トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

[高校野球]習志野、ダブル主将そろい踏みだ! 3番・根本、スタメン復帰へ

2019年4月2日 紙面から

準決勝に向けて調整する習志野・根本=兵庫県西宮市で(内山田正夫撮影)

写真

 準決勝を前に休養日となり、4強がそれぞれ最終調整した。夏の甲子園は優勝2度の習志野(千葉)は、センバツでは初の準決勝の明豊(大分)戦に向けて西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で練習、死球を受けて準々決勝を欠場した根本翔吾外野手(3年)も参加しスタメン復帰のめどが立った。平成最初のセンバツに優勝し平成最後も優勝で締めくくりたい東邦(愛知)は明石商(兵庫)戦に向け、打撃練習に時間を割いた。

 センバツ初制覇へ、不動の3番が帰ってくる。習志野は、2回戦の星稜戦(石川)で右足くるぶし付近に死球を受けて準々決勝を欠場した根本が4日ぶりに練習に参加。ノック、打撃練習と通常メニューをこなし「だんだん良くなってきて、ベストのプレーに着実に近づいています」と準決勝出場へ意欲を見せた。

 新チームがスタートした昨秋、主将になったが重圧もあって調子を崩した。そこから竹縄とのダブル主将になった。準々決勝の市和歌山戦の前に竹縄がミーティングで「根本のためにも勝とう」と言ってくれた。右足足関節打撲で3日間安静にしている間に痛みが引いて動けるようになり「チャンスをもらったので、プレーで貢献したい」と意気込んだ。

 秋の公式戦打率3割9分、チーム最多の10打点を挙げたポイントゲッター。竹縄の遠慮のない言葉にも、優しさと信頼がこもる。「しっかり自分の仕事をやってもらいたい。(根本が)出ることでチームの雰囲気も変わる」。練習を見た小林徹監督(57)は「スタメンも可能かと思いますが、あとはトレーナーの客観的な話も聞いてから」と起用に前向き。監督就任以前の2001年夏の甲子園で明豊には5-6で負けた。ダブル主将がそろって、左腕の若杉ら明豊投手陣を攻略して雪辱する。 (小原栄二)

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