令和時代の新怪物宣言だ。卓球で男子シングルス世界ランキング4位の張本智和(15)=木下グループ=が1日、カタール・オープン(3月31日閉幕)を終え、成田空港に帰国した。新元号が決定したことについて、「平成を代表する野球の松坂大輔選手(中日)のように、自分も令和を代表する選手になりたい」と力強く誓った。
新元号は成田空港到着後にすぐに調べた。「自分の名前の智和の『和』が使われていたので、うれしかったです。令和の時代で現役が終わると思うので、悔いなく卓球人生を終われるようにしたい」と声をはずませた。平成最後の大舞台となる世界選手権(21日開幕、ブダペスト)に向け、「平成はここまで育ててくれた時代だし、感謝して悔いのない試合をしたい」と意気込んだ。
今季最初の国際大会だったカタール・オープンは昨年と同じ8強止まりだったが、「どうしても勝つんだ、という気持ちがプレーに現れ、去年よりも内容のある大会になりました」と振り返った。 (平野梓)