体重9キロにも及ぶ大きさの鳥のこと。英語ではターキーと呼ばれる」
ターキー尾「コロコロコロコロ~!赤鼻のルドルフをさらったのはこのオレだ!コロコロコロコロコロコロ~!」
ケシザベス「どうしてそんなことをしたの!?」
N「七面鳥のターキー尾伴内の目には、怒りの炎が燃えていた。」
ターキー尾「決まってんじゃねえか!クリスマスを永遠に廃止するためだよ!」
三択「クリスマスを廃止?それはどうしてか三択でお答えくだされ。1、クリスマスソングを歌うのがイヤ。2、パーティーが面倒くさい。3、理由もなく嫌い。」
ターキー尾「そのどれでもねえよ!分かってんだろ!昔から、クリスマスのごちそうと言えば、七面鳥なんだよ!」
(BGM:重苦しく)
ターキー尾「しかも七面鳥の丸焼きだぜ!……毎年毎年、クリスマスになると、何百、いや、何万、いやもっと多くの七面鳥が丸焼きにされて……うくく……なんでオレたちばっかり食われなきゃいけねーんだよ!」
ケシザベス「言われてみれば……でも、だからって、赤鼻のトナカイをさらって、クリスマスを妨害するなんてひきょうだわ!もっと正々堂々と言えばいいじゃない!七面鳥ばっかり食べないで、ポテトも一緒に食べようよって」
ターキー尾「ポテトも一緒に・・・って、結局七面鳥食うんじゃねえかよ!オレはもう誰も信用しねえ!この場で三択ロースを、地獄へ送ってやるぜ!タカシ軍団、集まれ~!」
(SE:バサバサバサ!沢山の羽根音とタカの鳴き声ピー!)
N「空に、ターキー尾伴内の手下、タカ派の大物鳥芸人、ビートタカシ率いるタカシ軍団が現れた!」
(SE:バサバサバサ!ピー!ピー!)
ビート・タカシ「なんだこのやろう!コマネチ!」
ケシザベス「うわっ!タカにつつかれた!」
ピーチ夫人「イタタタ……」
ビート・タカシ「よ~し、行け!一番弟子、ガダルカナル・タカ!」
ガダルカナル「行ってきますタカシさん!えい!コノヤロ!コノヤロ!」
一同「イテテテ……」
N「タカシ軍団のタカたちは、鋭いくちばしで次々と襲いかかってくる」
ケシザベス「こんなにたくさんいたんじゃ……太刀打ちできない……」
ターキー尾「コロコロコロコロ~!三択ロースをつかみ揚げろ!」
(SE:ピーピー!バサバサ!)
三択「うわああ~」
N「タカたちに運ばれそうになり、もがいた三択ロースは、空中から落下し」
(SE:ドスン!)
三択「うごげっ!」
N「気絶してしまった」
一同「三択ロース!」
ターキー尾「コロコロコロコロ~!何をしている!早くさらうんだ!」
(SE:羽根の音)
N「タカたちが再び三択ロースをつかみ、空中に運ぼうとした、その時!」
(SE:銃声)
(SE:ピー!)
ケシザベス「えっ、タカたちが逃げて行く!」
ターキー尾「銃を撃ったのは誰だ!?」
(BGM:ターミネーター)
N「ショットガンを担いだアンドロイドが現れた」
ケシザベス「うわっ、あなたはひょっとして」
ターキネーター「オレは未来からやってきたターキーのアンドロイド、ターキーネーターだ」
ケシザベス「ターキーネーター?」
(BGM:ターミネーター)
ターキー尾「お前も七面鳥なのに、なんでオレの邪魔するんだよ!」
ターキーネーター「お前が、サンタを殺し、クリスマスを廃止したおかげで、我々七面鳥は、世界中の子どもたちから永遠に恨まれ続けることになってしまった。その未来を変えるために、オレがやってきた。」
ターキー尾「なに~っ」
ターキネーター「クリスマスを廃止するのは、オレが許さない!」
ターキー尾「お前、ご先祖様に向かってなんて口聞いてんだ!」
ターキーネーター「地獄へ落ちろ!」
(SE:銃を連射)
ターキー尾「コロコロコロコロ~~!ひとまず、退散だ~!」
N「ターキー尾伴内は慌てて逃げて行った。だが、三択ロースは気絶したまま目を覚まさない」
ピーチ夫人「三択ロース!」
スモウマン「大丈夫でごんすか?」
ターキネーター「オレがサーチしてみよう」
(SE:サーチ音)
ケシザベス「どうですか?」
ターキーネーター「大丈夫。気絶しているだけだ。命に別状はない。」
N「ケシザベスたちは、気絶している三択ロースを近くの森へ運び、そこで一夜をすごすことに。」
(SE:フクロウの声)
N「やがて日付が変わり、24日になってしまった。」
スモウマン「いよいよ今夜がクリスマスイブでごんす」
ピーチ夫人「それまでにルドルフを見つけないと」
ターキーネーター「ルドルフの居場所を、今、オレのレーダーでサーチしている。少し時間がかかるがきっと見つかるだろう」
ニワトリンドル「そうはいかないコケーッ!」
一同「えっ」
N「そこへ、ターキー尾伴内の手下、ニワトリのニワトリンドル玲奈が現れた!」
(BGM)
ニワトリンドル「♪コッコッコッッコ、コケーッコッコッ、コケコッコ~、あたしはニワトリ、庭には二羽、ニワトリがいる~♪う~ん」
(SE:ポン!ポン!ポン!)
