サンドブラスト用の最新マスキングフィルムを使って強力なマスク制作をしましょう

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サンドブラスト用ドライフィルム MS8100⟨間接法用⟩

マスキングフィルムの作成マニュアル

MS8100(エムエスフィルム)を使い、サンドブラスト用のマスクシートの作成についての流れをまとめてみました。
使用の前に重要なことを覚えておいて下さい。
通常の保管は、絶対に「冷蔵庫保管」をするということです。 (チェックpoint)
これはレジストフィルムの基本です。生ものと考えて下さい。
小さな冷蔵庫にも立てて収納すれば大丈夫です。必ずご用意して下さい。
制作時に考慮しなければいけないのが、外の光を遮断しなければいけません。(※重要)
参考として弊社工房の窓と入口の様子からご覧下さい。

通常時の窓 → 遮光カーテンをします

左画像は通常です。
フィルムを扱う時は、右画像のように遮光ロールカーテンをして外の光を遮断致します。
蛍光灯も電球色にしています。
MSは感度に優れていますので気を使いたいところです。

① エムエスフィルムの準備
レジストの準備   保存上の注意

使用する大きさに切り取ったフィルムは → 直ぐに光の当たらない場所に保管します。
デスクマットの下にひいています。
他には本に挟む、机の引出しに入れる等をして対策して下さい。

② MSフィルムと印刷原稿
マスキングフィルムと原稿

薄い方の保護シート(キャリアフィルム)側と原稿を重ね合わせます。
チェックpoint 透明のフィルムは剥がさずに露光

③ 露光 <自動製版機の場合>
バキュームシートをかける

まずしっかりとバキュームをかけて下さい。(スキージ等でしっかり空気を抜く)
バキューム機能で下記のように原稿(トレーシングペーパー)とフィルムが密着します。
バキューム状態
露光に入ります。
露光状態
露光機によっては、上から光線が出る機器と下から出る機器がございます。
光線 → トレーシングペーパー → MSフィルム の順です。
お使いの露光機によって照射秒数は変わりますのでベストな露光時間を見つけて下さい。
露光に入る前に必ず通電させて機器をウォームアップさせて下さい。
※ バキューム機能が無い露光機の場合は出来るだけ印刷原稿とMSフィルムが密着するように工夫をして下さい。(ゴムシートで抑え込む等・・)

④ 露光後のチェック

上手くMSフィルムに露光出来たかの確認です。
上記のように露光された部分との違いがわかります。(露光された部分の色が濃くなります)

⑤透明保護フィルムを剥がす
フィルム剥がし

ここで薄いフィルムを剥がします。(※ 露光後)
保護フィルムの厚みは25μmと75μmとなってますので簡単に薄い方がわかります。
両面テープを机に貼り付けて作業すると便利です。
これまでのフィルムと違い、空気が入らずに剥がせることができます。
無駄が少なく使えるところが新しいサンドブラスト用MSフィルムの特徴の一つです。
この露光後にフィルムを剥がすことによって最高のブラストマスクとなるのです。
後程この点については説明させて頂きますね。
この後、次のページで洗浄から仕上げにはいります。
下記から説明させて頂きます。

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