ケシザベス「うわっ、いっぱい卵産んだ!」
ニワトリンドル「卵爆弾をお見舞いするわ~!」
(BGM:アクション)
N「ニワトリンドル玲奈は、卵爆弾を投げつけた!」
ターキーネーター「オレにまかせろ!」
(SE:ショットガン連射)
N「ターキーネーターは、ショットガンで卵をすべて撃ち落とした」
ニワトリンドル「コケーッコッコッコ!こんなのもうケッコー!」
N「ニワトリンドル玲奈は逃げて行った。」
ケシザベス「カッコイイ~!」
ターキーネーター「ん?」
(SE:サーチ成功の音)
ターキーネーター「サーチに成功した!ルドルフの居場所が分かったぞ。三択ロースを起こしてくれ」
スモウマン「よ~し、わしが張り手で……どすこーい!」
(SE:バチコーン!)
三択「アイテテテ!」
スモウマン「目が覚めたでごんすか?」
三択「こ、ここはどこじゃ?」
ケシザベス「説明は後よ。それよりルドルフが見つかったの」
三択「えっ!」
ターキーネーター「オレについて来い!」
(BGM:ターミネーター)
N「ターキーネーターのレーダーがサーチした場所は、森の外れの暗い谷だった」
(SE:不気味な鳥たちの鳴き声)
ピーチ夫人「ずいぶん不気味なところね」
ケシザベス「あれ、なんだか鼻が……ムズムズしてきた……ハ、ハ、ハクショーン!」
(BGM:ハクション大魔王)
ハクチョウ「呼ばれて飛び出す、コーコーコー!ハクチョウ大魔王でごじゃる!」
ケシザベス「あぁ、聞いたことある!ハクション大魔王!」
ハクチョウ「いや、あたしはターキー尾伴内の部下で、ハクチョウの魔法使い、ハクチョウ
大魔王でごじゃるよ!(呪文)アン・デュー・トロワ・スワンスワーン!」
(SE:ピロピロピロ~)
(BGM:白鳥の湖)
N「ハクチョウ大魔王は、バレリーナに変身し、ハクチョウの湖を踊りながら攻撃してきた」
ハクチョウ「(音楽に乗りながら)白鳥は、カモ科の水鳥でごじゃる。コー!……オホーツクやシベリアで繁殖するけど、冬は暖かい日本などに渡ってきて、コー!越冬するんでごじゃるよ!コーッ!」
ケシザベス「き、気をつけて!踊りながら長い首で攻撃してくる!」
ターキーネーター「オレにまかせろ」
(BGM:ターミネーター)
N「ターキーネーターがショットガンを構えたその時」
ハクチョウ「アン・デュー・トロワ・スワンスワーン!」
(SE:ピロピロピロ~)
(SE:水が噴き出す音)
N「ハクチョウ大魔王の指先から、水が滝のように噴き出し、ターキーネーターに浴びせられた」
ターキーネーター「うおっ!」
ハクチョウ「あたしは水鳥だから、水の魔法が使えるんでごじゃるよ」
ターキーネーター「こんな水、オレにはちっとも……うっ……か、体が……ぐぐぐ……ぎき……アイルビーバック」
N「鉄製のサイボーグ、ターキーネーターは、水を浴びてさび付いてしまった」
ケシザベス「ターキーネーター!」
スモウマン「ダメでごんす。完璧にさびてるでごんす!」
ハクチョウ「ふっふっふ、面白いヤツを呼んでやるでごじゃる。アン・デュー・トロワ・
スワンスワーン!」
(SE:ピロピロピロ~)
N「ハクチョウ大魔王は、魔法で女鳥芸人、コンドル春菜を呼び出した」
ケシザベス「あっ、今日は幸楽おやすみですか?」
春菜「角野卓造じゃねーよ!」
(BGM:アクション音楽)
N「コンドル春菜は、空中から、その鋭い爪とくちばしで襲いかかって来た。」
三択「いててて!体、緑色じゃないんだ」
春菜「シュレックじゃねーよ!」
スモウマン「今度はどんな映画を撮るんでごんすか?」
春菜「マイケルムーア監督じゃねーよ!」
(SE:ガス!ドス!ガス!ドス!)
一同「イテテテテ……」
N「ケシザベスたちは、コンドル春菜につつかれて、ボロボロになってしまった。」
ケシザベス「うう……」
三択「コンドルにつつかれたワシらはどんな状態でしょうか?1、死にそう。2、笑いそう。3、眠そう」
ピーチ夫人「1!死にそう!」
三択「ピンポーン!正解じゃ」
ケシザベス「こんな時にクイズはやめて!」
春菜「さぁ、そろそろとどめを刺してやろうか」
スモウマン「ケシザベス、コンドル春菜に勝つ方法はないのでごんすか?」
ケシザベス「くくっ……空から攻撃してくるから、手も足も出ない」
三択「うう……もはやこれまでじゃ」
ピーチ夫人「いや、一つだけ方法があるわ」
一同「えっ……」
ピーチ夫人「ケシザベス、私を飲むのよ。私のピーチフィズを飲めば、あなたはフワフワした気分になって、きっと空も飛べるはず!」
ケシザベス「私が空を!?」
春菜「ゴチャゴチャ話してんじゃねーよ!」
(SE:ドス!ガス!)
一同「うわあ!」
N「コンドルの攻撃を必死にかわすケシザベスたち」
ピーチ夫人「早く飲みなさい!そして、変身の決めフレーズを、天高く叫ぶのです、その時あなたは翼を手に入れるでしょう!」
ケシザベス「でも、飲んだらおばあちゃんは」
ピーチ夫人「私のことはいいから、早く!」
N「ケシザベスは、ピーチ夫人のピーチフィズを一気に飲み干した!」
ケシザベス「んぐ、んぐ、んぐ……ヒック、う~い!( ① )!」
※例「かぐわしき桃の香り!はじけるピーチ パワー!桃のちからで、悪をケシザベス!」
N「決めフレーズを叫んだケシザベスは、一気にパワーアップ!」
(SE:パワーアップ音)
ケシザベス「ん?……背中がムズムズする……んん?……ああ、生える!生える!生える!」
一同「おおーっ!」
N「ケシザベスの背中の消しゴムがみるみる変形し、天使の羽根のような巨大な翼となった。」
ケシザベス「ケシザベス・ウィーーーング!」
(SE:シャキーン!)
ケシザベス「よ~し、勝負だ!」
春菜「来いっ!」
N「大空へ舞い上がったケシザベスを迎え撃つコンドル春菜。果たして、二人の空中戦の行方は!?そして、ケシザベスたちは、赤鼻のルドルフを連れ戻すことが出来るのか!?完結篇につづく!」
第2話はここまで!
ケシザベスがいよいよ翼を得て、大空に飛び立った!完結編がどうなるのか?
ターキー尾伴内から、ルドルフを取り戻せるのか?
お題2はケシザベスのイイ感じの決め台詞をお願いします。
翼がグワーッっと生えてきちゃう台詞お待ちしています!
N「ケシザベスは、ピーチ夫人のピーチフィズを一気に飲み干した!」
ケシザベス「んぐ、んぐ、んぐ……ヒック、う~い!( ① )!」
お題の投稿はこちらから…








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投稿者:番組D1号 | 投稿時間:12:00 | カテゴリ:台本・お題 | 固定リンク
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